2017年11月15日 更新

社会

覚せい剤取締法違反 元教諭の男の初公判
(鹿児島県)
「薬物への欲求を抑えきれなかった」という。執行猶予期間中に再び覚せい剤を使用したとして、覚せい剤取締法違反の罪に問われた元小学校教諭の男の裁判が13日、鹿児島地方裁判所で開かれ、検察側は懲役2年を求刑し結審した。覚せい剤取締法違反の罪に問われたのは、鹿児島市星ヶ峯の元小学校教諭、福田孝一郎被告(36)だ。起訴状などによると、福田被告は今年9月、鹿児島市内の駐車場で知人から受け取った覚せい剤を使用したとされている。福田被告は8月、麻薬特例法違反などの罪で執行猶予つきの有罪判決を受けたばかりだった。13日の裁判で、福田被告は起訴内容を全面的に認め、「知人から薬物があるよと言われ欲求を抑えきれなかった」と述べた。検察側は、「前回の判決からわずか2ヶ月で犯行に及んでいて、社会内での自発的な更生は期待できない」などとして、懲役2年を求刑した。一方、弁護側は、一部執行猶予期間を設け、保護観察のもと社会復帰させることを求め、裁判は結審した。判決は、来月4日言い渡される。
[ 11/13 19:43 KYT鹿児島読売テレビ]