皆さんこんにちは
IBIS2017に参加した@tereka114です。
本日、Elastic Stack 6.0のGAがリリースされました。
以前、Elastic Stack 6.0に関係する記事としてElastic Stackの6.0のBeta版を紹介しています。
待ち望んだリリースなので、この記事でElastic Stack 6.0GAで注目の機能を簡単に紹介します。
次のサイトで公式がElastic Stack 6.0GAの紹介をしています。より詳細な変更点はこちらを確認してください。
Elastic Stack 6.0.0 GA is Released | Elastic
Elasticsearch
Elasticsearchの6.0の変更点は主に検索やセキュリティ部分の改善が入りました。
検索性能が改善され、より検索が高速化しました。
また、5.6→6.xへのアップグレードもRolling Upgradeを行い、
ダウンタイムなしでアップグレードを実現できます。
そして、Security機能のデフォルトパスワード"changeme"がBeta版同様がなくなり、
自分で予めパスワードを生成する必要があります。
Beta版ではありますが、実際にElastic Stack 6.0 Beta版紹介の記事で挑戦しました。
Kibana
Kibanaの6.0GAで特に面白いと思っている機能・改善は次の4点です。
Full Screen機能やDashboardの改善などのUI/UXの変化、また、Kibana上から他のプロダクトを使いやすいようになっています。
試しにMetricbeatを使ってKIbanaで可視化しましたが、デザインがより洗練されています。
これまでは別のプラグインを入れないとCSV形式で出力できなかった状態から、デフォルトでCSVのExport機能が入るようになるのは嬉しいところ。
また、Watcherも簡単に設定できるようになっており、複雑なクエリを使わずにできています。早速、使ってみたいと思っています!
Elastic Stack 6.0 Beta版の記事で挑戦しましたがクエリで記述する形式と比較して、非常に簡単でした。
Logstash
Logstashの特に注目しているのは、Pipeline Visualizerです。
Pileline Visualizerを使うことで、処理の流れやその処理時間を画面から確認できます。
βの頃の写真ですが、
以前Beta版のPipeline Visualizerを利用しましたが、非常に便利だと感じています。
Beats
Beatで特に注目している機能は2つあります。
- Filebeatを利用したKubernetesのメトリック取得
- Audit Beatのリリース
KubernetesはDockerのオーケストレーションを行うソフトウェアです。
Kubernetesの情報を簡単に取得し、Elastic Stackで分析できます。
Kubernetesの情報がMetricbeatでどこまでとれるのか、個人的には気になるところです。
そして、Auditbeatはファイルの改竄検知ができるツールで、修正や変更数を取得できます。
このBeatの利用により、期待しないファイルの編集が行われたかどうかをElasticsearchで監視することができます。
こちらは以前、Elastic Stack 6.0 Beta版紹介の記事で使ってみています。
最後に
待ちに待ったElastic Stack 6.0GAがリリースされました。
これから使い倒していきます!
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