マジで歯なくなるくらい食いしばって選んだんですけど、正直無理だろこんなん。だってシングル37枚アルバム18枚出してんだぜ。シングル抜いてアルバムから律儀に1曲ずつ選んだとしても3曲余るんだぜ、ってことはどう選んでも完全無視しなきゃいけないアルバムが3つもあるってことだぜ。
途中から「俺はなんでこんなことやってんだ…全部好き。でいいじゃねぇか……馬鹿が」と蛇口ひねったら水出てくるみたいな感じで名曲出すミスチルに百週回ってCD全部叩き割ってやろうかと思いましたが、選んだよ。選んだ。白髪生えた。
1.fantasy [4:21]
18thアルバム『REFLECTION』収録
これ初聴きがライブの1曲目だったんですけど、例によってミスチルお得意の超長いムービーから始まって散々焦らされ、なんかいきなりブゥゥワーーーーッ!って煙吹き出してメンバー4人の影だけ映って「Mr.Children」ってロゴ出たかと思いきや、イントロの
「ベケベベベベベベッベベーーーーーン!ベケベケベケベ…ベベベーーーン!ベッベベベーーー!」
のメロディ流れた瞬間、鳥肌ブゥゥゥワーーーーーーってなりまして!
で、CMでサビだけ聴いてはいたものの、イントロAメロBメロなんてそりゃ当然知りませんから衝撃で「うっっああああああっっっ……うっあ……」ってもう頭ん中わけわかんなくなってきたとこに、
「不可能のない旅へぇ〜〜〜〜…」
「旅へぇぇぇ…」
「旅へぇぇぇ…」
エコー、バーン!!!
ムービー、ドーン!
煙、ブワッッ…
「誰もがぁ!」
ギィィィィヤヤアアアアアアアアアアアア!!!!
もうこんなん聴いたらこれ超える1曲目なんか考えられないもんね。そっからCDで聴いてより洗練されててソリッドでアッパーでパンチ効いてて、かつメロウでセツナ的な要素もありつつ、言葉がメロディにドーンと乗って直接脳髄かき回されてる感じ…っていうの…?うっわ…うっわ…。ダメだ普通の感情で聴けねぇ……。
2.Worlds end [5:33]
12thアルバム『I ♡ U』収録
曲時間5分強あって1秒も休むことなくドラム叩いてるサイコ曲。今にも絶頂して死にそうな顔しながら叩き続けてるのでどんどん聴いてるこっちがドラム・鈴木英哉(JEN)にリンクしてきて、最終的に一緒に果てる。このリズムでケツ叩いてくれ。
3.幸せのカテゴリー [5:12]
6thアルバム『ボレロ』収録
木琴?とか使っちゃってさ、聴いててめちゃくちゃ楽しい極上のポップソングなのに歌詞の内容は「お前は一体なにを言ってるんだ」と。「なんでお前(男)そんな俯瞰でモノ見てんだ」と。具体的なことはほぼ語られてないのに人の身勝手さってヤツに胸が痛くなる。
4.グッバイ・マイ・グルーミーデイズ [4:12]
2ndアルバム『Kind of Love』収録
バンドを一言で表すなら「皮肉」って言葉がピッタリなMr.Childrenにおいてネガティブ要素が0コンマ1パーセントもない超々ポジティブリア充ソング。
彼女いる時に聴くと天国!楽園!ボーナス確定!みたいな曲ですが、独り身の時に聴くと「ヒャッホーーーーーーーーーイ!ハッピーハッピー!!イエーーーーーーーイ!!トゥットゥーーーーールルーーーー!!ハッピーハッピー!!ハッピー……ハッピー…死のう」となるので注意。
5.靴ひも [4:26]
12thアルバム『I ♡ U』収録
ダメだ俺この曲聴くと泣いちゃうんだよ。こんっっな胸締め付けられる曲もない。イントロのギターリフからもうざわざわするし、時計の針みたいなベースも、心臓の音みたいなドラムもそう、なんか桜井和寿の声も子供の未熟さと大人の成熟さが混じったような、ガラスでできた剣みたいな危うい感じで、あぁぁ。
6.Another Story [5:16]
13th『HOME』収録
一本の「作品」としての完成度が怖いくらいに高い超名曲。聴くたびに一本の長編映画を観たような、質の高い恋愛ドラマを1クール観終えたような。
ラスサビ前のサックスからラスサビのコーラスにはいったところの多幸感で全身が満たされて昇天する。はぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜、もうダメ。
7.Heavenly kiss [6:08]
18thシングル『口笛』カップリング
「格好悪いんだけど格好良い男」ってのを描かせたら桜井和寿の右に出る奴はそうそういないと確信する。この時期のヘビみたいにまどろっこしくてねちっこい声が好きで好きでしょうがない。「盲目ゆえに見えるものもある」を墓に刻んでほしい。
8.BLUE [4:51]
2ndアルバム『Kind of Love』収録
この時期の桜井和寿の『声の抜け』エロすぎるだろ……。「隠しきれないぃぃぃ…」「この胸の中ぁぁぁ…」この声でこのメロディでこの歌詞……。はぁ…。お願い、お願いだから抱いて。決して変な意味じゃなく自分の中の「女」が目を覚ます。
9.少年 [5:38]
15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』
はぁぁぁ…もう声の調子若干悪いのかいつも以上にガラッガラなとこ含めて愛してる。この完成されてんだけど完成されてない感じ……丸くピカピカにできるんだけどあえてそうしない宝石みたいな、ライブでhimawariのあとなんかに聴けた日にゃあ思い残すことはなにもない……。
10.ロードムービー [4:15]
9thアルバム『Q』収録
曲名どおり、前に向かって進んでるはずなのに後ろに闇を感じる。必死に闇を振り払いながらも小さな幸せを抱きしめようとしてる感じがたまらなく狂おしい。グロッケンとエレキギターのアンバランスさが希望と不安の絶妙なバランスを演出していて……この星を抱きしめたい…。
11.UFO [5:04]
10thアルバム『IT'S A WONDERFUL WORLD』
最低で最高の曲。歌詞内容的には「石田純一かよ」の一言で、この浮遊感のあるメロディにこの歌詞を当てるセンス…この最高のメロディのせいで糞最低のこと言ってるコイツがやっぱりどこか格好良く、羨ましくも思えてしまう罠。
頼むからみんなでこの曲好き!って声を大にして叫んで早くライブで聴かせてくれ。絶対あいつらこの曲のこと忘れてるから。
12.CANDY [4:45]
12thアルバム『I ♡ U』収録
ライブで演奏される回数も多く、ファンじゃなくてもなんとなく知ってる人の多い大名曲。ほとんどシングルみたいなもんであえて入れるのもはばかられますが、こんなん完全に俺のこと歌ってるので、もうMr.Childrenっていうか俺の曲です。くっ…I ♡ Uが好きすぎるちくしょう…。
13.Brandnew my lover [4:46]
6thアルバム『ボレロ』収録
修学旅行のホテルで有料チャンネル観るために部屋抜け出してテレビカード買いに行くあの時のドキドキ感を味わえるミスチル史上でも屈指のエロ曲。歌詞の内容もそうですが、ギンッギンのエレキギターのイントロから一気にトーンダウン、全身拘束された状態で焦らされ続けてサビで大暴発ッッッ!!!
すいません興奮しました。
14.Another Mind [5:01]
3rdアルバム『Versus』収録
耳かっぽじってよく聴きやがれ、これがMr.Childrenだ。何回も言うがお前らが思ってるのはミスチルじゃねぇ。目の前に三体ミスチルがいるとして、お前が攻撃してるのはミスチルじゃねぇ、そいつはいくら倒しても永久に再生する抜け殻だ。お前から見て左側、ちっちゃい球体みたいな形をしたヤツがいるな?それがコアのミスチルだ。
15.虜 [4:17]
5thアルバム『深海』収録
「なんだってだはぁ〜〜〜〜〜〜ぁあんッッッ!」と「は」を「あ」と、「いたはぁぁぁぁぁいッッッ!」と「あ」「は」と歌う桜井和寿のボーカル、田原健一の歪なのに優しいギター、痒いところに手が届く中川敬輔のベース、打音なのに声に聴こえる鈴木英哉のドラムと、神格化すらされてしまっているが、ただただ「君が好き」「君を愛してる」「君を抱きたい」そんなちっぽけな「愛」を歌い続けるバンド『Mr.Children』が全部が詰まってる。
ちなみにシングル抜いて…あんまり好きじゃない曲抜いて…と選別してってもこれだけ残った。
Dance Dance Danceとか空風の帰り道とか本当に外したのか…?俺は…。「ぁバイバイ…」とかバイバイ史上最高のバイバイだぜ…。DrawingのラスサビのギターとかSunriseのアウトロとかさ、泣くじゃん、あんなん泣くに決まってんじゃん。ロックンロールは生きているの「うっお…ここにきて一個壁超えてきやがったな…」感もすごかったじゃないですか…。僕らの音の最後「おとぉ……」なんか米にかけて食ってるからな。LOVEとかもさ、あれも俺のこと歌ってるし、乾いたkissお前…クラスメイト…花言葉…Forever…運命……ああああ…お前ら…まだいたのかってなったし、ド定番のOver、蘇生、PADDLEも…外したのか俺……?うわーーーーーっ!車の中でかくれてキスをしようもSimpleもいたブクブクブク…。Bird Cageの腹痛くなってくる感じたまんねぇよ……。ありふれたLvoe Story…????でっっデルモ……?やめろやめてくれ……。
みんなごめんな…ごめんな…。