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日本準拠法に関する AWS カスタマーアグリーメントの変更: AWS Artifact

–この記事はAWS セキュリティ・アシュアランス本部の寄稿です–

2016年12月に AWS Artifact のサービスが開始され監査レポート等コンプライアンスに関する重要な情報を提供してきましたが、2017年11月より同サービスにおいて、日本のお客様に向けて「日本準拠法に関する AWS カスタマーアグリーメント変更契約」の手続きが可能な新機能の提供を開始しました。これにより、AWS Artifact を通じて日本準拠法に関する AWS カスタマーアグリーメント変更契約をリアルタイムに締結または終了することが可能となっています。

日本準拠法に関する AWS カスタマーアグリーメント変更契約とは、現在お客様がご利用中の AWS アカウントに適用されている、 AWS カスタマーアグリーメントの準拠法および管轄裁判所を変更する契約を指します。この契約を有効にすることで、 AWS カスタマーアグリーメントの準拠法を日本法に変更し、更に、同契約に関するあらゆる紛争に関する第一審裁判所を東京地方裁判所に変更することができます。

従来、AWSカスタマーアグリーメントの準拠法および管轄裁判所を変更する際に、その都度、書面で契約を締結して頂く必要がありましたが、AWSアカウントのマネジメントコンソールからお客様ご自身で受諾(有効に)することで、お客様の手間を省略することが可能となっています。

AWSでは今後も日本のお客様の声に耳を傾け、サービスの拡充に努めていきます。

【AWS Artifactの操作方法】

AWS Artifactを使用した日本準拠法に関するAWSカスタマーアグリーメントの変更方法、操作方法については下記のリンクから動画をご参照ください。より詳細なAWS Artifactの情報については以下のartifactのページをご参照ください。

https://aws.amazon.com/jp/artifact/

 

【留意事項】

  •  日本準拠法に関する AWS カスタマーアグリーメントは、請求連絡先アドレスが日本国内にあるアカウントに対してのみ提供されるものです。
  • 複数のアカウントをお持ちのお客様の場合、アカウント毎に有効にして頂く必要があります。
  • 既に個別に書面でカスタマーアグリーメントの準拠法および裁判管轄を変更する契約を取り交わしているお客様については、再度締結いただく必要はございません。

その他の詳細については下記のページをご参照ください。

https://aws.amazon.com/jp/artifact/faq/

 

– AWS セキュリティ・アシュアランス本部