山形大 パワハラ問題の調査開始
山形大学の研究センターでパワーハラスメントがあったとされる問題で、小山学長は特別の委員会を設置して事実関係の調査を始めたことを明らかにしました。
山形大学の職員組合は、飯豊町にあるリチウムイオン電池の研究センターで元職員2人が上司からパワハラを受けていたとして、大学側に確認を求めていて、先週には証拠として、「役立たず」などと上司が元職員にあてて書いたとするメモの画像を公開しました。
この問題について山形大学の小山清人学長は15日の定例会見で、特別の委員会を14日付けで設置して事実関係の調査を始めたことを明らかにしました。
これまで大学は、「パワハラがあったという認識はない」と繰り返し説明してきましたが、小山学長は、「風評にすぎないと認識していたが、画像が公開された以上、パワハラを疑わざるを得ない」と述べました。
大学の委員会では今後、元職員や上司に聞き取りをした上で、2か月以内をめどに調査結果をまとめる方針で、公表するかどうかは学長が改めて判断するとしています。