くるくる!クルマ業界裏話

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車の買い替え・乗り換えタインミングや時期はいつがベスト?サイクルはどれくらい?

くるまるです。

 

今乗っている車の買い替え時期、乗り換え時期に来ているかどうかというのは皆さん気になるところですよね?

  • 新型車が出たりモデルチェンジした時が乗り換える。
  • 中古車として価格がつく間に売ってしまう。
  • 2回目の車検が切れる前に乗り換える。
  • 5年、10年乗ったら乗り換える。
  • 10万キロ超えたら乗り換える。
  • 動かなくなるまで、壊れるまで乗りつぶす。

色々な考え方があると思います。

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>>本当の車買取り価格を知らずに『下取り』で損してない?

 

車の買い替えサイクル平均は?

参考までに一般社団法人日本自動車工業会が2016年4月に発表した2015年度乗用車市場動向調査の概要によりますと、

現保有車の購入のきっかけは「手放した車が一定基準に達した(車検時期が来たり、走行距離が一定に達した等)」等、前保有車の経年変化が上位。 前保有車の保有期間は6.9 年 前保有新車では7.5 年 10 年超の長期保有者が25%を占める。 今後の買い替え・保有意向は、「買い替える時期は未定」が6割台。 「5年以内買い替え予定」は2割に止まる。 現保有車の保有予定期間は新車で7 年超が約7割。

上記にあげた自分独自のルールに従って、だいたい7年前後で乗り換えるというのが平均のサイクルみたいですね。  

 

壊れるまで乗りつぶすのは本当にお得か?

 新車の場合、一部の車種を除いて乗り始めた瞬間から大きく買取価格が下がってしまうので、壊れて動かなくなるまで乗りつぶすのが一番コスト面では有利と言われています。

車はきちんと整備さえしていれば10年や15年、走行距離で10万キロ、20万キロぐらいは余裕で走ってくれます。

但し、故障するのはエンジンだけとは限りません。

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ある程度新車から年数を重ねていくと、サスペンションのダンパーやドライブシャフトのシャフトブーツと行った足回りのゴムパッキンやゴムカバーが劣化してきてオイルが漏れたリ、ワイパーやパワーウィンド、集中ドアロックといった電気モーターの寿命が来て、一式を交換する必要も出てきます。

なので、走りはするものの、そういった部品の交換で10万円以上の出費が重なり、嫌気がさして売却してしまう人も少なくないようです。

 

また、政府は環境性能に優れたクルマへの乗り換えを推進させるために『低年式車』に対して自動車税と自動車重量税の増税を始めています。

自動車税は、環境負荷が大きく、自動車税が重くなる(重課)のは、 新車登録してから以下の年数が経過した自動車です。

  • ガソリン車やLPG車:4月1日現在、13年を経過したもの
  • ディーゼル車:4月1日現在、11年を経過したもの

自動車税が重くなるの割合は、従来は10%重課でしたが、 税制改正により平成27年4月から15%重課に変更されています。

1.5L超~2.0L以下の車の場合ですと、自動車税は¥39,500/1年ですが、 13年以上経過したガソリン車の場合¥45,400/1年となります。

さらに車検ごとに収めている自動車重量税も13年経過車両については重課されていましたが、平成28年4月以降の車検からはさらに金額が引き上げられています。

こうした理由から、新車登録から13年以上たった車では税金が高くなりますし、今の車と13年前の車では燃費が驚くほど違う車も出てきており、ランニングコストを考えれば乗りつぶすのが最良の方法とは言えなくなってきているのが実情です。

 

5年で乗り換えはディーラーが都合の良い基準

2回目の車検が来る前、つまり新車購入後5年目で乗り換えるという人もけっこういます。

しかし実は5年というサイクルは自動車ディーラーが都合の良いようにセールスをしている裏事情があります。

 自動車ディーラーは新車を売るのが商売ですから、お客様にはどんどん乗り換えてもらうのが理想的です。

ところが前述した通り自動車の性能は上がり、なかなか壊れたりはしてくれません。

そこで、自動車ディーラーの下取り査定基準ではどの車でもだいたい5年で約半分、10年で買取査定額ゼロという計算方法がされています。

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平均の7年目は乗り換え時期か?

乗り換えサイクルの平均である7年目と言えば新車なら3回目の車検を迎えるころです。

7年目になるとタイヤ交換やブレーキパッドの交換やその他劣化したゴムパッキンの交換などが出てくるころです。

中古車でも購入から6年になりますから、同じくタイヤなどの消耗品に加えて新車以上の劣化部品交換の費用がかかることが考えられます。

特にタイヤ交換となると18インチ以上の大口径タイヤを装着したSUVやスポーツ車種などは部品代だけでも数十万円かかることもあります。

こうした高額費用になってしまうような車検を受けたとしても、その後車にトラブルが発生するかしないかは別問題です。

特に中古車の場合はそれまで壊れていなかったところが突然壊れてしまう事もあります。 (バッテリーやモーター類など電気系が突然壊れることが多いです。)

こうしたことから考えると、乗り換え平均の7年というのは

  • 車検の見積金額を聞いて新しい車への乗り換えを考えた人
  • 車検は通したものの、後から費用の掛かる修理がかさんだ人

が多いからという考え方もできます。

 

車検の前に売るのが得か?車検を通して売るのが得か?

結論から言えば車検の前に売ってしまう方が得です。

車検に20万円かかったとしても、査定額が20万円上がるわけではありません。

車検には工賃や代行費用など、車の価値に直結するような費用ばかりではありませんから、多少、査定額に車検分の上乗せがある程度です。

という事はやはり 車検を通す前に売ってしまう方が得と考えるのが良いでしょう。

 

次の車検までの2年ぐらいは乗れるかな?が実は売り時

だいたい、車検を通すか乗り換えをするかで悩んだ時に頭に思い浮かぶのは 「もう2年ぐらい乗れるだろう」 という自分の言葉です。 この「もう2年ぐらい乗れる」には

  • 見た目もまだ古さを感じないからもう2年ぐらい乗れる
  • これまでもノートラブルだったからもう2年ぐらいはもつはず
  • 2年ぐらいでは買取査定額は落ちないはず

こういった想いが込められていると思います。   実は世の中の大半の人もあなたの車のことをそう考えています。 ただ、買い手の心理としては

  • 見た目が古臭い車にわざわざ高いお金を出して乗りたいとは思わない
  • 故障が目立ってきた車に高いお金を出してもまた修理代がかかるだろう
  • 2年も経ってるんだからきっと安く買えるだろう

こう思うはずです。

そうです。すべて買取価格の引き下げに理由に関わってしまうのです。

なので、あなたが 「もう少し乗っていたいな」 「まだ2年は大丈夫かな」 と考えている頃が実は、車をお得に乗り換えるピークと言えるのです。  

 

まとめ

車を乗り換えるサイクルは平均約7年。

壊れるまで乗りつぶすのはランニングコストが高くなるため良いとは言い切れない。

5年で乗り換えという考えはディーラーの買い替え促進の考え。

3回目の車検を通すか乗り換えるかで悩んだら乗り換える方が良い。

「あと2年ぐらいは乗れる」が売り時。

 

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