ちょっと、あなた!いい歳してそんな髪型して恥ずかしいわよ。これは相方が母親に言われていたセリフ。
初めましての方も、また来てくださった方も、こんにちは!
誰かに、言われたことありますか?
いい歳して、そんな事したら恥ずかしい!って。
相方がね、母親の施設に行ったとき、こう言われてるのを見て。
あーそういう事ねって、思ったわけ。
その前に、どんなヘアスタイルだったかというと。
アフロ
な、わけない。
事故や病気でさ、気持ちが沈みがちだからね。
ちょっと気分が変わるように、ツーブロックにパーマ。
ついでに色も明るめにね、床屋じゃなくて、美容室でね。
たまにはね、ちょっと奮発してね。
いつもと違うヘアスタイルにチャレンジ!
いや、これがなかなか良い!
ブサメンはブサメンでも、手入れが行き届いたブサメン。
もちろん、オトコは中身だよ。
だからって眉毛ボーボー、鼻毛ボーボーでいいわけない。
清潔感が大事ですからね。
私に褒められて、すっかりご機嫌な相方と、久しぶりに母親の施設へ。
相方が入院してたから、ご無沙汰してました。
お義母さんは相方を見て、開口一番
ちょっと!あなた、いい歳して恥ずかしいわよ、その髪型!
と、わりと強めに言い放った。
あー、そういう事か。
小さい時からそうやって育ててきたんだろうな。
一体、誰に対して恥ずかしいって言ってるんだろう?
何日か前に、似たような光景を電車の駅で見かけたのを思い出してね。
小さな男の子がね、眠くなったんだと思うんだけど。
抱っこして!抱っこ!とお母さんにせがんでた。
すると一緒にいたお婆ちゃんが
あら、もうお兄ちゃんになるのに恥ずかしいわよー
こういうことを笑顔で言ってくるよね。
諭すようにさ。もっともらしく、納得させるような感じでさ。
たぶん、見た目にはわからなかったけど、お母さんのお腹には二人目がいたのかも。
だから、お兄ちゃんになるのにって言ってんだろうけど。
恥をかくことになるから、そんなことやっちゃいけないって。
誰かがそう思って見てるから、やめとけって。
「恥ずかしい」には、そういう意味が含まれてるんでしょ?
恥ずかしいって言われた男の子は、小さく周りを見回してたよ。
もう、それって明らかに周りの目を気にする子になってしまうじゃない。
誰かが自分のことを批判してるんじゃないかって。
いいじゃない、3歳でも4歳でも5歳でも抱っこしてあげて。
甘えたいときに、甘えさせてやれよ。
うぜぇんだよ、ババア!という目をして、私はそのお婆ちゃんを
見てないよ。うん、見てない。
で、私が小さい頃にうちのお婆ちゃんからもよく言われたよ。
そんな事したら笑われるよ、とかね。
私、なんでなんで小僧だったからさ。
なんでどうして?ってしつこく聞いてくる子供ね。
え?誰に笑われるの?
ってお婆ちゃんに言ったら
世間様に
え?世間様ってどこに住んでるの?
世間様って、神様の友達なの?
世間様って、会えるの?
と、質問攻めにしてたらしい。
もー、やだ、こんな子供!ってなるよね。
そんなわけで、相方が母親に「恥ずかしい」と言われてるのを見て、ついつい小僧が顔を出しそうになったけども。
そこは、もう私、オトナなんだし。
お義母さん!私がお願いしてやってもらった髪型なんですよ~
と、いっておいた。
恥ずかしいとか、笑われるとか、意味わかんない言葉で思い通りにしようとするんじゃねーよ。
いつだって、どんなときだって、褒めたことなんて1度もないじゃないか。
もっと認めてほしかったんだよ。子供の頃は家族が子供の世界なんだから。
お母さんが1番スキだったのに、どうしてもっと甘えさせてあげなかったんだよ。
どうして一緒に寝るくらいのこと、してあげなかったんだよ。
どうして、いまだに否定から入るんだよ。
なんで?どうして?
小僧が喉から出てきそうになるのを我慢するのが、大変だった。
今さら、そんな質問されてもね。
私がただ、言いたいだけなんだよね。
ここまで、お付き合いくださってありがとう!
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