2018年5月末~6月中旬の期間、ニューヨークで個展を開催することが決定した。
前々から「ニューヨーク旅行に行きてーなー」と考えていた人は、このタイミングにぶつけてみてくださいな。
そんなこんなで、今日は『個展』についてのお話である。

先日、武井壮さんとの会話の中で、面白い話が出てきた。
それは、「2025年に大阪万博を控えているが、すでに、インターネットが『万博』なので、そこに『体験』がないと、現場に足を運ぶ理由がないよね」というもの。

未来の情報はSNSのタイムラインで毎日のように流れてくるから、未来の情報に会いに行っていた1970年の万博とは事情が違うというのだ。たしかに。
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これは、個展もしかり。

世界的に有名な画家ならまだしも、僕ごときが描いた絵を壁に展示するだけであれば、Instagramで十分で、わざわざ個展会場に足を運ぶ理由がない。
生でしか確認できない細かい筆のタッチなどを求めるのは、よっぽどの絵画好きだけで、多くの人にとってみれば、Instagramで確認できる“絵そのもの”には、あまり価値はない。

『モナリザの絵』ではなく、『世界的に有名なモナリザの絵を生で観に行く』という“体験(イベント)”に価値があるわけだ。

つまり何が言いたいかというと、「“体験”が内包されていない個展には行かねーよ」という話。
この文章を書きながら思ったけど、『匂いのある個展』には価値があるだろうな。
『匂い』はインターネットで表現できないから。

とにもかくにも、これからは『体験』が重要で、「“体験できる絵”って何かなぁ」と考えた結果、AR(拡張現実)に辿り着いた。

思い立ったが吉日。
さっそく、AR三兄弟の川田十夢さんに連絡。

《西野》
「川田さん。僕、ニューヨークで個展をするんですけど、ARを使って、何か面白いことできないっすかね?」

《川田さん》
「できますよ」
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(【画像】頼もしすぎる川田さん)

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《西野》
「僕、この星空の中に入りたいんですけど、できますかね?」

《川田さん》
「できますね」

とにかく、“できる”らしいのだ。
てなわけで、ニューヨークの個展は川田十夢さんに押し付けることが決定した。
そもそも『えんとつ町のプペル』は分業性で作ったし、会場で流れている音楽は渡邊崇さんが作ってくれたものだし、個展の空間(体験)作りは川田十夢さんに丸投げしちゃっているので、『個展』でも何でもない。
集団展だ。

えんとつ町のプペル展と謳うか、
個展と謳うか、
集団展と謳うか、
西野亮廣展と謳うか、
渡邊崇展と謳うか、
川田十夢展と謳うか…
謳い方(タイトル)はマジでどーでも良くて、たくさんの人に面白がってもらえる方がいい。
そして、それをキッカケに制作スタッフさんの名前が売れればいい。

自分の役割はハチ公みたいな“待ち合わせ場所”になることかしら。

まぁ、そんなこんなで、来年5月末にニューヨークで個展をやります。
面白いものを作るので、来てね(*^^*)


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