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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000021873
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼久-2004-092
事例作成日
(Creation date)
2005/03/08登録日時
(Registration date)
2005年05月27日 02時10分更新日時
(Last update)
2009年12月01日 09時56分
質問
(Question)
北原白秋作詞「ペチカ」の歌詞に「くりやくりやと呼びますペチカ」という一節があるが、「くり」が何を意味するか知りたい。
回答
(Answer)
調査した範囲では明確な意味は判明せず。北原白秋記念館に問い合わせ、以下の回答を得る。「栗や」に関しての解説は見あたらないが、当時の満州では栗を売り歩いていた。また、白秋は「子供の村」収録の「ペチカ」に自ら挿絵を描いているが、その挿絵が「栗屋」であるらしい。これを連絡する。
回答プロセス
(Answering process)
Web上では、「ペチカの燃料として栗を使っていた」「『くり』という名前のお手伝いを呼んでいる」等の情報が散見される。
当館所蔵資料ではそれを裏付ける直接の解釈や解説は見あたらなかった。
発表初期の資料では「栗や栗や」という漢字表記になっているものがあり、女性名とは思われない。
また、燃料として栗の「いが」の販売が行われたという記述は見あたらないが、日本で正月や冬に栗を食べる風習については、『日本大百科全書』『写真でみる日本生活図引 4・5』等に記述がある。
なお、この詩の初出は、『白秋全童謡集』より「満州唱歌集」(大正13年8月31日)と判明する。
北原白秋記念館に問い合わせ、回答蘭の情報を得る。
『白秋全集 26』所収の「子供の村」を確認する。

追記:備考欄コメントにしたがい『教科書にでてくる歌のことば図鑑 6年生の歌』(伊藤海彦 ポプラ社 1990)の県立所蔵を確認する(2009/12/01確認)。
また、調査当時照会した《北原白秋記念館》のWebサイトは以下の通り。
http://www.hakushu.or.jp/  2009/12/01最終確認)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
声楽  (767 9版)
詩歌  (911 9版)
参考資料
(Reference materials)
『白秋全集 26』(岩波書店 1987)
キーワード
(Keywords)
童謡-日本詩
北原 白秋(キタハラ ハクシュウ)
歌詞-語彙
照会先
(Institution or person inquired for advice)
白秋記念館(北原白秋生家保存会 柳川市立歴史民俗資料館)
寄与者
(Contributor)
白秋記念館
備考
(Notes)
香川県立図書館よりコメントをいただく(2009/11/29)。以下、調査情報の本文。

次の情報を見つけたのでコメントします。
・教科書にでてくる歌のことば図鑑 6年生の歌 伊藤海彦/執筆 ポプラ社 1990.4
p.22-25「ペチカ」解説あり。
p.23に次のような説明あり。
 ・「栗や:やき栗を売っている人が呼びかけている声のことです。」、
 ・「鑑賞④ やき栗を売っている声がきこえる。雪の中を、栗、栗はいかが・・・。ペチカのそばでその声をきいている。」
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
言葉
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000021873解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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