首相の所信表明演説 各党の反応は

首相の所信表明演説 各党の反応は
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安倍総理大臣は、17日、衆参両院の本会議で所信表明演説を行いました。各党の反応です。
自民党の二階幹事長は、記者団に対し、「安倍総理大臣自身の中で、言いたいことや、実績をアピールしてもよかったことも、あるかもしれないが、あえて抑え気味に淡々と話をし落ち着いていて、非常によかった。われわれの信頼に足る内閣総理大臣としての立派な演説だった。衆議院選挙での多くの支持に全身全霊で応えていかなければならないという決意を新たにし、政策の実現・実行に全力を尽くしていくという姿勢で臨んでいきたい」と述べました。

石破元幹事長は、記者団に対し、「演説の締めくくりに『なんで野党になったのか思いを致さなければならない』とわざわざ入れたのは、国民の支持を失ったことを決して忘れてはいけないと、よく自覚しているのだと思う。野党議員の後ろにいる国民の1人でも多くにわかってもらおうという姿勢で臨むべきだ」と述べました。

自民 二階幹事長「淡々と落ち着いた演説でよかった」

自民党の二階幹事長は、記者団に対し、「安倍総理大臣自身の中で、言いたいことや、実績をアピールしてもよかったことも、あるかもしれないが、あえて抑え気味に淡々と話をし落ち着いていて、非常によかった。われわれの信頼に足る内閣総理大臣としての立派な演説だった。衆議院選挙での多くの支持に全身全霊で応えていかなければならないという決意を新たにし、政策の実現・実行に全力を尽くしていくという姿勢で臨んでいきたい」と述べました。

石破元幹事長は、記者団に対し、「演説の締めくくりに『なんで野党になったのか思いを致さなければならない』とわざわざ入れたのは、国民の支持を失ったことを決して忘れてはいけないと、よく自覚しているのだと思う。野党議員の後ろにいる国民の1人でも多くにわかってもらおうという姿勢で臨むべきだ」と述べました。

民進 大塚代表「わずか15分 内容が極めて薄い」

民進党の大塚代表は、党本部で記者団に対し「衆議院選挙直後の所信表明演説で、国難とも言える課題に直面している総理大臣が、わずか15分足らずの内容が極めて薄い演説を行い、非常に謙虚さに欠けるスタートだ。国民から政権を託されたわけで、内容をしっかり詰めて、十分な時間を取り、これからの施政にどうあたるのかを述べるべきだった」と述べました。

立民 枝野代表「覇気が無く心配」

立憲民主党の枝野代表は、国会内で記者団に対し「自民党は『保守政党だ』と名乗っていたが、いつから『革命政党』になったのか」と述べました。
そのうえで、枝野氏は、今回の演説が文字数にすると、およそ3500字だったことに関連して、「安倍総理大臣は、政権を担うというエネルギーを失っているのではないか。党や意見は違っても、総理大臣として仕事をする以上は、エネルギッシュにやってもらわないと困るので、覇気のない状況を心配している」と述べました。

公明 山口代表「ベースの考え方きちんと語った」

公明党の山口代表は、記者団に対し、「年末までに、政府・与党で、2兆円規模の政策パッケージを作り、来年度の予算編成や税制改正などに取り組んでいくという、ベースになる考え方を、きちんと語っていた。衆議院選挙で、国民から支持を得て、期待を受けたことを、政策に仕上げていくことが大事だ。年明けの通常国会での施政方針演説は、もっと重厚な内容になるだろうと思うので、今回、ことさら長いとか短いとか言う必要はない」と述べました。

希望 玉木代表「非常に短い生活感のない演説」

希望の党の玉木代表は、国会内で記者団に対し、「非常に短く、生活感や土のにおいのしない演説だと感じた。衆議院選挙の直後で、全国の有権者から感じ取った、国民の不安や懸念などを代弁する形で、『こうしていきたい』ということが聞けるのかと思ったが、『なんとしてもこれをやりたい』という思いは感じられなかった」と述べました。

共産 志位委員長「中身なく空疎な演説」

共産党の志位委員長は、記者会見で、「中身がない、空疎な、いやいややっているような演説だった。『森友・加計疑惑』が大きなテーマだが、丁寧に説明すると言いながら、『も』の字も『か』の字もなかった。北朝鮮や少子高齢化の問題は、『国難を突破する』と言葉では語られたが、どう突破するのか、まともな方策は語られなかった」と述べました。

維新 片山共同代表「政策の中身が説明不足」

日本維新の会の片山共同代表は、国会内で記者団に対し、「キャッチフレーズをちりばめて、わかりやすいことはわかりやすいが、北朝鮮問題でも、教育の無償化でも、憲法改正でも、中身を説明できていない。教育の無償化は、われわれも、大きな革新的政策と言っているので、本会議や予算委員会で議論させていただく」と述べました。

自由 玉城幹事長「受けのよい内容を並べただけ」

自由党の玉城幹事長は、国会内で記者団に対し、「森友学園や加計学園の問題に対する丁寧な説明の責任などが何らなく、国民にとって違和感がないような、受けのいい内容を並べたものだった。議場の与党席にも、いつもの熱気はなく、『熱心に支持していく』という反応でもなかった」と述べました。

社民 又市幹事長「議員の心つかむ話なかった」

社民党の又市幹事長は、国会内で記者団に対し、「国会の会期は39日間になったが、ほとんど各党が論議する時間はない。そんな中で、『政策論議を深めて、国民の幸福を追求する』など、空々しいとしか言いようがない。与野党を超えて議員の心をつかむような話はなかった」と述べました。

首相の所信表明演説 各党の反応は

安倍総理大臣は、17日、衆参両院の本会議で所信表明演説を行いました。各党の反応です。

自民 二階幹事長「淡々と落ち着いた演説でよかった」

自民党の二階幹事長は、記者団に対し、「安倍総理大臣自身の中で、言いたいことや、実績をアピールしてもよかったことも、あるかもしれないが、あえて抑え気味に淡々と話をし落ち着いていて、非常によかった。われわれの信頼に足る内閣総理大臣としての立派な演説だった。衆議院選挙での多くの支持に全身全霊で応えていかなければならないという決意を新たにし、政策の実現・実行に全力を尽くしていくという姿勢で臨んでいきたい」と述べました。

石破元幹事長は、記者団に対し、「演説の締めくくりに『なんで野党になったのか思いを致さなければならない』とわざわざ入れたのは、国民の支持を失ったことを決して忘れてはいけないと、よく自覚しているのだと思う。野党議員の後ろにいる国民の1人でも多くにわかってもらおうという姿勢で臨むべきだ」と述べました。

民進 大塚代表「わずか15分 内容が極めて薄い」

民進党の大塚代表は、党本部で記者団に対し「衆議院選挙直後の所信表明演説で、国難とも言える課題に直面している総理大臣が、わずか15分足らずの内容が極めて薄い演説を行い、非常に謙虚さに欠けるスタートだ。国民から政権を託されたわけで、内容をしっかり詰めて、十分な時間を取り、これからの施政にどうあたるのかを述べるべきだった」と述べました。

立民 枝野代表「覇気が無く心配」

立憲民主党の枝野代表は、国会内で記者団に対し「自民党は『保守政党だ』と名乗っていたが、いつから『革命政党』になったのか」と述べました。
そのうえで、枝野氏は、今回の演説が文字数にすると、およそ3500字だったことに関連して、「安倍総理大臣は、政権を担うというエネルギーを失っているのではないか。党や意見は違っても、総理大臣として仕事をする以上は、エネルギッシュにやってもらわないと困るので、覇気のない状況を心配している」と述べました。

公明 山口代表「ベースの考え方きちんと語った」

公明党の山口代表は、記者団に対し、「年末までに、政府・与党で、2兆円規模の政策パッケージを作り、来年度の予算編成や税制改正などに取り組んでいくという、ベースになる考え方を、きちんと語っていた。衆議院選挙で、国民から支持を得て、期待を受けたことを、政策に仕上げていくことが大事だ。年明けの通常国会での施政方針演説は、もっと重厚な内容になるだろうと思うので、今回、ことさら長いとか短いとか言う必要はない」と述べました。

希望 玉木代表「非常に短い生活感のない演説」

希望の党の玉木代表は、国会内で記者団に対し、「非常に短く、生活感や土のにおいのしない演説だと感じた。衆議院選挙の直後で、全国の有権者から感じ取った、国民の不安や懸念などを代弁する形で、『こうしていきたい』ということが聞けるのかと思ったが、『なんとしてもこれをやりたい』という思いは感じられなかった」と述べました。

共産 志位委員長「中身なく空疎な演説」

共産党の志位委員長は、記者会見で、「中身がない、空疎な、いやいややっているような演説だった。『森友・加計疑惑』が大きなテーマだが、丁寧に説明すると言いながら、『も』の字も『か』の字もなかった。北朝鮮や少子高齢化の問題は、『国難を突破する』と言葉では語られたが、どう突破するのか、まともな方策は語られなかった」と述べました。

維新 片山共同代表「政策の中身が説明不足」

日本維新の会の片山共同代表は、国会内で記者団に対し、「キャッチフレーズをちりばめて、わかりやすいことはわかりやすいが、北朝鮮問題でも、教育の無償化でも、憲法改正でも、中身を説明できていない。教育の無償化は、われわれも、大きな革新的政策と言っているので、本会議や予算委員会で議論させていただく」と述べました。

自由 玉城幹事長「受けのよい内容を並べただけ」

自由党の玉城幹事長は、国会内で記者団に対し、「森友学園や加計学園の問題に対する丁寧な説明の責任などが何らなく、国民にとって違和感がないような、受けのいい内容を並べたものだった。議場の与党席にも、いつもの熱気はなく、『熱心に支持していく』という反応でもなかった」と述べました。

社民 又市幹事長「議員の心つかむ話なかった」

社民党の又市幹事長は、国会内で記者団に対し、「国会の会期は39日間になったが、ほとんど各党が論議する時間はない。そんな中で、『政策論議を深めて、国民の幸福を追求する』など、空々しいとしか言いようがない。与野党を超えて議員の心をつかむような話はなかった」と述べました。