「僕の腕の形をしたトロフィーを作りたいから職人さんを呼んで」
キングコング西野のマネージャーには、突然、西野からこんな電話がかかってくる。
《マネ》
「なんでトロフィーを作るんですか?」
《西野》
「『面白い大賞』のトロフィーだよ」
《マネ》
「『面白い大賞』って、何すかっ!?」
《西野》
「今年一番面白いことをした人を、僕が独断と偏見で決めて、勝手に表彰する大会だろ!」
《マネ》
「知りませんよっ!そんな大会!!」
《西野》
「知らなくて当たり前だろ!今年から始まるんだから!」
キングコング西野のマネージャーは実に大変そうだ。
説明するまでもないが、吉本のマネージャー業務に「トロフィーを作るサポート」は含まれていない。
しかしながら、僕はトロフィーをとても作りたいのだ。
というわけで、強引にスケジュールを空けてもらい、本日一発目のお仕事は『トロフィーの型どり』であった。
二日酔いにも関わらず、キチンと現場に向かう西野。僕だって頑張っているのだ。
そんなこんなで、今回、お世話になったのは、『DMM.make AKIBA』
DMM.make AKIBAは、ありとあらゆる機材が揃っている“モノ作りの為のコワーキングスペース”で、ここに来たら、何でも作れるらしいので、「だったら、『腕型のトロフィー』も作れるよね」と手ぶらで訪れましたとさ。
さっそく、中に入る西野氏。
《西野》
「すみませーん!腕の形のトロフィーを作りたいでーす!」
《スタッフさん》
「かしこまりました。腕型をとる方法は、2パターンありまして、スキャンで型を取るか…」
《スタッフさん》
「もしくは、こちらで…」
と奥から出してきてくださったのは、『かたと~る』である。
コイツは、絶対に、型をとってくれるに違いない!
だって、「かたと~る」って言いきってるもん!
迷わず『かたと~る』を選ぶ私。
ヌプヌプした作業をするスタッフさん。
よく混ぜた『かたと~る』を、細長い器に注ぐのだ。
見よ!
最新機材&テクノロジーが揃うDMM.make AKIBAで、こちとら『かたと~る』と『ダンボール』だ。
勘の良い方はそろそろお気づきかもしれないが、この作業は家でできる。
DMM.make AKIBAの無駄づかいである。
『かたと~る』に突っ込む腕のポーズのシミュレーションをする私。
5分間、ピクリとも動かしてはいけないのだ。
そして、ついに『かたと~る』に腕を突っ込む。ヒンヤリしていたぞ。
3Dプリントを熱弁するスタッフさんに対して、1ミリも動けない西野氏。
そして、何の盛り上がりも見せなかった『かたと~る』から腕を抜く緊張の瞬間がコチラ↓
見事に型がとれたらしい。
《スタッフさん》
「いいですねぇ」
《西野》
「(…いいのか。ただの穴だぞ)」
あとは、この穴に石膏を流し込む。
そんな中、「この待っている時間を使って、念のためスキャンもしときます?」とスタッフさん。
せっかくだから、やらせてもらう。
自分の身体をスキャンするのは初めてだ。
スキャンは、こんな感じでおこなわれる。
ものの30秒だ。
あとは、いろんな角度から撮った画像を、パズルのように組み合わせていくだけ。
すると、こう!
あっという間の出来事であった。
しかも、手のシワまで精巧に表現されているではないか!
「型取りって、今、こんなに早くできるんですね!もう、これでいいじゃないですか!」と言った直後、その奥で、『かたと~る』に、せっせと石膏を流し込んでいるスタッフさんが目に入り、西野なんて死んでしまえばいいと思った次第だ。
そんなこんなで、『面白い大賞』のトロフィーの型取りは無事終了した。
この後は、今日取った型を富山(高岡)の鋳物職人さんにお送りして、本格的にトロフィー製作。
『面白い大賞2017』のトロフィーは作りは、着々と進んでおります。
最後になりましたが、『面白い大賞』の話を少し。
今年は仮想通貨元年でもあり、無料公開元年でもありました。
いろいろなことがありました。
VALUもTimeBankも今年、ホリエモンのロケットも今年です。
その中で一番面白かったアクションを僕の独断と偏見で決めてしまうのが『面白い大賞』です。
大賞者にはトロフィーが贈与されますが、2秒後にヤフオクに出品していただいて構いません。
トロフィーの売り上げは、今後の活動費か飲み代に使ってください。
『面白い大賞』のノミネートの発表は近日。
お楽しみに!
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コメント一覧
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負けエンブレム展の時と同じ展開だ…。
そうか、そうか…。笑
でも発想力も行動力にいつも感心する
さすが、絵本作家さん(^^)
見てて思わずにっこりしちゃう
楽しそうなひとっていいな