挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
レジェンド 作者:神無月 紅

レーブルリナ国

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
1552/1552

1552話

「あそこにある階段、どう思う?」

 倉庫の中にあった干し肉やドライフルーツのような、日持ちのする食べ物を手当たり次第にミスティリングに収納したレイ達は、そのまま地下施設の通路を進んでいった。
 そうして地下施設の通路を進んでいたレイ達だったが、やがて視線の先に下りの階段が姿を現したのだ。
 勿論この状況でいきなり姿を現したのだから、それが本物である……という確証はない。
 だが、それでも……やはり、罠でも何でもなく下に続いているのではないかと思うのは、当然だろう。

「他に下に向かう階段とかそういうのがない以上、多分間違いないとは思うけど。ああ。勿論他に階段の類があるかどうかと言われれば、隠し通路ならぬ隠し階段みたいな形であるとは思うけど」

 そう言いながら、レイは男から聞き出した情報を思い出していた。
 地下二階には、巨人を妊娠している娼婦が。そして地下三階には巨人を産む為の施設があるのだという話を。
 もしそれが事実である場合、出来れば早い内にその施設には行っておきたい。

(感傷……だな)

 自分の持つ力では、巨人を妊娠した娼婦を助けることは出来ない。
 そうと分かってはいても、レイの中には強い不満があった。
 自分の住んでいた村や街から強引に連れて来られ、奴隷の首輪で意思すら変えられて娼婦をやらされ、それで巨人を妊娠して、産めば死ぬ。
 レイは自分が決して正義のヒーローなどというものではないことは理解している。
 それは、レイの今までの行動が証明しているだろう。
 敵対した貴族の手足を斬り飛ばし、盗賊に襲われるのではなく、逆に盗賊を襲って溜め込んでいたお宝を奪い……と、とてもではないが正義の味方と呼ぶことは出来ないのは、誰の目から見ても明らかだった。
 それでも……レイの中に強烈な怒りが湧き上がるのは、止めようがない。

「隠し階段があるとすれば、それこそ他の部屋とかも全部調べる必要があるけど……間違いなく時間が掛かるわよ?」

 マリーナの言葉は、決して間違っていない。
 分かりやすい場所に隠し階段がある筈がなく、そうである以上、それがどこにあるのかを調べるのに時間が掛かるのは当然だった。
 ましてや、その手の専門家のビューネは戦闘に特化した盗賊だ。
 隠し階段を見つけることが出来るかどうかは……はっきりとは分からない。
 自分達はこの地下施設に奇襲を仕掛けているのだと理解しているだけに、ここであまり多くの時間を取りたくないと考えたのも、当然だろう。

「ん」

 ビューネも自分の実力はきちんと理解している為か、マリーナの言葉に異論を唱えたりはしない。
 まだ小さいビューネだが、その辺りの判断を的確に出来るのは高い判断力を持っている証だろう。
 伊達に、もっと小さい……いや、幼い時から一人でダンジョンに挑んでいた訳ではないということか。
 そんなビューネの顔に一瞬だけ悔しそうな色が浮かんだのは、それこそ付き合いの長いヴィヘラだけが気が付いたことだった。

「なら、やっぱりこれを進むしかないな。……行くぞ」

 レイの言葉に全員が頷き、そのまま階段を降りていく。
 地下に作った施設の床が抜けないようにか、階段はかなり長い。
 真っ直ぐ下に向かって続いているその階段を、特に何の問題もなく半ば程まで進み……やがて不意に、階段の段差が消えてただの坂道に変わる。
 これが、まだ降りたばかりの時であれば、すぐに地下一階に戻ることが出来ただろう。
 だが、既にレイ達は階段を半ば程まで降りている。
 幾ら何か罠があるかもしれないと警戒はしていても、いきなり段差が消えて階段が坂道になるなどというのは、完全に予想外だった筈だ。
 地下二階までは、まだ十m近い距離がある。
 地下施設を陥没させない為にも、地下の一階ずつは相当に厚く作る必要があり、そうなれば当然のように下の階に移動する階段も長くなる。
 それを利用し、このままレイ達を地下二階に転がるようにして落とし、少しでも被害を与えたい。出来ればこの罠で殺したいというのがジャーヤの狙いなのだろう。
 ただ……その考えは、甘いとしかいえなかった。

(俺達が階段の半ばくらいまで来たのを、見計らったかのように罠を発動した。となると、もしかしてこの罠を動かした奴は俺達のことが見えてるのか? 監視カメラ……いや、それに近いマジックアイテムとかなら、あってもおかしくはないか)

 坂道になった瞬間、レイは半ば反射的に階段から飛び降りていた。
 ……普通であれば、十mの高さから飛び降りれば怪我の一つもするだろう。着地に失敗すれば、命を失うといったことにすらなる可能性がある。
 だが、それはあくまでも普通であればの話であって、レイを普通に分類するのは色々な意味で間違っていた。
 そもそも、罠があると疑いながら階段を降りていたのだから、いざという時の行動に躊躇いが出る筈もない。
 空中でスレイプニルの靴を発動すると、そのまま空気を幾つか踏んで足場にしながら地下二階に降りていく。
 罠があると予想していただけに、レイは一切混乱の類もなく、それどころか周囲の様子を確認するだけの余裕すらあった。
 エレーナはレイと同じくスレイプニルの靴を発動し、空中を足場に変えながら地下二階に向けて落下している。
 マリーナは風の精霊により、滑空と呼ぶべき速度で地下二階に落下していた。
 ヴィヘラは片手でビューネを掴み、空中で体勢を整えながら落下していた。

(そのまま落下してるのはヴィヘラだが、あの様子だと問題ないな)

 元々非常に高い身体能力を持っていたヴィヘラだったが、今はそこに更にアンブリスを吸収した影響で、より高い身体能力を持っている。
 ましてやヴィヘラは格闘を武器としているだけあって、身体を動かすということそのものが得意だ。
 この程度の高さから落ちても、全く何の問題もないのだろう。
 尚、羽根のあるイエロにとっては、この程度は全く何の問題もない。
 結果として、全員が特に怪我らしい怪我もなく地下二階の床に着地することに成功する。

「まさか、階段をこんな風に罠にするとは、ちょっと驚いたわね」

 自由落下しながらだった為、最初に地下二階に到着したヴィヘラが、ビューネを下ろしながら呟く。
 その言葉に、レイも改めて階段に視線を向けると、そこでは既に消えていた段差が元に戻り、再び階段と呼ぶに相応しい代物になっていた。

「そうだな。……まぁ、結局誰も怪我をしなかった訳だが。この階段の様子を見る限りだと、かなり大掛かりな罠だったと思うんだが……悔しいだろうな」

 悔しいだろうなと言っているレイだったが、その口元には笑みが浮かぶ。
 自分達をこの程度で殺せると思ったジャーヤの者達の浅知恵を笑っているのか、それともこれだけの罠だけに結構な手間が掛かっているだろうに、レイ達を殺すどころか傷一つ付けることが出来ずに悔しがっているだろう相手を想像しているのか。
 ともあれ、レイの口には笑みが浮かんでいた。

「……レイ、ちょっとその笑みは……」

 そんなレイの様子を見ていたマリーナが、どこか言いづらそうに声を掛ける。

「うん? どうかしたか?」
「いえ、レイがそれでいいんなら、私は別に構わないけどね。レイはレイだし」

 結局それ以上は何も口に出せず、マリーナは改めて周囲を見回す。
 地下二階には妊娠している娼婦達がいるという話を上で聞いていたのだが、マリーナの目から見ても地下一階とそう差があるようには見えなかった。
 いや、通路と扉があるのは地下一階と同じなのだが、扉の数が極端に少なく、それでいて扉がかなり大きな両開きの物となっている点では、大きく違う。
 そんな扉を見ながら、最初に口を開いたのはヴィヘラだった。

「どぅする? まずはあの扉を開けてみる? 罠とかありそうだけど」
「……あれだけ大きな扉だしな」

 エレーナがヴィヘラの言葉に返すが、二人の意見にはレイ達も賛成だった

(横幅二m……いや、三mくらいか? 高さも同じくらいあるし。……何であんなに巨大な扉なのか……巨人?)

 ここが巨人を産む為に妊娠した娼婦達を集めておく場所なのだとすれば、もしかしたら何かのトラブルにより、あの部屋の中で巨人が産まれる可能性もある。
 それが理由なのでは? と、そう思ったのだ。
 勿論、実際に産まれたばかりの巨人が最初から巨人と呼ぶに相応しい身体を持っているのかどうかは、レイにも分からない。
 だが、それでも巨人を産ませるというような無理をしているのであれば、そのようなイレギュラーが起きてもおあしくはない筈だった。

「どうする? 中を覗いてみるか? 何か情報を入手出来るとは限らないけど」
「そうね。……あまり気は進まないけど」

 レイの提案に、マリーナがそう返す。
 気が進まないというのは、他の者達も同様なのだろう。
 それでも、あの扉の中は見ておいた方がいいだろうと判断し、巨大な扉の前まで移動する。

「ビューネ、どう?」
「ん」

 鍵が掛かっているのかとヴィヘラが尋ねるが、ビューネはいつも通りに小さく呟く。

「鍵は掛かってないらしいわ」
「……鍵が掛かってない? 何でだ? 地下一階ではあんなに鍵の掛かっている扉ばかりだったのに。ジャーヤだって、俺達がもうこの地下施設にいるってのは知ってる筈だ」
「でなければ、階段の罠を発動するような真似はしなかっただろうしな」

 レイの言葉に同意するようにエレーナが呟くが、それが分かっているからこそ、何故ここには鍵が掛かっていない? と疑問に思うのは当然だろう、。

「私達に見られてもいいと考えてるとか? とにかく、鍵が掛かってないのなら扉を開けてみるしかないんじゃない?」
「……そうだな。ビューネ、どいてくれ」
「ん」

 マリーナの言葉に、レイは扉の前にいたビューネを退かせると、そのまま扉に手を伸ばす。
 縦横三mの扉だけに、その重量は相当のものだ。
 本来であれば、何人かで協力して開けるのだが……レイにとっては問題ない程度の重量でしかない。

(もしかして鍵を掛けてなかったり、見張りがいなかったりしたのは、この扉なら大丈夫だと思っていたからか?)

 そんな風に思う程度には、扉は重かった。
 中ににるのが妊婦である以上、この扉が開けられることはない。そんな風に思っても不思議ではなかった。
 金属が擦れる音が周囲に響きながら、やがて扉が少しずつ開いていく。
 開いた扉の隙間から漂ってきたのは、レイにとっても初めて嗅ぐ匂いだった。
 特に嫌な臭いという訳ではなく、どこかリラックスするような、そんな匂いだ。
 そんな匂いを嗅ぎながら、やがて扉を完全に開く。
 そうして部屋の中に入ったレイの目の中に入ってきたのは、何人……いや、何十人、もしくは百人を超えるような妊婦の群れだ。
 それでいながら、部屋の中からは殆ど静寂と呼ぶに相応しい光景だ。
 勿論本当の意味で静寂という訳ではない。
 ベッドの上にいる妊婦はそれぞれ意識がないらしこう、微かな呻き声や、中には何か寝言を口にしている者もいる。

「これは……どうなっている?」

 レイの後ろから部屋の中に入ってきたヴィヘラが、部屋の中を見回しながら呟く。
 眠っている……もしくは意識がないだけかもしれないが、とにかくベッドの上にいる妊婦は、誰の目から見ても異常に感じられた。

「眠くて眠っている……ということはないでしょうね。まさか、この人数全員が同じように寝るとは思えないし」
「そう? ヴィヘラの言いたいことも分かるけど、ここにいるのは全員が娼婦。つまりメジョウゴで生活してた人でしょう? であれば、この時間帯なら普通に眠っている可能性もあるんじゃないかしら」

 マリーナの言う通り、現在は昼すぎだ。
 であれば、普通なら娼婦が眠っている時間帯だというのも明らかで、そう考えれば全員が眠っていてもおかしくはない。

「けど、全員よ? しかも私達が入ってきたにも関わらず、起きる様子がない。あの扉が開く時、結構うるさかったのに」

 その言葉に、皆が黙り込む。
 実際、レイが扉を開けた時に響いた音は、かなり甲高いものがあった。
 それこそ、普通であれば間違いなく起きるだろう音。
 にも関わらず、レイ達が見ている部屋の中では誰も起きる様子がない。
 一体どうなっている? と疑問を抱いても、おかしくはなかった。

「となると、普通に考えれば眠らされているとか?」
「何の為によ?」

 何となくレイの口から出た言葉だったが、ヴィヘラが部屋の中にいる大勢の妊婦を見ながら尋ねる。
 だが、そう言われたレイも、特に何か確信があって口にした訳ではない。
 それこそ、恐らくそうではないかという単純な疑問からの言葉だ。
 結局ヴィヘラの疑問に答えることは出来ず、ただ呆然と目の前の光景を眺めるだけだった。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全124部分)
  • 31521 user
  • 最終掲載日:2017/11/06 22:53
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

◆カドカワBOOKSより、書籍版11巻、コミカライズ版5巻発売中! アニメ放送は2018年1月予定です。 ※書籍版とWEB版は順番や内容が異なる箇所があります。//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全553部分)
  • 38083 user
  • 最終掲載日:2017/11/12 18:00
Knight's & Magic

メカヲタ社会人が異世界に転生。 その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。 *お知らせ* ヒーロー文庫よ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全132部分)
  • 24170 user
  • 最終掲載日:2017/10/26 23:43
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全176部分)
  • 28222 user
  • 最終掲載日:2017/11/01 01:14
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全241部分)
  • 23724 user
  • 最終掲載日:2017/11/14 00:00
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全287部分)
  • 38327 user
  • 最終掲載日:2017/11/11 18:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全390部分)
  • 34235 user
  • 最終掲載日:2017/11/14 21:56
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全443部分)
  • 24143 user
  • 最終掲載日:2017/06/13 01:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全362部分)
  • 26716 user
  • 最終掲載日:2017/09/06 20:00
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 35417 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

※作者多忙につき、当面は三週ごとの更新とさせていただきます。 ※2016年2月27日、本編完結しました。  ゲームをしていたヘタレ男と美少女は、悪質なバグに引//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全224部分)
  • 26143 user
  • 最終掲載日:2017/11/04 07:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全529部分)
  • 27599 user
  • 最終掲載日:2017/10/13 23:33
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた

 ◆書籍⑧巻まで好評発売中です◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、泊り//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全189部分)
  • 25473 user
  • 最終掲載日:2017/10/11 21:00
異世界はスマートフォンとともに。

 神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第二の人生をスタートさせる。彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマー//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全455部分)
  • 24677 user
  • 最終掲載日:2017/11/08 22:54
盾の勇者の成り上がり

盾の勇者として異世界に召還された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、信頼と金銭を一度に失ってしまう。他者を信じられなくなった尚文が取った行動は……。サブタ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全850部分)
  • 24230 user
  • 最終掲載日:2017/11/14 10:00
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全381部分)
  • 31909 user
  • 最終掲載日:2017/11/15 12:00
黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~

 記憶を無くした主人公が召喚術を駆使し、成り上がっていく異世界転生物語。主人公は名前をケルヴィンと変えて転生し、コツコツとレベルを上げ、スキルを会得し配下を増や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全475部分)
  • 25772 user
  • 最終掲載日:2017/11/14 18:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 30928 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
境界迷宮と異界の魔術師

 主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1293部分)
  • 29535 user
  • 最終掲載日:2017/11/16 00:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全114部分)
  • 25096 user
  • 最終掲載日:2017/11/11 15:19
マギクラフト・マイスター

 世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1710部分)
  • 28972 user
  • 最終掲載日:2017/11/16 12:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全180部分)
  • 28003 user
  • 最終掲載日:2017/11/12 00:00
甘く優しい世界で生きるには

 勇者や聖女、魔王や魔獣、スキルや魔法が存在する王道ファンタジーな世界に、【炎槍の勇者の孫】、【雷槍の勇者の息子】、【聖女の息子】、【公爵家継嗣】、【王太子の幼//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全249部分)
  • 23428 user
  • 最終掲載日:2017/11/10 12:00
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 書籍化決定しました。GAノベル様から三巻まで発売中!  魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望では//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全203部分)
  • 23468 user
  • 最終掲載日:2017/11/14 18:52
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。 あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全819部分)
  • 30932 user
  • 最終掲載日:2017/11/10 00:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 32362 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
奪う者 奪われる者

佐藤 優(サトウ ユウ)12歳  義父に日々、虐待される毎日、ある日 借金返済の為に保険金を掛けられ殺される。 死んだはずなのに気付くとそこは異世界。 これは異//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全236部分)
  • 24095 user
  • 最終掲載日:2017/11/13 18:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全220部分)
  • 28353 user
  • 最終掲載日:2017/08/30 20:00