2017年11月15日(水)
360.life編集部/Test by MONOQLO編集部
ルンバ破れる…!スマホと手を組んだニューカマーがヤバいんです
自分自身で家具などの位置を把握し、部屋中を勝手にお掃除してくれることで話題となったロボット掃除機。その代名詞的な存在と言えばルンバですが、それに追いつけ追い越せと各社のロボット掃除機も劇的な進化を遂げているんです。今回は6機種のロボット掃除機を集め、その使い勝手を比べてみました。
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IoTでの操作が画期的 掃除が一気に楽しくなる
最新のロボット掃除機はルンバの全機種がIoT(インターネットを介しての操作機能)に対応したのに合わせて、スマホでの管理や操作ができるのが当たり前になってきています。今回のテストではその「IoT性能」を重視し、さらに吸引力などの基礎的な「掃除力」もあわせ、総合評価を算出しました。 結果、6機種の中で、一番のオススメとなったのはこちらの機種でした!
ECOVACS DEEBOT R98 実勢価格:8万9640円 【IoT:◎】 何より優れているのがIoTでの操作。Wi-Fi経由でスマホのアプリに接続すると……
自動的にお部屋をスキャン開始。5分ほどでマップが表示されます。
重点的に掃除したい箇所に移動させたり、進んでほしくない箇所にマップ上で壁をつくったり。思いのままにスマホで操作できるのがポイントです! 【掃除力:◎】
部屋の構造を把握した上で動いてくれるので取り残しが少なく、狭い隙間やコードの束に臆することなくパワフルにゴミを吸ってくれました。
ドックにはなんとスティック掃除機を格納。取りきれなかったゴミを個別に吸うことができるので、新たに掃除機を買う必要がありません。
ゴミも一箇所に集まるのでゴミ捨てが一度で済んでしまいます。 【総合評価:S】 IoTでの操作が斬新で掃除をするのが楽しくなる一台でした。スティック掃除機まで付いてきてこのお値段と考えると大変にお買い得な商品と言えるでしょう。
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ルンバ最上位モデルは 細かいホコリも残さない
アイロボット ルンバ980 実勢価格:12万円 【IoT:○】 ルンバシリーズの上位モデルは清掃を終えるとマップを作成。掃除が行われた状況を視覚的に把握することができます。
掃除できていない箇所などが一目でわかるため、家具の配置などを調整するのにも役立ちます。もちろん、曜日ごとのスケジュール設定なども可能です。 【掃除力:◎】
本体上部のカメラで部屋の構造を把握した動きを見せてくれました。吸引力も強く、細かいホコリもバッチリと吸い込みます。 【総合評価:A+】 価格がどうしても高くなってしまうのがネックですが、性能は申し分なし。あらゆる方向からゴミを吸い取る柔軟な動きは別格でした。
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吸引力は最強 壁際のゴミも逃さない
ネイトロボティクス Botvac Connected 実勢価格 9万9900円 【IoT:○】 こちらもマップ作成機能を搭載しているので、お掃除状況の把握が簡単に行えます。
セットアップが簡単で、初めてでも戸惑うことなく使うことができます。 【掃除力:◎】
音は大きめですが、その分、パワーは強力。平らな形状を活かし、壁際のゴミも難なく吸い取ります。 【総合評価:A】 検証した機種の中でも吸引力は一番でした。本体に内蔵された液晶画面で操作が直感的に行える設計も親切です。
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ハイエンドの実力は 下位モデルを圧倒
アイロボット ルンバ960 実勢価格:8万1000円 【IoT:○】 最上位の980同様、こちらも掃除後のマップ作成機能を搭載しています。
どこが掃除されていないのかが分かれば、フォローも簡単に済ませることができますね。 【掃除力:○】
980と比較すると若干パワーが落ちていますが、部屋を把握してしっかりと掃除する動きには遜色がありません。 【総合評価:A】 ハイエンドな900シリーズの機種ということもあり、部屋を把握する機能と吸引力は下位モデルよりもワンランク上の性能を示してくれました。
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リーズナブルな価格が魅力 IoTにもしっかり対応
アイロボット ルンバ690 実勢価格:4万8300円 【IoT:△】
新たにIoTに対応し、外出先からも掃除のスタートやスケジュールの管理ができます。ただし、マップ機能は搭載していません。 【掃除力:○】
ルンバの入門用モデルとなる機種ですが、掃除力は十分。パワフルな車輪で障害物を物ともせずに進んでくれます。 【総合評価:B+】 アンダー5万円と、最高位モデルの半額以下で買えるのが魅力。スマホ操作にも対応していることを考えると買って損のない製品と言えます。
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帯に短く襷に長い? 性能差と価格に差異
アイロボット ルンバ890 実勢価格:6万7216円 【IoT:△】
こちらも690と同様の遠隔操作が可能。セットアップも画面の指示に違うだけでOKですが、マップ機能は省略されています。 【掃除力:○】
こちらも部屋の隅々までをしっかり掃除してくれましたが、690と比較すると若干パワーが上がった程度で劇的な向上は見られませんでした。 【総合評価:B】 最高位モデルと比べれば価格は安いものの、それでも7万円を超えることを考えると、690の方がコストパフォーマンスが良いのではないかという印象でした。 ロボット掃除機の性能を最初は眉唾ものと感じていた皆さんも少なくないとは思いますが、離れたところからでも自由にコントロールが可能になった今、家を空けている間に掃除を済ませられる便利さは見逃せません。ライフスタイルとお部屋の都合に合わせて、頼りになるお掃除担当の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。
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