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巴川と橋⑤ 萬世橋

橋歩きシリーズもいよいよ折り返しです。書き忘れていましたがゴールは稚児橋で全9回予定。 今回も薄っぺらい知識を秋空の美しさで誤魔化します。

前回はこちら。

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真っ直ぐ住宅街の川沿いを進みます。

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八千代橋ともすぐ隣です

萬世橋

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萬世橋 正面から

上(かみ)一丁目と万世(まんせい)町を繋ぐ古い石橋。完工は1897年。現在の橋は1935年に架け替えられています。町名はまんせいですが、漢字の違う萬世はよろづよと読みます。

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親柱にひらがなで書いてあります

『石橋を叩いて渡る』のことわざの挿絵にできそうなくらいのThe石橋ですが、実際5年に一度行われる点検では、ハンマーで橋を叩くことで、ヒビなどがないか調査するそうで、まさに渡れる橋を維持するために石橋を叩いてるのでした。

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八千代橋の方向

1998年に八千代橋ができるまでは隣が富士見橋だったわけで、間隔的には港橋-富士見橋と富士見橋-萬世橋は同じくらいです。

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記念碑

石橋なので特筆する内容はもうないのですが、橋の傍に記念碑が設置されています。

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看板

明治中期は清水の町中と向島(当時、いまの港界隈は町と分離した島になっており、むこうじまと呼ばれていました)を繋ぐ橋は港橋と富士見橋しかなく、上一丁目の住人が不便に感じ、町長に橋を架けるよう陳情したそうです。

その頃、東海道鉄道が開通し清水の町と向島江尻の町の交流・交通も盛んになっていたことから、町長は県の補助を受け、町を繋ぐ新道として橋を建てさせました。

町内の人は喜び、町長の功労を称え、町長の名前『望月萬太郎』から萬の文字を取って『萬世橋』の名前を命名、翌年にこの碑を建てたそうです。

その後、両町を繋ぐ萬世橋を含めた一帯は『しんみち』と呼ばれ、清水の町と江尻の町を結ぶ要所となり、清水氏誕生のきっかけとなったとも言われています。

意外にも重要な歴史を持つ橋なわけですね。他の橋には看板がないので、橋の意味が紹介されているのはありがたいです。

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進行方向

次の橋『千歳橋』も見えていますが、そこそこ離れています。再開発地域に入ってくるのでマンションビルも見えてきましたね。

 

橋名 萬世橋(よろづよばし)
完工年 1897年
地図

GoogleMapにはなぜか万世橋で登録されていますね。

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少し曲がった道を進みます

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振り返ると正面から萬世橋の全景が撮れます

大事な歴史のある橋でしたがデザインに触れる部分が少ないので文章も少なく...!次は大きな橋の紹介ですのでご勘弁くださいζζ