相棒 season 16 #5[解][字] 2017.11.15

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(樋口真紀)「私のお父さんは学校の先生です」「その学校は警察学校」「お父さんは警察官の先生です」「お父さんはたくさんの警察官を育てています」「どうやら怖い鬼教官らしいです」
(母親たちの笑い声)「でも本当はとても優しいんです」
(雷鳴)
(真紀)許さない!あなたを父親だと認めない!
(雷鳴)
(真紀)ビジネスホテル変死事件の真相が見えてきました。
自殺ではなくやっぱり殺人だったんです。
(生徒たち)12はい!1112はい!1112はい!1112はい!
(カメラのシャッター音)そこの土もあの…採取しておいたほうがよろしいですね。
そこではないそこではない。
もう少しあの…真下のほうです。
(杉下右京)おや現場復帰ですか?えっ?
(米沢守)あっ杉下警部。
どうもご無沙汰しております。
なんだか昔に戻ったようですねぇ。
いやつい出しゃばった真似を。
フフフ…。
(冠城亘)本当は現場戻りたいんじゃないですか?あなたも相変わらずのようですな。
今回の件ご連絡差し上げるかどうか迷ったんですけど特にそちらの方は気になるかと思いましてな。
ええ気になりますね。
連絡がなくても駆けつけてきました。
冠城くんは被害者の生徒だったそうですね。
ええつい1年前まで。
で樋口教官は?
(米沢)幸いにも植え込みがある部分に転落してクッションになったようです。
しかし意識不明の重体で現在は病院に。
事故自殺あるいは…。
(米沢)何者かによって突き落とされた…殺人未遂の可能性も十分に考えられますなあ。

(米沢)最上階テラスから転落したのは樋口彰吾57歳。
この道20年のベテラン教官です。
どういう教官だったのでしょう?マシン。
マシン?警察官としての資質に欠ける警察官不適格者を切り捨てるマシンです。
ひとクラス35名退学者は通常5名。
でも樋口教官の場合平均10名倍です。
それは確かに多いですねぇ。
とにかく厳しいんです。
(樋口彰吾)今から君が警察官としての資質に欠ける理由を述べていきます。
反論があるなら言ってください。
しかし結論は変わらない。
君は警察官失格です。
疑わしいと思った生徒のプライベートを洗い出し警察官不適格者である証拠を突き付けるんです。
警察官の不祥事は警察学校の責任。
そういう考えの持ち主でしたな。
どことなく似てるんですよ右京さんに。
はい?我が道を行く。
往々にして周囲に理解されがたい。
あっ僕は右京さんの事理解してますけど。
君に理解してもらっても特に嬉しくはありませんがねぇ。
あっ話を戻します。
現場は警察学校の最上階テラス。
樋口教官が転落したのは午前0時から1時の間。
事件なら内部犯行の線ですかね?しかし学校内の構造を知っている者ならば外部からの侵入も不可能ではないでしょう。
あなたのような卒業生なら十分にあり得ますな。
まあ確かに僕なら忍び込めるかも。
さて私がお話し出来るのはここまでです。
これから…失礼授業がありますんでね。
あとはこっちで勝手に調べます。
聞かなかった事にします。
そこ!はい。
バッジの位置ずれてる。
申し訳ありません。
よろしい。
はい。
どう動きます?君は樋口教官は自殺ではないと思っているのですね?絶対にあの人は自殺するような人じゃない。
そして敵は多い。
教官の場合敵は生徒。
ただ退学者や卒業生全員をあたるとなるとその数は膨大ですよ。
樋口教官の意識さえ戻ってくれればいいんですけどね。
ええ。
(医療機器の作動音)失礼ですが樋口教官の…?警視庁特命係の杉下です。
冠城です。
樋口の娘吉祥寺北署の樋口真紀です。
父は全身打撲による骨折内臓破裂で緊急手術を受けたようですが危険な状態でいつ急変してもおかしくないそうです。
それはご心配ですねぇ。
でこれは事件なんですね?ええ教官は誰かに突き落とされた。
我々はそう考えてます。
医師の話では意識が戻るかどうか五分五分。
障害が残る可能性も高い。
事情聴取出来るかどうかはわかりません。
では私はこれで署に戻ります。
他に付き添う方は?家族は私一人です。
本来なら私が付き添うべきでしょうが今帳場に入ってます。
失礼します。
吉祥寺北署だと伊丹さんが関わってるビジネスホテル変死事件。
その事件こう着状態だそうですねぇ。
いえそれが手掛かりが見えてきたんです。
なんとしてでも事件を解決します。
捜査がありますので失礼します。
どう思います?彼女。
どうとは?クールビューティー。
あっ…君という人は。
でもいくらクールといっても父親が今この瞬間命を落とすかもしれない状況ですよ。
冷酷と言っていいほど淡々としてると思いません?あの父親あっての娘ですね。
(携帯電話の着信音)失礼。
(携帯電話の着信音)おや中園参事官からですよ。
今回の事件事は結構ナーバス。
これは毎度毎度通過儀礼でしょう。
でしょうねぇ。
その間動いておきますので。
はい?怒られ役お願いします。
(携帯電話の着信音)杉下です。
(中園照生)特命は首を突っ込むな!
(中園)いいか?警察学校内での事件なんだ。
自殺か殺人未遂かもまだわからんのだろう。
これは慎重の上にも慎重に捜査にあたる必要がある。
くれぐれも首を突っ込むな。
(内村完爾)冠城はどうした?樋口教官の生徒に話を聞いているはずですが。
すぐにやめさせろ!いいか杉下この事件には絶対に首を突っ込むな!お話はそれだけでしょうか?…そうだ。
では失礼します。
(内村)おい…お前何度言った?はっ?杉下に「首を突っ込むな」と何度言った?えっと…2度でしょうか。
3度だ。
でもあいつは一言も「はい」とは言わなかったんだ。
いいか何か問題が起こったら全てはお前の責任だ。
返事は?お話はそれだけですか?あっ…はい。
私の責任です。
(芹沢慶二)例の警察学校のヤマ特命が首突っ込んで怒られたみたいですよ。
(伊丹憲一)ヘヘッざまあみろ。
ご心配頂き恐縮です。
これはこれは警部殿。
警察学校のヤマは俺たちの担当じゃないんでどうぞご自由に。
その伊丹さんたちが担当なさっているビジネスホテル変死事件手掛かりが見えてきたとか。
ええ。
昨夜所轄の名物女性刑事が気づいたんですよ。
おい余計な事話すな。
その女性刑事というのは?ほらあの樋口教官の娘さん。
樋口真紀巡査…先ほど病院でお目にかかりました。
父親譲りの我の強そうな奴でしょ。
彼女がその真相に気づいたというのは昨夜なんですよねぇ。
深夜の1時過ぎに報告してきましたよ。
そんなに遅い時間ですか。
ねえ。
警部殿いい加減にしてください。
教官のヤマと何か関係があるとでも?それはまだわかりませんがただちょっと気になりましてねぇ。
樋口教官が突き落とされたと思われるのが午前0時から1時の間。
同じ頃こう着状態だった事件の手掛かりを真紀さんが報告してきた。
それが何か?偶然でしょ。
ええ…だとは思いますがね念のためにその事件の事を詳しく聞かせてもらえませんか?警部殿それって悪い癖ですよ。
おわかりならば話が早い。
ぜひお願いします。
あっ…。
(伊丹)10月20日大手電機機器メーカーの機密データが何者かに盗み出された。
すぐに犯人は研究部門に勤務していた野田啓介35歳と特定されました。
(伊丹)ホストコンピューターへのアクセス記録と防犯カメラの映像から野田だと割れたんです。
データが海外の企業に売り飛ばされたという情報も入ってきました。
しかし3日後ビジネスホテルで首を吊ってるのが発見されたんです。
(芹沢)事件が発覚した事で追い詰められた末の自殺。
そう思われましたが一転自殺は偽装の可能性が浮上しました。
(伊丹)野田の爪からわずかな繊維片が見つかりました。
鑑識の結果野田はネクタイの上からタオルを巻かれていた痕跡があったんです。
ひもで首を絞められた際にひもを取ろうとして出来る引っかき傷すなわち吉川線が残らないようネクタイの上からタオルを巻いて自殺に見せかけられて殺害された…。
(伊丹)ちょちょちょちょちょい!ああこれは失礼。
危ねえ。
他にもおかしな点がありました。
機密データを売り飛ばしたはずなのに口座に金が振り込まれた形跡がない。
金がどこからも出てこない。
野田さんは犯人ではなかった…?ええ野田啓介には5歳になる一人息子がいます。
(伊丹)妻と死別して息子と二人暮らしです。
しかし野田が機密データを持ち出したとされる頃その息子が拉致監禁されていたんですよ。
それに気づいたのが真紀さんですか。
ええ。
つまり野田啓介は息子を人質に取られ犯人から機密データを盗み出すよう脅迫されていた。
金は犯人の元に渡り野田啓介は自殺に見せかけられて殺されたっていうわけです。
真紀さんが拉致監禁の事実に気づいたきっかけというのはなんだったのでしょう?息子の対応にあたっていてわかったと言ってましたが。
さあもうよろしいですね警部殿。
あとはご勝手に。

(青木年男)首を突っ込むな!って刑事部長に言われてるんでしょ?お前か。
やっぱり気になるのか。
そりゃあ気になりますよ。
僕にとっても樋口教官は警察官としての「いろは」を教わった恩師ですからね。
教官の生徒から話を?ああ。
いやあいつかこうなるんじゃないかと思ってたんですよね。
僕の頭の中では100回殺してますから樋口教官。
気持ちわかるなあ。
お前が警察官不適格者にならなかったのが謎だ。
(生徒)入ります!
(生徒)入ります!入ります!入ります!君たち樋口教官の生徒?はい。
話聞かせてほしいんだけど。
事件の事で何か心当たりない?
(手塚英雄)はい。
名前は?手塚英雄です。
何か知ってるの?先ほど校長にもお伝えしたのですが樋口教官が転落する少し前午前0時頃テラスに出て行く女性を見かけたんです。
ここの女生徒?いいえ。
スーツを着た見覚えのない人でした。
(青木)どうです?出来ました?ちょっと見せてくださいよ。
(舌打ち)ハハハハハ…!相変わらずドヘタですね。
ちゃんと実習を受けていたんですか?冠城さんこそ警察官不適格者にならなかったのが謎ですよ。
ハハハハ…。
お前の見せてみろ。
どう?こんな感じかな。
はいそっくりです。
樋口真紀だ。
(青木)えっ?樋口教官の娘さん。
あった。
(真紀)ありました!あったか!?なぜ樋口真紀は突き落とされる直前の教官と会っていたのか。
そしてその事をなぜ黙っていたのか。
本当は突き落としたの彼女なんじゃないですか?病院での彼女の態度ちょっとおかしかったですよね。
ちょっと右京さん聞いてます?聞こえてますよ。
(角田六郎)おい暇か?暇じゃありません。
あら楽しそうじゃない。
聞いたよ。
あの教官のヤマ調べてるんだって。
樋口教官の事ご存じなんですか?ああ。
あの人に教えられた生徒は結構いるからね。
噂はよく聞くよ。
元々優秀な刑事だったらしいじゃない。
そのようですねぇ。
樋口教官は過去に2度警視総監賞を授与されていますねぇ。
なんで現場から退いたんですかね。
興味深いものを見つけましたよ。
樋口教官は23年前のこの事件を最後に現場を退いています。
「大手総合メーカーの研究部に勤める桟原誠一が機密データを盗み出し海外の企業へ売却した末に自殺」…?ええ。
今回のビジネスホテル変死事件の事件概要とまるで一緒ですね。
杉下さん頼まれていたものです。
どうもありがとう。
何?樋口親子の戸籍ですよ。
戸籍?元区役所職員の僕としてもそこいらは気になるところですからね。
真紀さんは3歳の頃樋口教官に養子として迎えられていますね。
養子ですか?ここ見てください。
樋口真紀本当の父親は桟原誠一。
樋口教官は捜査にあたった事件の犯人の娘を養子にしていたって事?現在2つの事件は過去の1つの事件に繋がってる。
行きましょう。
これ以上首突っ込むとまた怒られちゃいますよ。
次のDVDください。
はい。
野田翔太くんを拉致した男を見つけたんですね。
それで今この男の行方を追っているわけですか。
警部殿。
首を突っ込むのはこっちじゃないでしょ。
それが2つの事件に関連性が出てきたものですからねぇ。
樋口教官の事件と?そこで詳しい話を伺いに来たんです彼女に。
私がお話しする事は何もありません。
それとこれが樋口教官が突き落とされる直前に会っていた人物の似顔絵。
どうでしょう?お話しして頂けませんか。
(真紀)警察学校に入る前父から初めて自分の出生について聞かされました。
かつて犯罪を起こした男の娘。
ショックでした。
でも同時に私を引き取って育ててくれた父に感謝しました。
それが今度の事件に関わって父の嘘に気づいたんです。
(真紀の声)野田さんの一人息子翔太くんを施設に預けるために対応にあたっていた時です。
何描いてるの!?駄目じゃない。
ああ…。
(真紀の声)唐突に断片的な記憶がよみがえったんです。
翔太くんが描いた絵と同じ入れ墨を入れた男に…。
(真紀の声)ハンカチで薬のようなものを嗅がされた記憶。
どこか暗い場所で目を覚ましたと思ったらまた入れ墨の男に眠らされた記憶。
入れ墨の男が去っていく記憶。
時間をかけて話を聞くと翔太くんにも私と同じような断片的な記憶があったんです。
待ってください。
23年前君も同じ入れ墨の男に拉致監禁されていたと…?それを確かめるために当時事件を担当した樋口教官に会いに向かったのですね。
23年前お前も拉致監禁された…?間違いないのか?あっ…!?23年前桟原誠一もまた我が子を誘拐されて機密データを盗み出すよう脅迫されその揚げ句殺されたんだ…。
気づいてたのね。
殺人だと気づいてたのね。
はあ…!気づいていて自殺として処理した。
桟原誠一は犯人じゃない被害者だとわかっていて…。
だから…。
だから私を養子にした。
罪悪感から?そうなんでしょ?答えてよ!俺たちの問題はあとだ!事件の解決が先だ。
今の事件さえ解決出来れば23年前の事件も解決出来るんだ。
えっ…同一犯か?いや模倣犯か?ん?同一犯だとすればなんで23年経って同様の事件を起こしたんだ?模倣犯だとしたらどうやって23年前の事件知ったんだ?そこが事件の…。
(たたく音)許さない!あなたを父親だと認めない!そしてあなたが立ち去った直後樋口教官は何者かに突き落とされたと…。
あるいはあなたが突き落とした。
私じゃありません。
自覚してると思いますが君は最重要参考人だ。
(携帯電話の着信音)病院からです。
はい。
そうですか。
わかりました。
ご連絡ありがとうございます。
父の意識が戻ったそうです。
ああ…それはよかった。
樋口教官に話を伺います。
警部殿あとは引き継ぎますのでこっちはお任せください。
(看護師)失礼します。
単刀直入にお聞きします。
テラスから誰かに突き落とされましたね?はい。
その人物に心当たりは?後ろから突き落とされたので顔は見ていません。
教官事件の直前娘さんと会っていた事はわかってます。
冠城。
娘は犯人じゃない。
でも顔は見てないんですよね?こうは考えられませんか?あなたは突き落とされる直前真紀さんと23年前の事件について話をしていた。
それを誰かが聞いていた。
そしてあなたの口を塞ごうとした。
もしそうだったとしたらなんですがねその人物に心当たりはありませんか?
(せき込み)
(看護師)もうよろしいですね?まだ容体は安定していないんです。
(看護師)大丈夫ですか?右京さんは真紀さんが犯人だと思ってないんですよね?ええ。
ぜひその根拠をお聞きしたいんですが…。
君は芥川龍之介の短編『手巾』をご存じですか?ハンケチ?いや知りませんが。
(月本幸子)どういうお話なんですか?物語はいろいろな解釈が出来る内容なのですが小説の中でこういう描写が出てきます。
子供を病気で亡くした母親が時には笑みさえ浮かべながら子供の死を語る。
それを聞いていた主人公が物を拾おうとテーブルの下にかがむと母親がちぎれんばかりにハンカチを握りしめているのを見る。
顔では冷静を保っているが心の中では慟哭していたという話です。
へえ〜深い話ですね。
今度読んでみます。
よければお貸ししますよ。
(幸子)ありがとうございます。
でその『手巾』が一体なんなんです?真紀さんは病院で樋口教官が危険な状態である事を淡々と話していました。
その様子がちょっと気になりましてねぇ。
手元を見てみたんです。
彼女はハンカチをちぎれんばかりに握りしめていました。
父親が命を落とすかもしれない。
まるでその悲しみに耐えるかのように…。
もし彼女が突き落とした犯人ならば娘としてあえて悲しむふりをするでしょう。
机の下でハンカチを握りしめたりはしませんよ。
彼女は今何より事件解決を優先しているようです。
今の事件さえ解決出来れば23年前の事件も解決出来るんだ。
樋口教官の背中を見て真紀さんは育ちました。
警察官としてのあるべき姿を父から受け継いでいる。
僕にはそう思えるんですよ。
じゃあ犯人は樋口教官の知ってる何を恐れて口を塞ごうとしたのか。
そこが鍵です。
想像がついてるなら教えてください。
君は言ってましたね。
樋口教官は生徒のプライベートまで調べ警察官としての資質に欠ける証拠を見つけ出すと。
教官が調べ上げたものの中に何か犯人にとって不都合な事がある。
それこそが事件の真相に関わってると?そういう事ですね。
(携帯電話の着信音)あっすいません。
(携帯電話の着信音)真紀さんからです。
父から伝言です。
自宅の書斎に生徒の行動確認メモがあるので調べてほしいと…。
本部の捜査員ではなく冠城さんに。
わかった。
調べてみる。
教え子として期待を裏切るわけにはいきませんねぇ。
噂は聞いた事があるんです。
生徒の外泊が許される土日のタイミングを見計らって目をつけた生徒の行動確認を行う。
徹底されていたようですねぇ。
おや。
これは君がいた頃の記録ですよ。
えっ?青木くんの事も書かれていますねぇ。
警察嫌いという点を高く評価しています。
「警察嫌いだからこそ警察の組織にのみ込まれない」と。
俺の事はなんて書いてあります?ああ…。
あっ!ちょちょ…。
資料は持ち帰って調べましょう。
ちょっとだけちょっと…。
なぜか褒めてますね。
すいません。
「常におどけた仕草や軽口をたたく傾向がある」…けなされてますね。
そのあとですよ。
はい。
「目的のためなら奔放で大胆な行動をとりがちで危なっかしい」もっとけなされてますけど…。
そのあとですよ。
「ただし彼には矜持がある」「キャリア官僚の立場を捨ててまで刑事になろうとした強さそれは正義を貫く強さだ」嬉しそうですね。
口では一度も褒められた事はありませんでしたから。
(携帯電話の振動音)失礼。
あっ角田課長からです。
杉下です。
(角田)「おう伊丹たちのほうで動きがあったぞ」「子供を拉致監禁していた入れ墨の男を捕まえたってよ」
(伊丹)お前が野田翔太くんを拉致監禁した事はわかってるんだ。
子供を人質にとって野田啓介さんに機密データを盗み出すよう脅迫しただろ!
(伊丹)そして自殺に見せかけて殺した。
(久保田武士)「知らないですよ」「機密データを売り飛ばした金をどこに隠したんだ!」
(真紀)久保田武士25歳。
オールウェイズ・エステート不動産会社の社員です。
表向きはってとこだね。
はい。
実は銀龍会のフロント企業の可能性が高い。
指定暴力団銀龍会か。
どうでしょう。
彼の入れ墨はあなたが見た入れ墨と同じものでしょうか?
(真紀)ええ。
でも23年前彼は2歳です。
同一犯でなければ樋口教官が言うようにもう一つの可能性。
模倣犯。
そういう事になりますね。
調べてみます。
ああ…。
こっちは任せてください…。
ひとつだけ。
その入れ墨はあなたのオリジナルではありませんね?赤松建彦。
お前の兄貴分らしいな。
5年前赤松が事故で死んだ時同じ柄の入れ墨を入れたんだろ。
引き継いだんだよ。
引き継いだのはそれだけではなかったはずです。
ちなみに11月2日午前0時から1時の間あなたは警視庁警察学校にいませんでしたか?
(久保田)そんなとこ行かねえよ。
警部殿そっちのほうはアリバイがあるんですよ。
やはりそうでしたか。
「はい行きましょう」「失礼します」
(芹沢)「ちょっと…それで?」ビジネスホテル変死事件の犯人は久保田で決まりでしょう。
しかし樋口教官殺人未遂の実行犯ではない。
その実行犯こそが首謀者でしょうねぇ。
そして…そいつはこの中にいる。
(真紀)本来なら父が間違いなく警察官失格と判断した生徒ですね。
手伝わせてください。
樋口教官なら必ず何かをつかんでたはずです。
手分けして調べましょう。
それにしても本当徹底して調べてるな。
現場から退いたあと警察官を育てる事に全力をかけてきたんだろうな。
これを見てください。
「その男はオールウェイズ・エステートという会社に出入りしている」「この会社を調べる必要がある」これで全てが繋がりました。
あの…私に話というのは?樋口教官が突き落とされる直前テラスに出て行った女性は彼女かな?ええ間違いありません。
あの人です。
あの人が教官を突き落としたんですか?そう思わせたかったのね。
あの夜本当はお前もここにいたんだろ。
はっ?君は樋口教官と彼女が言い争うのを見てその内容をひそかに聞いたんですよ。
23年前桟原誠一もまた我が子を誘拐されて機密データを盗み出すよう脅迫されその揚げ句殺されたんだ…。
随分と驚いた事でしょう。
かつて君の父親の起こした事件の事だったんですから。
23年前の拉致監禁の実行犯が赤松建彦。
しかし桟原誠一さん殺害そしてデータの売却を考えれば共犯者がいたと考えるのが自然です。
金の流れを調べ上げ浮かび上がった人物は手塚正敏ええ君の父親ですよ。
手塚正敏は23年前投資会社を起業している。
事件で得た金を元手にしたんだ。
お前はその事を知ってたんだろ?そして今回君は久保田と組んでかつて父親が犯した犯行の手口を真似て事件を起こした。
待ってください。
一体なんの話をされてるのか…。
そもそも久保田なんて男私は知りませんよ。
樋口教官は目をつけた生徒のプライベートまで洗う。
お前の行動確認メモには久保田との関係まで詳しく調べられていた。
あの夜テラスで話を聞いたお前は久保田の関係まで知られてるかもしれないそう思って教官の口を塞ごうとしたんだ。
子供を拉致監禁してた現場から久保田だけじゃないお前の指紋なんかも出てる。
最近手塚正敏の会社は投資に失敗して巨額な損失を出したようだな。
穴埋めのための金をお前が作ろうとした。
こんな事で終わってほしくなかったんだよ。
だって…すげえだろ俺の親父。
君の父親は様々な犯罪に手を染めてきたのでしょうねぇ。
でも一度も逮捕なんてされてない。
23年前の事件だって時効だろ?だから俺もこうやってなんの問題もなく警察学校に入れてる。
君は犯罪者になるために警察学校に入ったというわけですか。
最高の隠れ蓑でしょ。
警察の動きを知りながら犯罪を起こす事が出来る。
それにここで教わる事は勉強になる。
最新の犯罪捜査を教えてくれるからね。
警察学校は俺にとって最高の犯罪養成学校だったよ。
そんな君を樋口教官が見逃すとでも思ったのですか?警察学校では使命を持って警察官を育てている教官が数多くいます。
そして誇り高き本物の警察官もまた数多く生まれていく。
その事を君はわかっていない。
何が言いたいんだよ。
警察官をなめるんじゃない!
(アナウンサー)「投資会社帝都アセットマネジメント社長手塚正敏容疑者が逮捕されました」
(角田)前々からきな臭い噂はあったんだけどなかなか尻尾を出さない奴でさ。
いや〜本当よかったよ。
真紀さん志願して捜査に加わったそうですよ。
(アナウンサー)「帝都アセットマネジメントの社長手塚正敏容疑者です」
(看護師)ゆっくりで大丈夫ですよ。
はい。
杉下警部冠城巡査。
本当にありがとうございました。
真紀さんの捜査をフォローしたまでです。
それより教官奇跡的な回復だと伺ってます。
もうすぐ復帰出来るんじゃないですか?23年前の事件の事僕なりに調べました。
教官は事実を隠蔽しようとしたわけじゃない。
桟原さんの自殺は偽装された可能性がある事に気づいて再捜査しようとした。
でも上に何度掛け合っても却下された。
事実を追いたくても追えなかった。
その贖罪もあって真紀さんを引き取り育てた。
それだけじゃない。
警察学校の教官として本物の警察官を育てるため全力で指導にあたった。
教官戻ってください。
真紀さん。
あなたのご意見も聞いてみたいですね。
23年前たとえどんなに上から止められようと真実の追及は諦めてはいけなかった。
あなたが断ち切る事の出来なかった犯罪によって今回また命を落とした人がいる。
今のあなたに胸を張って理想の警察官を育てる事が出来るでしょうか?その資格があるでしょうか?あなたは教官失格です。
真紀さんのあの言葉…。
ええ。
教官を思っての言葉でしょう。
樋口教官にとって今回の真実は非常に重いものです。
それを抱えて教官を続ける事は過酷な道だと思いますよ。
常に自問自答しなければなりませんからねぇ。
教官として警察官を育てる資格が自分にはあるのかと。
真紀さんはその事がよくわかっていた。
だからこそあえて引導を渡したのだと思いますよ。
樋口教官が去ってもその志は真紀さんに引き継がれている。
ええ。
そして君にも…。
いやいやいやいや…。
今のは僕の願望ですがね。
はい?
(2人の笑い声)
(リポーター)元警察官が警視庁を訴えた裁判に大きな関心が寄せられています。
(早見一彦)妻は何者かに殺されたんだ!
(連城建彦)自殺だと決めつけた事自体誤りだったんじゃないでしょうか。
意外な展開ですね。
自殺だったのかそれとも殺人だったのか…。
2017/11/15(水) 21:00〜21:54
ABCテレビ1
相棒 season 16 #5[解][字]

元鑑識課・米沢守(六角精児)から特命係へ緊急要請!!
警察学校で起きた転落事故が過去と現在の事件と繋がり“空白の23年間”の謎を浮き彫りにする!

詳細情報
◇番組内容
【第5話】『手巾(ハンケチ)』
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、警察学校で教官を務める元鑑識の米沢守(六角精児)から連絡を受け、校内で起きた“転落事故”の現場に臨場する。意識不明の重体で病院に運ばれたのは、樋口(佐戸井けん太)というベテラン教官で、亘も指導を受けた人物。独自の捜査を始めた右京と亘は、樋口の入院先で彼の娘・真紀(南沢奈央)と顔を合わせる。
◇出演者
水谷豊、反町隆史
鈴木杏樹、川原和久、山中崇史、山西惇、浅利陽介、小野了、片桐竜次
【ゲスト】南沢奈央、佐戸井けん太、六角精児
◇スタッフ
【脚本】浜田秀哉
【監督】内片輝
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
最新情報はツイッターでも!
【ツイッター】https://twitter.com/AibouNow
【番組HP】http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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