趣味でつながる、仲間ができる、大人世代のSNS、趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)

よくあるご質問

これからロードバイクを始める人へ :フレームの素材③

ロードバイクで最も大切なのはフレームです。
フレームの素材にはカーボン、アルミ、クロモリがあります。

■カーボンフレーム
現在のフレーム素材の中で最もハイスペックな素材。カーボンフレームの最大の特徴は、軽いということ。軽量に仕上がり、それでいて振動吸収性の良さが特徴。

☆メリット⇒軽量、振動吸収性、溶接痕がない
★デメリット⇒扱いが悪いとフレームが割れることもあり。ほかの素材よりも高額。

10万円台後半から買えるが、一般的には安価なモデルほど剛性が低めで振動吸収性は良いが、走りがややまったりする。高いモデルほど振動吸収性と剛性が高く、キビキビした走りと乗り心地を両立していることが多い。

■アルミフレーム
・クロモリよりは軽量であるものの、カーボンよりは重い。
・振動吸収性は高くない。剛性が高く、キビキビした走りをするものが多い。
・雑な扱いでもカーボンよりはフレーム破損のリスクが少ない。
・8万円台から買える。
・レアメタルであるスカンジウムを配合したスカンジウムフレームもあり。

☆メリット⇒安価で手に入る。カーボンより雑な扱いでも破損リスクが少ない。
★デメリット⇒振動吸収性はあまりよくなく、ダイレクトに振動が伝わる。
※最近では軽量アルミフレームの車種も存在し、カーボンに勝るとも劣らないレベルのフレームもあります。

■クロモリフレーム
一昔前に主流だったフレーム素材。他のフレーム素材とは違い細いパイプなため、独特のシルエットに。 細いフレームが好みの人は、あえてオールドパーツで組み上げて審美性を求める人もいる。ほかのフレーム素材よりも圧倒的に重い。

☆メリット⇒独特のシナリがある。フレームの破損があっても修理することも可能。         
      スタイルが良いので見た目で選ぶ人もおられます。
★デメリット⇒フレームの製法、構造、肉厚にもよりますが重い。
       ほかの金属素材よりも錆びやすい。

■予算と好みからまずはフレーム素材を決める
クロモリの見た目が好きな人はクロモリフレームであっさりと決まります。
カーボンなのかアルミなのかについてですが、ここは難しいところです。
20万以下の予算であれば、カーボンフレーム自体がほとんどありませんので必然的にアルミフレームになります。

予算が20万以上であれば、アルミフレームの中でも『軽量アルミ』と呼ばれるハイスペックなアルミフレームでもいいでしょうし、カーボンフレームも買えます。例えば22万くらいの予算でカーボンとアルミを比べた場合、アルミフレームの中ではハイスペック、カーボンフレームの中ではロースペックになることが多いです。

重量的にあまり差がなく、22万のアルミ車はキビキビした走りのモデルが多い一方、22万くらいのカーボン車はキビキビした走りよりも振動吸収性重視のフレームが多いです。予算30万くらいになると、カーボンフレームの場合はミドルグレードのものが買えます。これ以上の価格帯ではカーボンフレームのほうが圧倒的にオススメです。

どちらが優れているとかではなく、好みの問題もあります。なのでどういう走りを目指すのか(レース志向、ツーリング志向など)でも選ぶ選択肢は変わります。
一番わかりやすいのは、試乗車があるお店で実際に乗らせてもらうことです。

予算20万以下 ⇒ アルミフレームしか選択肢がない
予算20万~25万 ⇒ アルミフレーム、カーボンフレーム(お好みで)
予算25万以上 ⇒ カーボンフレームがオススメ

だいたいの目安にしてください。

コメント

コメントはありません。