多数決が糞味噌に嫌いです。
常に新しい意見が殺されてしまうからです。

正義(正解)は各々めいめい場所や時間や立場や環境によって変わってくるので、正義が生かされるか殺されるかを論じるのは極めて困難なのですが、「新しさ」が問答無用で殺されるルールを僕は好みません。
同じ理由で『折衷案』も嫌いです。

モノ作りにおいて、多数決と折衷案は基本的には静かに死ねばいいと思っています。

僕は、僕が「やる」と言ったら全員が止めてもやります。
この辺の記事を読んでいただけると分かるかと思います。
先ほど、映画『えんとつ町のプペル』の件で、オンラインサロンメンバーに意見を求めたところ、「迷っているのですか?」と返ってきたのですが、1ミリも迷っていません。

すでに答えは決まっています。
服屋さんで「どっちがいいと思うぅ~?」と意見を訊いてくる面倒臭い女みてぇなことをやってます。

手の内を全部バラしますが、映画『えんとつ町のプペル』の制作について意見を言った瞬間に、映画『えんとつ町のプペル』が、その人の“自分事”になるところまでを見越して、意見を訊いています。

そこで本当に面白い意見があれば反映しますし、そうでない意見はおもくそ無視します。
全員の目的は「面白いモノを作ること」なので、当然、全員の意見を少しずつ反映させるようなことはしません。

僕がそんな人間であることは、今のキングコング西野を見ていただければ分かると思います。
全員の意見を反映させていたら、ひな壇には出ていますし、絵本も描いていませんし、ビジネス書も書いていませんし、ディズニーを倒しになどいきません。
皆様の意見をほとんど無視して、こんな人間が出来上がりました。
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(※注: Instagramは全女子の意見を反映させています。この角度が一番イイらしいです)
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(※注:Instagramにおいては面倒臭い女子の意見を聞くことを決めた瞬間)

基本的には、今後も皆様に意見を伺いますが、ほとんどの意見を無視して、しかし本当に面白い意見は(たとえ、それが一人の小学生の意見であろうと)反映させるというやり方でやっていきますので、ご安心ください。

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