どうも、みーくんです。
今日は、叩かれる覚悟で記事を書きます。
ツイッターなどのSNSを見ていると、うつ病などの精神疾患を患っている方が「働けなくて辛い」と悩んでいらっしゃることがあります。
この「働けない」の言葉の裏には、2種類の気持ちがあると思います。
- 病気を早く治して働きたいけど、働けない
- 人生や闘病に疲れた。もう働きたくない
前者の方々には、復職プログラムや、自立支援医療など、様々なサポートがあります。
しかし、後者の方には、社会からの差別や、経済的困窮が待ち構えています。
自分は、障害年金を受給しながら、細々と働いていますが、心境としては、後者です。
そもそも、働くとは何か
一言で言うと、働くことは、収入を得る手段です。
目的は様々ですが、昔から「働くこと」は「自分を成長させること」「ハタを楽にすること」「日本を発展させること」などと言われてきました。
IT企業に勤めていた頃、私は色々な上司を見てきましたが、とても、成長しているようには思えず、ハタは苦労し、日本は発展どころか、不景気でした。
ただ、たまたま、私の境遇がそうだっただけで、働くことで、自己成長し、ハタを楽にし、日本の発展に貢献されている方も、たくさんいらっしゃると思います。
その方々について、私は何ら文句はございません。
それよりも、私は以下のデータを気にしています。
年間2万人以上の命が、自死で失われている日本
平成28年中における自殺の概要(厚生労働省より・PDFファイル)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/h28kakutei_3.pdf
1 総数
平成28年中における自殺者の総数は21,897人で、前年に比べ2,128人(8.9%)減少した。
性別では、男性が15,121人で全体の69.1%を占めた。
2 年齢階級別自殺者数
「40歳代」が3,739人で全体の17.1%を占め、次いで「50歳代」(3,631人、16.6%)、「60歳代」(3626人、16.6%)、「70歳代」(2,983人、13.6%)の順となっている。
3 職業別自殺者数
「無職者」が12,874人で全体の58.8%を占めて最も多く、次いで「被雇用者・勤め人」(6,324人、28.9%)、「自営業・家族従業者」(1,538人、7.0%)、「学生・生徒等」(791人、3.6%)の順となっており、この順位は前年と同じである。
4 原因・動機別自殺者数
原因・動機が明らかなもののうち、個々の要因別にみると、その原因・動機が「健康問題」にあるものが11,014人で最も多く、次いで「経済・生活問題」(3,522人)、「家庭問題」(3,337人)、「勤務問題」(1,978人)の順となっており、この順位は前年と同じである。
このデータを鵜呑みにすると「中高年の職のない男性が、健康問題や経済的問題で自殺しているケースが多い」と言えそうです。
ここで、以下のデータを見てみます。
正社員の有効求人倍率の推移(日経より引用)
このグラフが示している結果は、つい最近まで、企業は「人手余り」の状態だった可能性が高いということです。
ニュースでよく「人手不足」と言われますが「人手余り」と報道されないのは、なぜでしょう…?
つまり、最近まで「仕事をしたくても仕事がない」状態が、続いていたものと思われます。
なぜ「仕事をしたくても仕事がない」状態が続いていたのかという理由探しは難しいのですが、個人的に、手作業よりも、機械による大量生産が可能な時代に入ったからだと考えています。
夜なべをして手袋を編んでいた母さんが機械化した例(タイ語です)
www.youtube.com
今、私達の身の回りにあるもので、手作業で作られたものを見つけることは困難です。
最近は「MADE IN JAPAN」を見つけることも困難になってきました。
そんな中、健康問題を抱え、就きたい職に就けず、経済的に追い詰められた人が相当数いたと、私は推測します。
経済的困窮者に対して、対応が冷たいと私が感じている「日本」
厚生労働省は、サイトまで作ってアピールしていますが、現場では、申請を拒むような水際作戦が行われていたりと、行政の態度は、私からみると信じられない態度をとっています。
2012年の報道
www.youtube.com
今、日本は好景気と言われていますが、どの時代にも、一定の経済的困窮者がいます。
この記事をご覧の皆様で、もし、お金に困って、死ぬことを考えている方がいらっしゃいましたら、意地でも行政の力を借りることを検討してみてください。
私の考えですが「お金」よりも「人の生命」を優先すべきです。
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