トットちゃんにディーン・フジオカが河毛博で近藤真彦が森繁久彌(11月17日35話)

テレビ朝日帯ドラマ劇場「トットちゃん!11月17日35話のネタバレ感想です。いや、びっくりです。来週の第8週目の予告でディーン・フジオカさんが出演されているシーンが映し出されて、NHKに徹子が受かった喜びも吹っ飛ぶ衝撃のキャスティング。今の朝ドラ「わろてんか」では、ディーン様ポジションに、高橋一生さんが座って一人孤軍奮闘しておりますが、まさか「あさが来た」の五代様ことおディーン様を持ってくるとは! まさにテレビ朝日の本気度が伝わってきて、近藤真彦マッチが森繁久彌を演じることもムムムと唸る感じ。

で、「トットちゃん」の番組公式サイトをチェックしてみましたが、ディーン・フジオカさんと近藤真彦さんの名前は無し(※11月17日13時時点)。これは明らかに、当日の放送でビックリさせてやろうという魂胆で、ますます盛り上がるNHK朝ドラVSテレ朝帯ドラマの争い。注目していきたいと思います。

ちなみに、ディーン・フジオカさんが誰を演じるのかは分かっておりません。こちらも楽しみであります。

ということで、本日11月17日のトットちゃんですが、NHKの採用試験で最終面接に残った徹子。NHKの面接官が家までやってきて、徹子の芸能界入りに反対する守綱を説得しますが、ダメだ!の一点張り。

そこで朝さんの登場。ベットに横たわる守綱の後ろのある置時計の針は、午後8時30分過ぎを指していて、そこから朝さんが寝物語でアッハンウッフンと守綱を説得したに違いないと妄想しまくりです。

何度も書きますが、午後8時30分にベットに入るわけです。夜は長いのです。徹子の身の振り方を相談しながら守綱と朝は、朝まで………、徹子に弟や妹が出来たことがよく分かり、まさに金曜お昼の大人のドラマであります。

追記
ディーン・フジオカさんは、NHK講師の河毛博という役を演じるそうです。

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●トットちゃん11月17日35話ネタバレ

ついに最終面接の日が来ました。

徹子:5655番黒柳徹子です。よろしくお願いします。

面接官(吉川):黒柳さんって珍しい名字だけどバイオリニストの黒柳守綱さんとは関係あるの?

面接官(大岡):どうしたんです?君らしくないね。

徹子:黒柳守綱は父です。

面接官(大岡):ほう。

面接官(吉川):NHKの試験を受ける事お父さんには相談した?

徹子:してません。

面接官(吉川):どうしてしなかったの?

徹子:だって相談したらそんなみっともない事しちゃいけないって言うに決まってますから…。でも…でも私は父になんと言われようとNHKに入れて頂きたいと思っています。

面接官(吉川):つまりお父さんは反対なんだ。

徹子:反対かどうか聞いてないのでわからないです。でも女性の幸せは結婚だから仕事を持つなんて考えては駄目だって言ってましたし…。

面接官(大岡):もういいですよ。ご苦労さまでした。

徹子:あの…失礼な事を言ってすみませんでした。ここまで残してくださって本当に嬉しかったです。ごきげんよう。



徹子:ただいま…。

市子:おかえりなさい!お嬢様お嬢様!面接どうでした?

徹子:駄目だった…。

市子:やっぱり。

徹子:何よやっぱりって。

市子:だってお嬢様は毎度落ちた落ちた駄目だった!が口癖ですから。

徹子:今度は本当に駄目だったと思う。テレビの仕事はみっともない事だって言っちゃったんだもん…。

市子:みっともない事?

徹子:そう。

市子:なんでそんな事を…。

市子:お…奥様…今日のお買い物はどうしましょうか?

朝:あなたたちは一体何を隠してるの?このところ隠れてこそこそと2人で何を結託してるの?

徹子:それもう終わったの。だからもう聞かないで。イッちゃんも責めないで。

守綱:ただいま。

朝:はい!おかえりなさい。

市子:おかえりなさいませ。

守綱:そこで会ったんだ。NHKの吉川さん。

徹子:あ…。

守綱:まあどうぞ。

朝:いつも主人がお世話になっております。

守綱:家内です。

面接官(吉川):こちらこそ突然お邪魔して申し訳ありません。

守綱:どうぞ。本当に突然どうしたんですか?ああ、娘の徹子です。

面接官(吉川):今朝はどうも。

徹子:失礼な事を言って本当にすみませんでした!

面接官(吉川):今日はお願いがありまして伺いました。
(C)テレビ朝日「トットちゃん!」35話
守綱:お願い?僕にですか?

面接官(吉川):ええ。

朝:イッちゃんお茶を…。

市子:あっはい!

守綱:それよりなんでトット助が吉川さんを知ってるの?

面接官(吉川):黒柳さん、実はお嬢さんをNHKの専属俳優にしたいと思ってるんですよ。今日の午前中最終面接がありましてお父様が反対されていると聞きました。それで急きょなんとかお許し頂けないかとお願いに上がった次第です。

守綱:NHKの専属俳優?それはなんですか?

徹子:パパごめんなさい。パパにもママにも内緒でNHKの試験を受けたの。

朝:隠してたのはその事だったのね。

守綱:何を言ってるんだ?朝。

徹子:私、絵本が上手に読めるお母さんになるにはどうしたらいいのかなって思ってたの。そしたら新聞にNHKの俳優募集が出ててそれで…。

守綱:仕事を持とうと思ったのか?

面接官(吉川):黒柳さんどうかお叱りにならないでください。お嬢さんは五次試験も突破され6000人の中の28人に選ばれたのですから。私も最後の面接官を務めましたがお嬢さんの無垢なる魅力は圧倒的でした。この才能を潰してはならないと思いお願いに上がったのです。

守綱:才能という言葉は響きがいいですが才能ひとつで生きていくのは並大抵の事ではないですよ。

面接官(吉川):それはそうです。そうですけれども優れた才能を埋もれさせてしまうのも罪な事だと思います。
守綱:NHKの方々にとってトット助はちょっと変わった面白い存在かもしれません。でもそれを才能だと言っておだて上げいいように使われるのは親としてはたまりませんね。

朝:あなた…。

市子:失礼します。

面接官(吉川):どうも。

守綱:やっと平和な世の中になったんです。娘には穏やかな暮らしをさせてやりたいのですよ。わざわざ競争の激しい芸能の世界で苦労する必要はない。良き伴侶と共に穏やかな人生を送る。それが人間の最大の幸福です。これはシベリアで生き抜いた僕の実感です。

面接官(吉川):お言葉ですが黒柳さんは日本を代表するバイオリニストで芸術家でいらっしゃる。芸術家は穏やかな人生に浸ってはいられないのではないですか?常に技術も感性も鍛えていなければなりませんから。

守綱:ですからそのような苦しい思いを娘にはさせたくないと言っているんです。

面接官(吉川):でもお嬢さんはおやりになりたいのですよ。

徹子:やってみたい。

守綱:駄目だ。

面接官(吉川):奥様も黒柳さんと同じお考えでしょうか?

朝:私は…徹子のやりたいようにやればいいと思います。

守綱:朝!

朝:だってこの子の人生はこの子のものですもの。

守綱:駄目なものは駄目だ。吉川さんせっかくいらして頂いたのに申し訳ありませんがうちの娘はNHKにはやりません。ご容赦ください。

面接官(吉川):そうですか。では今日のところはお暇しますがどうかもう一度お考えください。君からもよくよくお願いしなさい。

徹子:はい。

面接官(吉川):では失礼致します。


市子:よくわからないんですけどお嬢様は受かったって事ですか?

徹子:うーん…合格通知が来たわけでもないしあんなふうにパパがNHKの人に言っちゃったらもう合格はないと思うけど…。

市子:それでいいんですか?旦那様がなんて言ったって家出してでも俳優になる気はないんですか?

徹子:うーん…わかんない。

市子:私なら家出してでもやりますね。

徹子:あらま。

市子:6000人の中の28人ですよ!?

徹子:あっ…!雪だ!

市子:雪なんかどうでもいいです!



守綱:トット助は諦めただろうな?

朝:さあ…。

守綱:「さあ」とはなんだ?もし納得しないならママが説得しなさい。

朝:あの子はあなたの芸術家の血を引いてるんですよ。あなたの夢や理想そして才能はあの子が引き継いでいくんじゃないでしょうか。

守綱:トット助はバイオリニストではない。

朝:バイオリニストではないけれどあなたが音楽を演奏するその表現者としての心根をあの子はわかってるような気がするんです。青森にいた時に旅の一座の公演を見てきたあの子が言ったんですよ。

回想徹子:今日ね私ね舞台で歌って踊ったの。こんな幸せな気分生まれて初めて。バイオリンを演奏していたパパもこんな気持ちだったのかなあ。


朝:素晴らしい音楽を演奏する幸せ。それを聴く人々の幸せ。その2つの幸せが一体になった時がどんなに素晴らしいかあの子はわかってるんです。
守綱:旅の一座と僕の演奏を一緒にしないでくれ。

朝:旅の一座でも帝都交響楽団でも同じじゃないですか演じる者と見る者の心が一致した時の感動って。あの子は私が産んだ子ですけど私とは違うわ。あなたと同じ選ばれた人なんです。

その晩、町は真っ白に雪化粧しました。でもパパの気持ちは変わりませんでした


咲子:通知来てないわよね?うん。

徹子:でももううちには来ないと思う。

咲子:何言ってんのよ。受かっても落ちても速達で通知するって言ってたじゃない。

徹子:ああ…神様…。シャープさんは落ちたら藤原歌劇団に入ればいいじゃない。

咲子:もう藤原には行きたくなくなったわ。五次試験まで行ったのよ。ここまで来たら受からなきゃ。

徹子:受かったら頑張って!

咲子:ええ。チャックの分も頑張るわ。



郵便配達:黒柳さん速達です。

朝:はい。

守綱:トット助、NHKは諦めたのか?根性がないな。

徹子:えっ…?

朝:徹子さん!NHKからよ!

徹子:えっ!あっ…!

守綱:なんて書いてあるんだ?パパがあんなに言ったのに…NHKはしぶといな。

守綱:いいかトット助。プロの俳優になるという事は好きでもない男と愛を語り合ったりするという事だ。パパはそんなトット助は見たくない。だけど…本当にやりたいならやってみなさい。

徹子:えっ…?

守綱:大勢のお客様にテレビジョンを通じて夢を届けなさい。

徹子:パパ…!

守綱:一生懸命やるんだよ。

朝:よかったわね徹子さん!

徹子:ありがとうパパ。ありがとうママ。ありがとう…ありがとうございます!

守綱:お礼はいい。間違いを起こさないように緊張して仕事に向かうのだよ。

徹子:間違いってなあに?

守綱:それは…ママに聞きなさい。

徹子:間違いって何?

朝:大丈夫よ。志の高い方はみんな紳士ですもの。

市子:ただいま戻りました!

徹子:イッちゃん!これ見て

市子:!わっ…!

徹子:ウフフフ!やったやった!

朝:あなた、ありがとうございました。

※このコラム内の写真は、テレビ朝日「トットちゃん!」公式サイトからの引用になりますので予めご了承お願いいたします。

毎日のネタバレ等はこちらでご確認ください。
ドラマ「トットちゃん!」ネタバレ(現在8週)あらすじ感想を最終回まで。
(C)テレビ朝日帯ドラマ劇場「トットちゃん!
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