「米国が直面する、民主主義の失敗」 ノーベル経済学者ディートン教授夫妻が警鐘

北米
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2017/11/17 1:49
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日本経済新聞 電子版
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 米国で低学歴の白人中年層の死亡率が急上昇している。薬物依存やアルコール中毒、自殺の広がりが原因だ。社会からの疎外感が背景にあり、トランプ政権の誕生にもつながった。この現象を「絶望死」と名づけ、共同研究に取り組むノーベル経済学者のアンガス・ディートン・米プリンストン大学教授と妻のアン・ケース同大教授は「今、米国で起こっているのは民主主義の失敗」と警鐘を鳴らす。

 ――白人中年の死亡増の傾向を明らかに…

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