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【東京】<多摩の予算案>小金井市 新庁舎建設へ関連事業費
西岡真一郎市長が一昨年十二月の就任時に公約としていた新市庁舎の建設について、初めて当初予算案に関連事業費を盛り込んだ。 建設場所は取得済みの旧蛇の目ミシン工場跡地(中町)で、二〇二〇年七月に着工し、二二年三月の完成を目指す。賃貸の第二庁舎は、新庁舎完成後に所有者に返還する方針。 予算案では、新庁舎の建設計画について専門家に調査を委託。施設配置の検討や建設費の試算などを行う(千二百六十六万円)。また、現状の職員の執務環境調査を委託、課題をあぶりだして新庁舎での市民サービス向上に備える(八百二十八万円)。 就任当初、西岡市長が新庁舎との一体整備を提案していた新福祉会館の建設については、昨年九月議会で「ゼロベースで見直す」と明言した経緯がある。予算案では、公募市民や学識経験者らでつくる検討委員会の設置運営費を計上したが、会館の建設場所については「現段階では未定。市民の声を聞いて決める必要がある」と説明。また、「新施設は、子育て中の母親や妊婦も使える新たな役割も担うべきだ」と述べた。 人口増や徴税率の向上による市税収入の増加に支えられ、一般会計は過去三番目の規模となった。三月の市議選への影響を避けるため、予算案の発表は例年より約一カ月繰り上がった。 (鈴木貴彦) 関連記事ピックアップ Recommended by
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