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2017-11-15

「XXを優先し〇〇はその後、と言っただけ。自粛ではない」「Aさんの提案に賛同しただけ」…辻元清美氏の「言い逃れ」を考える…てか、まず情報開示してみないかい?Add Star

| 「XXを優先し〇〇はその後、と言っただけ。自粛ではない」「Aさんの提案に賛同しただけ」…辻元清美氏の「言い逃れ」を考える…てか、まず情報開示してみないかい?を含むブックマーク 「XXを優先し〇〇はその後、と言っただけ。自粛ではない」「Aさんの提案に賛同しただけ」…辻元清美氏の「言い逃れ」を考える…てか、まず情報開示してみないかい?のブックマークコメント

『飲むなら野党同士で! 立憲民主党が異例の「自民党との飲み会自粛令」』

産経新聞 (2017.11.2 21:56)

http://www.sankei.com/smp/politics/news/171102/plt1711020047-s1.html

立民「自民と飲んじゃだめ!」 辻元氏、対決姿勢をアピール

東京新聞(2017年11月3日 朝刊)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201711/CK2017110302000134.html

これに対して、辻元氏のブログ

http://www.kiyomi.gr.jp/blog/13766/

まず、「自民党議員との夜の飲食を見合わせる方針」を決めた、という事実はありません。

そして、報じられた発言や提案をしたのは私ではなく山内康一議員です。

そして山内議員の提案の意図は、いまは野党がバラバラの状態。立憲民主党会議のなかで、「まずは野党同志(※ママ)が食事をしたり親睦を深め、コンセンサスをとってほしい。自民と懇親するのは、どう考えているのか、ある程度まとまった後の話し合いの先にしてもらいたい」という主旨でした。

もっともな意見なので、私も賛成しました野党と先に飲んで、だけですので、「辻元が『自民飲み会自粛令』」という報道事実ではありません。

ま、しょーもない言い逃れだ、としか思えませんな。

そのあとなら許可することもあり得るっっ!!!ククク……(利根川風) といったって、とりあえずいま現在はダメで、『野党と先に飲んで』『まずは野党同志(※ママ)』って、つまりは「先に自民党とは飲むな」「まとまった話し合いをする前には飲むな」、と自粛を求めたってことで、これを「自粛令」と第三者が論評すると何が問題になるのかさっぱりわからん。

さらにいえば、言ったのは山内、ってのは、

共謀罪」でも「戦争法」でもいいんだが、「案を作ったのは官僚の何某。安倍はそれに賛同しただけ」的なアレですね。

こういうこと言う役職者の下で、同役職の代理として働く苦労、ちょっとばかりお察しする。



で、僕もうまいもんだから、はてブ100字以内に、きれいな比喩でまとめた。

え、何仰っとるの。『今は勉強優先。男女交際はその後!』と会議で誰か提案、生活指導の役職者(彼女は国対)が賛同したら普通に『男女交際自粛』やで?こんな拙劣言い訳とは、彼女は秘書給与事件から何学んだのだ

だが、この比喩が分からないという方もいらっしゃるようなので

比喩と、そのもとになる今回の件を表の形で対応させてみました。


何を優先?何を後にしろと命じる?どこで?最初の提案者は?責任、役職ある人は誰?同意した?それは、どう評される?
勉強を優先しろ男女交際はその後認める会議誰かが提案し生活指導の役職者が賛同したら『男女交際自粛』と評されるだろ、普通。
野党間の親睦を優先しろ自民との懇親はその後認める党会合で山内康一国対委員長代理が提案し辻元国対委員長賛同したら自民との飲食見合わせ」「飲み会自粛」と言われるだろ、普通。

こういう比喩(というか、その論理構造)がわからない人は一定程度いるもので、卑下する必要はない。それも人それぞれの個性だし、みんな違ってみんないい。


ところでそもそもブログの主張を受け入れるとして)これって「もっともな意見」かいな?皆さんもそう思うの?

これについては、こう書きました。

http://b.hatena.ne.jp/entry/348636401/comment/gryphon

「まず野党同志が食事…自民と懇親はその後」(への賛同)で「自粛令」の評に問題ないとは述べた通りだが、ブクマ先の皆様、そもこれに納得するの?「会食の優先順位など、党は介入しない」が正しきリベラルでは(笑)

酒を飲んで語り合う、というのは、そりゃ党と党同士(同志?)の結束を固めるためにもコンセンサスのためにも使うでしょうけど、別に意見の合わない人、対立する党であっても、そうできる関係は成立するだろうし、それに「順番」をつけて、政党が「こっちを先にして、あっちは後に回せ」とか言うべきものなのかなあ…。そこまですべてを党に預けるべきものなのかなあ…、と、思うのでした。


そもそも、辻元氏のブログでの主張って、どこまで客観的事実に沿っているの?ここで「資料開示」「情報公開」ですよ。

さらーに言うと、東京新聞産経新聞(また通常の論調が正反対の二紙だね(笑))の記事があり、その後辻元清美ブログが出たと。

仮に内容が正しいとしても、そもそも報道は成立する、とは前述の通りだが、敢えて指摘すると、後者に書いてある内容が、新聞記事より事実に則しているかどうかって、どう判断してるの?


先のブクマで「彼女は秘書給与事件から何学んだのだ」と書いたが、少なくともあの時に関しては、、辻元氏は不利な報道があったときに、そこから逃れようとその場しのぎの言い逃れ、虚偽を振りまいていた。

それは氏も苦い思い出としてあるだろうし、それなりに反省しているかとも思う。

だが今回、そもそも会議ではどのようなやり取りがあったのか…。

ここでだ、その会合に、録音記録が全く存在しない、とは思えないのだが、そのやり取りに限って、会合の音声を公開し、合わせて文字起こしして貰うわけにはいかないだろうか?

これは辻元氏ブログを信じる人、東京新聞産経新聞報道により信頼性を感じるもの、どちらにとっても、賛同できる話ではないかと思う。

もし録音記憶が全くない、とか今後も公開されないとしたら……… やはり、そこから始めたい。


余談。辻元氏はメディアに対し、かつて「ジャーナリストフィクサー」としてのメディア界の大物・筑紫哲也氏が庇護してくれた時の感覚があるのではないか

筑紫哲也氏を語る。ジャーナリストではなく政治プレーヤーフィクサー)としての。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081109/p7

で紹介したが、朝日新聞が当時、筑紫氏追悼記事の中で、生前の筑紫氏の言動をこう紹介していた。

・・・雑誌週刊金曜日」の創刊に携わり、市民運動などにも深い理解を示した。辻元清美衆院議員(48)は96年に社民党から立候補要請を受けた日を思い出す。引き留めてもらおうと自宅を訪れたが、開口一番で「やれ」と言い切られた。「泥船だからこそ乗れ。市民政党に変えろ」

 その後、ジャーナリスト領分を逸脱しているとの批判もあったが、「おれには政治家辻元清美の製造元責任がある」と言い続けた。

一緒に会食したとか酒を飲んだどころの話じゃなくて(筑紫氏は小泉純一郎田中真紀子ともよく会食したし)、ここまで、「民法の顔」と政治家がずっぶずぶの関係だった時代

辻元氏は大小のメディアネットから多くの批判や、或いは事実に基づかないデマも飛んでいるが、一方でこういう形でメディアネットからの庇護も受けていた存在だったなあ、と、今回のブログとその反響を見て感じたりもしたのでした。


関連

https://anond.hatelabo.jp/20171112203032

http://h.hatena.ne.jp/jinsuku/227149988900901757

自分、「ハイク」や「匿名」の構造や位置づけがいまいちわからないのだけど、とまれこのテーマで関連の記事を書いていただき、IDコールを受けたので紹介。