音楽・歌・ダンスという表現に、セリフ回しやストーリー展開が組み合わさって生まれる世界観の映画。
何となく苦手…と敬遠されがちなジャンルですが、純粋に「音楽を楽しむ」というだけでも観る価値はあると思います。
観ていて思わず身体がリズムを取りたくなるようなお薦めの作品をご紹介。5本以上あるので、またの機会に続編を書くかもしれません。
ヘアスプレー (2007)
歌って踊ってジャンルの映画では個人的にナンバーワンの傑作です。
黒人差別が根強い60年代のボルティモアが舞台。ダンスが大好きなぽっちゃり女子高生が憧れの人気TV番組で踊れるチャンスを手にするも、太っていることを理由に一度は不合格になってしまうのですが…
主人公の歌声が素晴らしいのはもちろんですが、英語の発音もクリアで好きです。キャストも豪華で、あのジョン・トラボルタがお母さん役で出演。
"You Can't Stop The Beat" という楽曲がノリノリでお薦め。
シカゴ (2002)
アカデミー賞6部門受賞の超級エンターテインメントは必見。
20年代のシカゴの街。ダンスに情熱を燃やす2人の女性が罪を犯して収監されます。マスコミ操作を得意とする敏腕弁護士を雇い、世間の同情を買いながら人生を賭けてスターになろうとする姿を描いた圧巻&ド迫力の映画。
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音楽やダンスに加え、キャストもとにかく豪華。映画館で観たかった作品です。黒髪ボブのキャサリン・ゼタ・ジョーンズが超絶にセクシーでハマり役。
天使にラブ・ソングを… (1993)
学園祭のクラス劇でシスターの衣装を着て歌った、思い入れのある映画です。
ひょんなことからギャング一味に命を狙われる事態になった売れないナイトクラブ歌手が、警察の計らいで修道院へ身を隠すことに。そこでとんでもなく歌が下手な聖歌隊のリーダーを任され、彼女の猛特訓が始まります。
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賛美歌にソウルのテイストを混ぜる型破りスタイルも楽しい一本。内向的だけど歌の才能のあるメアリー・ロバートがとってもキュートです。
とりあえずこの歌唱シーンが鳥肌モノで大好きです。泣けます。
バーレスク (2010)
歌姫・クリスティーナ・アギレラのずば抜けた歌唱力に圧倒されます。
スター歌手になることを夢見て田舎からロスに出てきた女性が「バーレスク」という潰れかけたクラブのショーに魅了され、ウェイトレスとして働くことに。やがて才能を見出され、ついにはダンサーの一員に抜擢されます。
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ひねりなし、正攻法の王道シンデレラストーリーな脚本のお陰で歌声やステージに集中させてくれます。あと相手役の男性が地味にタイプでした。
マンマ・ミーア! (2008)
観終わった後、心地よい幸せ感に満たされること間違いなし。
シングルマザーに育てられた娘が、まだ見ぬ父親とバージンロードを一緒に歩くことを夢見て、結婚式前に父親探しを決意。母親の日記を盗み見て、父親の可能性がある昔の恋人3人に母親の名前で招待状を送ります。
メリル・ストリープがいるだけで抜群の安定感。ふんだんに盛り込まれたABBAの名曲とギリシャの美しい景観から元気をもらえる素晴らしい映画です。
今日の名言。
“人と違ってる” のがいいことなの。
映画『ヘアスプレー』より