アパートで隣同士のジェシカとソフィは、いつもほぼ同じ時間にそれぞれベランダで洗濯物を干していた。
しかし、ソフーは、不思議と雨が降りそうな日には、事前に予知しているかのようにベランダに出てこなかった。
その的中確率は天気予報よりも正確だった。
ジェシカの洗濯物が途中で降りだした雨でずぶ濡れになった次の日、ジェシカはソフィに、どうして雨が降ることがわかるのか尋ねてみた。
ソフィ:「実はね、朝、うちの旦那のあそこの部分がどちらに向いているのか、その方向を見てるの。右に倒れていたらその日は雨が降らない。左に倒れていたらその日は雨が降るの」
ジェシカ:「へえ。それは便利ねえ。でも、旦那さんのあそこが、立っていたときはどうするの?」
ソフィ:「ふふふ。そういうときは、洗濯どころじゃないわ」