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ムガベ大統領、退陣を拒否 ジンバブエ首都で軍将校と会合
2017年11月17日 5:41 発信地:ハラレ/ジンバブエ
【11月17日 AFP】ジンバブエで起きた政変で、軍によって実権を剥奪されたロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領(93)は16日、首都ハラレで開かれた軍将校らとの会合で辞任を拒否した。軍幹部関係者がAFPの取材に明らかにした。
ジンバブエでは15日、軍が主要道路を封鎖し、国営テレビ局を占拠した上で、世界最高齢の国家元首であるムガベ大統領を軟禁下に置いた。
協議は大統領公邸で行われ、ムガベ氏は軟禁場所の私邸から車で移送された。同氏はまた、同国入りした南部アフリカ開発共同体(SADC)の特使らとも会合を開いた。軍幹部関係者は、大統領による辞任の拒否は「時間稼ぎ」との見解を示している。
ジンバブエでは、1980年の英国からの独立以降続いてきたムガベ政権に対して軍が実力行使に出たことを受け、衝撃が広がっている。ムガベ大統領は辞任を拒否しているものの、人々の注目は、誰が今後の政権移行を担うのかに移っている。(c)AFP/Susan NJANJI