いまいちど

子育てパパの雑記ブログ

「怒るは無駄の塊」であることを子育てと社会から学ぶ

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我が家の長女と長男にはなくて、次女だけに装備されているものがある。


それは父に攻撃的な面


要するに僕に対して長男長女は控えめなんです。逆らうことが出来ないと言うか本音が言えないというか。オープンじゃない感じ?

母には相談できるけど父にはできない。てか、僕自身も昔そうだったなぁって思いました。何かあれば母の方に話すし父がいる時は本音で話しにくい空気になる。


意外とありがちなパターンだと思うんだけど、どうだろうか。


まぁでも、我が家で例えれば次女だけは僕に壁がないようでドストレートに発言してくる。「早く寝なさいよー」って言えば「お前もな!」ぐらいの勢いで返す度胸も備わっている。


姉妹や兄弟で差が出てくるのは、育て方の違いによるものなんですよね。

 

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育て方の違いは態度の違い


物語るのは、上2人は父に逆らうことはできないけど次女は逆らえるというもの。もちろん生まれ持っての性格ということも考えられるんだけど、妻には八つ当たりが出来れば反抗もできる。


考えてみれば2人が産まれた頃の僕は、怒ることも必要だと考えていた。

優しいだけではダメ。子供になめられる。親としては怒ることも必要。」こんな言葉を貰って、なるほどと思ってしまったのがそもそもの始まりかも。

怒りたくなくても必要があれば怒るようにした。子供の為に怒っていると理由があったために、しつけ程度と捉えてしまった。


あの時もらったセリフは言葉足らずだよなぁと、後々気付く。優しい人がなめられるわけでもなければ、怒ることを重要視するのもおかしい。


次第に怒ることもなくなり
そこで誕生したのが次女。


自然と上2人とは違う子育てになった。意識はしてないけれど経験する中で勝手に子育てのあり方は変わるもの。かなり自由にすくすくと成長したのが次女である。



上2人と次女の育て方の違い。

怒ったか怒ってないか。言葉にすればたったこれだけのこと。しかしそれはあまりにも大きなことに繋がります。

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「怒る」は無駄である


この世に「怒る」ことは必要あるのかな?そう思うほどに今では無駄だと考えています。

父が怖いと認識すればきっと、怒らせないようにと考えますよね。怒れば怒るほどそれは大きくなって、まるで割れ物に触るかのように接し方が変わっていく。

こうしたら怒られるのかなー?
これ言ったら怒られるかなー?と

次第に本当のことを言えなくなる。

 

仕事でも同じこと

 子育てのみではなく仕事も同じ。

  • 怒られて成長するタイプ
  • 褒められて成長するタイプ。

人を育てる上でその人がどちらのタイプに属するのか、見極めが必要だよ。」

こんなこと言われたことがあったなぁと。


いやいや、怒られて育つタイプなど果たしているのでしょうか?怒られて、ハッと気付いて方向性を正す。これを怒られて成長するタイプと決めつけ、ムチを振るい続け、成長したからと自分の指導法を絶賛しているのなら勘違いも甚だしいと思う。

怒られて成長する人などいない
一体何を得るのでしょうか。

  • 怒られないように嘘をつくスキル
  • 人の機嫌を伺うスキル
  • 悪い事でもバレなければ良い

という無駄なものを得る。

もはや頑張ることよりどうすれば怒られずに過ごせるかを模索し始める。怖いのはこうして育った人はその気持ちがわかるであろうに、いつか自分も同じことをするという連鎖。

怒られて育った人は上司に育てられたのではなく、悩んで辞めたくなって、それでも周りに助けられて、なんとか耐え抜いてきた人です。賞賛に値するのは怒った人ではなく、実は陰ながら支えてあげた仲間の方です。

 

褒めると叱るの比率

ライフネット生命会長の出口直治さんの言葉は印象的

1:意欲があってそこそこ賢い人の場合は、怒る必要がない。なぜなら、ひと言「ここが良くないね」と指摘さえすれば、後は自力で矯正できるので、怒る必要がないわけです。そして、もう片方の2:そうでない人の集合に対しても、怒ってはいけない。
なぜ怒られているかを理解できず、怒られている事実だけを恨みに思うからです。つまり2:そうでない人に、怒ってもムダ、なんです。


怒らなくても指摘で理解できる。普通に伝えてくれればわかることを敢えて怒るのは双方にとって無駄。

故に、「怒る人間は、みんなバカ」である。つまり「怒る」という行為は、どんな他人をもポジティブに動かさないというわけです。

引用:日経ビジネス

 

 

アメリカの心理学者マーシャル・ロサダ氏の研究結果では褒めると叱るの比率は3:1を下限とした。良い組織では6:1や9:1とまで言われている。

これ以上にネガティブ要素が強くなれば人は崩れると。しかしながらやはり叱ることも必要不可欠。間違えないでほしいのは怒るではなく叱ること。褒める・叱るをバランス良く取り入れることが最も大事と言える

 

おわりに

 

怒るは無駄の塊」である。

ただこれは相互の関係性に絶対的な差がある場合。故に子育ての親子関係と上司と部下の関係で例えてみました。


コンビニエンスストアで並んでたら横入りされたので怒りました。これとは全然違います。

 

親に対する子の態度の違いは子育ての仕方で大きく影響する。例えで言いましたが実例でして、姉妹の心のOPEN度は違います。

ただそれを良しとする人もいるわけで。一家に1人は怖い人も必要という考え。結婚当初は僕もそう教えられたわけですが、ちょっと古い考えですよね。


子育てで怒ることを無くせば子供の心はより開かれます。会社で怒ることを無くせば環境も生産性も変化します。

怒りは感情からくるもので難しいように思えますが、意識するだけでずいぶん違う結果になります。


おしまい