青色のチェックマークで示される認証バッジを付与するプロセスの見直しを進めているTwitterは米国時間11月15日、同社が定めたルールに違反しているとみなされるアカウントから認証バッジを取り消す運用を開始した。
Twitterは以前から、注目度の高いアカウントが、本人または公式であることを確認するためにこのバッジを付与してきた。こうしたアカウントには通常、エンターテインメント、政治、ビジネス、スポーツ、メディア界の著名人や組織のアカウントが含まれている。しかし最近、このバッジが、そうしたアカウントをTwitterが支持している証と捉えられていることがTwitterの懸念材料となっていた。
Twitterは15日、「認証は長い間、支持としてみなされてきた」とツイートした。「認証アカウントを当社のサービス上で視覚的に目立つようにしていたことで、その認識が広まってしまった。もっと以前から対処するべきだったが、優先するべきこの作業を優先的に行っていなかった」(Twitter)
Twitterは同日、白人至上主義者に関連する2件のアカウントのバッジを取り消した。白人国家を提唱するRichard Spencer氏と、バージニア州シャーロッツビルで「Unite the Right」集会を主催したJason Kessler氏が、15日午後に認証バッジを失った。8月にシャーロットビルで開かれたこの集会は、白人至上主義者と反対者が衝突して1人が死亡、数十人が負傷するという暴力事件に発展した。
Twitterは先週、Kessler氏のアカウントに認証バッジを付与していたことで広く怒りを買った後、認証プロセスを一時停止していた。
認証バッジの取り消しと並行して、Twitterは一時停止している認証プロセスに関する最新情報を一連のツイートで発信した。Twitterは、新しい本人確認および認証プログラムに取り組んでおり、新しい認証リクエストの受け付けはまだ行っていないと述べた。
最高経営責任者(CEO)であるJack Dorsey氏は9日、認証の仕組みに問題があることをツイートで認めていた。
Twitterのルールによると、憎悪、暴力行為、嫌がらせを助長したり、残酷な画像を投稿したりすると認証アカウントのステータスが取り消される可能性があるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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