日本ハムの大谷翔平選手の大リーグ挑戦に向けて、球団と契約交渉を行う代理人、ネズ・バレロ氏が１５日、取材に応じ「投手とバッターの両方でプレーしたいという熱意を球団と共有していく」と述べて、投打の「二刀流」でプレーできる球団を前提にしていることを示しました。

大谷選手が代理人として選んだバレロ氏は、大リーグ各球団の幹部などが集まって会議が行われているフロリダ州オーランドに滞在し、担当する複数の選手について、球団との契約交渉などを行っています。

バレロ氏は、１５日に現地で取材に応じ、大谷選手の代理人を務めることについて、「特別な選手というだけでなく、人間性もすばらしくとても光栄なことだ」と述べました。そのうえでバレロ氏は、「大谷選手は投手とバッターの両方でプレーする熱意を私たちに示しているので、大リーグの球団ともその考えを共有していく」と述べて、交渉に臨む基本的な姿勢を示しました。

大谷選手の大リーグ移籍をめぐっては、選手側と球団の間で契約の交渉に影響を及ぼす事前交渉などが禁じられているため、バレロ氏の発言も慎重でしたが、大谷選手側としては、移籍先の球団を選ぶ際に投打の「二刀流」でプレーできることを前提にしていることを示した形になります。