米Googleは11月15日(現地時間)、「Google Home」でも利用するAIアシスタント「Googleアシスタント」のサードパーティー開発者向けに複数の新機能を発表した。
米国と日本でできることにかなり開きがあるが、主な新機能は以下の通り。
ユーザーがサードパーティー製アプリをGoogle Homeなどで使う場合、これまではまず「Talk to <アプリ名>」とアプリを指定してから命令を言う必要があったが、アプリ側が用意すれば、命令だけでアプリが起動して対応するようになる。ユーザーは、例えば「OK Google、バイク修理の予約をして」と命令することで、インストールしてあるバイクショップのアプリへの予約入力を開始できる。
これは米Amazon.comのAIアシスタント「Alexa」では既に可能なことだ。なお、Google HomeでもGoogle Play Music、Spotify、Netflixについてはあらかじめ設定しておくことでアプリ名を言わずに命令できる。
Google Homeで受けた命令を、途中からスマートフォンに転送し、スマートフォン上で完了するためのAPIを公開した。例えば出前の注文をGoogle Homeでスタートした場合、メニューから選ぶには画面の方が適している。アプリがそう判断した場合、ユーザーに対して「操作をあなたの電話に転送してもいいですか?」と許可を求めるようになる。
米国版Googleアシスタントには、連携して使えるアプリ(Googleおよびサードパーティー製)を一覧できる「App Directory」がある(日本語版にはまだない)。ここに、新規に追加されたアプリを紹介する「What's New」と多数のユーザーが利用しているアプリを紹介する「What's Trending」コーナーが追加された。また、App Directoryのカテゴリの一部にサブカテゴリができた。例えば「Food & Drink」の下に「Order Food」や「View a Menu」ができた。
米国版のGoogle HomeおよびGoogleアシスタントには日本版にはない機能が多数ある。米国ではアシスタントの音声を男性の声に変更できるようになっている。日本ではまだできないが、ヘルプページに変更方法が既にある(実際にはまだ使えない)ので、近く使えるようになるのかもしれない。
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