挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~ 作者:迷井豆腐

最終章 黒女神編

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
475/475

第461話 邪神の知識

 右手に長剣を携えたケルヴィンが、口端を吊り上げながら舞桜に迫る。聖剣にて斬撃を受ける舞桜、剣を交え、しかしそれでも勢いは止まらない。宰相の部屋の壁を崩し突き抜け、2人は鍔迫り合いのまま通路へと飛び出した。

「くうっ! ケルヴィンさん、目を覚ましてください! 俺は、貴方と戦いたくないっ!」
「おいおいおいおい! 今更そんな甘言を吐くなよ、胸焼けしちゃうだろう? 短い付き合いだが、俺は知っているぞ? 舞桜はやればできる子だ。決して頭がお花畑なんかじゃない、現実を見据えられる良い勇者だ。実力も兼ね備えた魔王の好敵手! そう、好敵手なんだ! だかられっ!」
「こ、のっ……!」
「っ!」

 更に奥の通路の壁まで行き着いた時、舞桜を壁を背にしてケルヴィンの腹に鋭い蹴りを放った。反動でその壁も破壊してしまったが、一先ずはケルヴィンと距離を取る事に成功する。

「はぁ、はぁ……! 俺がデラミスで天麟結晶を確認した時、ケルヴィンがどれだけ近くにいようとも、結晶は黒く染まっていなかった! 反応を強く示したのは、あくまで西大陸に渡ってからの事です! だから―――」
「―――だから、俺は魔王ではないと? ハハッ! 俺が魔王である事に、そんなものは否定材料になり得ないっ!」

 ケルヴィンが長剣を横に一閃する。舞桜は身を低くする事で躱すも、刀身から放たれた飛ぶ斬撃は、フロアの半分ほどを引き裂いていく。また、そらこ中で気絶しているであろう兵士達に、倒壊した瓦礫が舞い落ちて、グシャリと肉の弾けるような嫌な音が舞桜の耳を刺激した。

「天麟結晶なんてものを当てにしている時点で、お前は俺に後れを取っていたんだよ。さっきも見せただろう? 俺には『邪神の知識』という固有スキルが備わっている。こいつは過去にいたであろう膨大な数の魔王達、そいつらの知識の一部を俺にインプットしてくれる、ありがたい能力なんだ」

 ケルヴィンは自身のこめかみに人差し指を指して、更にその指先でぐりぐりと押し当てながらアピールして見せた。

「どうやら、過去の魔王にはそいつで痛い目をみた奴がいたらしい。この知識の中には、見事に天麟結晶についても情報が保管してあったよ。屍を晒した先代達の教訓を経て、勇者の裏をかく。実に素晴らしい、思いやりに溢れたスキルじゃないか、ハハッ!」
「ぐっ……!」

 今度の斬撃は天井から床にかけて、縦に放たれた。舞桜にとって、避ける事は容易いだろう。だが、下手に回避すれば城内にいるリゼアの人々に被害が及ぶ。舞桜は渾身の力で大剣を振るい、ケルヴィンの長剣ごと斬撃を弾く事でこれを防ごうとした。だが、ケルヴィンの剣筋は予想以上に鋭く、そして重い。攻撃を弾く行為には成功したが、舞桜自身が攻撃の余波でまた吹き飛ばされてしまう。ケルヴィンはまだまだ余力を残した様子だというのに、その力は確実に舞桜の上をいっていた。

「それじゃあ、次の疑問はこうかな? 喩え天麟結晶の存在が知られていたとしても、魔王の気配を欺く事はできない筈だ…… ハハッ。いやいや、できるよ、できちゃうだろ? 痛い目を見た魔王が、そいつに対策を講じないとでも思っていたのか? 天麟結晶は完全無欠じゃないし、そこに魔王がいたから絶対に反応するという、万能なマジックアイテムでもない。デラミスの奴らはそこら辺を妄信し過ぎて、どうも勘違いしてるんだよな。そいつが反応するのは、魔王の欲に対してだけだ」
「なん、ですって……?」
「魔王によって該当するのが支配欲だったり色欲だったり、個体によって違うんだけどな。俺の場合は――― まあ、これまで一緒に旅をした舞桜には、言うまでもないよな?」
「……戦いを、欲していたんですね?」

 聖剣を再び構え、そう答える舞桜にケルヴィンは満足気に頷いた。

「デラミスを訪れる前、言うなれば船の上で、俺はこの欲求を少しでも抑える為に食い溜めをしていたんだ。授かった知識をフル活用して、凶悪なモンスターを船に誘き寄せ、倒しまくった。幸いな事に、俺達はモンスター討伐専門の冒険者だ。撒き餌やらの道具は所持品に揃っていたし、俺の収集癖のお蔭で消耗品が不足する事はなかったよ。船の上なら余計な介入をする奴もいない。メルフィーナは船酔いで、あいつの目を盗むのも実に容易かった。理想的な環境、ああ、ある意味であそこは俺の理想郷だったのかもな。ま、お前を目の前にして待て・・をするのは、かなり辛いものだったぜ?」
「……西大陸に渡って、天麟結晶に反応があったのは?」
「流石に我慢の限界だったんだよ。あれだけ時間が経てば、食い溜めていた欲求も出て来るさ。西大陸こっちに渡ってからは、モンスターを狩りまくって何とか落ち着かせようともしたんだが、舞桜を目にした後じゃどうも食い足りなくて、やっぱり駄目だった。若い女の不審死が相次いでいた事件を辿って、ここの宰相に行き着いた時は期待していたんだけどさ。ほら、あんな有り様だったし。だからもう、魔王の疑惑を擦り付ける当初の予定も止めて、ご馳走にありつく事にした」

 予備動作なしで、ケルヴィンが舞桜の懐に入り込む。舞桜は油断する事なく、ケルヴィンを見据えて構えていたのだが、全く反応する事ができない。

「なっ!?」
「それでさ、いい加減覚悟は決まったか? 何の為に長ったらしく、こんなお喋りをしてやってると思ってんだ。早くしてくれ。なあ、頼むよ?」

 ケルヴィンから拳による打撃を受け、更には腕を掴まれ片手で放り投げられる。投じられた先は宰相の部屋の更に奥、城外へと繋がる窓であった。舞桜の意識は既に朦朧としている。こんな状態で外に落とされては、天歩を使うのもままならない。

「舞桜!」

 ぼやける意識の中、メルフィーナの声が舞桜の耳に届いた。正確には、白魔法による回復も一緒に。辺りを包み込んでいた霧が晴れていくように、舞桜の意識は覚醒していく。

「―――っ! ありがとうございます!」

 空中に足場を作り、体勢を整える舞桜。その横へメルフィーナが飛んで来る。

「すみません、突然の事で呆けてしまいまして……」
「いえ、俺の方こそ…… メルフィーナさん、落ち着いて聞いてください。ケルヴィンさんの話を聞く限り、魔王化は確実のようです」
「そんな……!」
「俺は覚悟を決めます。それがケルヴィンさんが求める事でもありますし、何よりも俺の、勇者の使命ですので」
「だ、駄目です! そんなの、駄目ですっ! 魔王になったからといって、倒す以外にも方法はきっと―――」
「―――ないよ、メルフィーナ。この世界に魔王が誕生して以来、この病が治療された事は一度もない。だからもう、俺は魔王として生きていくしかできないんだ。邪神の知識はそう言ってる」

 瓦礫による粉塵が舞うフロアの中から、人間にしか見えないその姿を現すケルヴィン。不思議な事に、メルフィーナに向ける言葉はどこか柔らかいような…… 舞桜は微かに、そう感じた。

「あなた様……」
「ああ、舞桜の怪我を治してくれたのか。ありがとう、メル。これで負傷を理由に本気を出せない、なんて事にはならないだろう。だけど、今は下がっていてくれ。そこにいられちゃ、巻き込んでしまうかもしれない」
「メルフィーナさん、俺からもお願いします。ケルヴィンさんの妻である貴方に、一緒に戦ってくれなんて酷な事は言えません。せめて、被害の出ないところに退避を」

 ケルヴィンと舞桜に避難するよう告げられ、メルフィーナは狼狽する。ケルヴィンが魔王に? ケルヴィンと舞桜の戦いを黙って見ている? 仮にこの場を収めたとしても、ケルヴィンのこれからは――― 数多の思考が渦巻き、唐突に選択を迫られる彼女は混乱の中にいる。声を出そうにも唇は渇き、口の中はカラカラに枯れている。

「わ、私は―――」

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全380部分)
  • 24540 user
  • 最終掲載日:2017/11/08 12:00
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。 彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。  そうして導き出された//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全165部分)
  • 19791 user
  • 最終掲載日:2017/11/14 13:35
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全114部分)
  • 21430 user
  • 最終掲載日:2017/11/11 15:19
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全362部分)
  • 23423 user
  • 最終掲載日:2017/09/06 20:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全220部分)
  • 21874 user
  • 最終掲載日:2017/08/30 20:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 22957 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
再召喚された勇者は一般人として生きていく?

異世界へと召喚され世界を平和に導いた勇者「ソータ=コノエ」当時中学三年生。 だが魔王を討伐した瞬間彼は送還魔法をかけられ、何もわからず地球へと戻されてしまった//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全394部分)
  • 20332 user
  • 最終掲載日:2017/11/12 11:00
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全124部分)
  • 25655 user
  • 最終掲載日:2017/11/06 22:53
境界迷宮と異界の魔術師

 主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1291部分)
  • 23464 user
  • 最終掲載日:2017/11/14 00:00
奪う者 奪われる者

佐藤 優(サトウ ユウ)12歳  義父に日々、虐待される毎日、ある日 借金返済の為に保険金を掛けられ殺される。 死んだはずなのに気付くとそこは異世界。 これは異//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全236部分)
  • 20027 user
  • 最終掲載日:2017/11/13 18:00
異世界はスマートフォンとともに。

 神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第二の人生をスタートさせる。彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマー//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全455部分)
  • 19047 user
  • 最終掲載日:2017/11/08 22:54
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。 彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全127部分)
  • 21741 user
  • 最終掲載日:2017/11/06 09:08
成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです

 俺、一之丞は就職100連敗、さらに記録更新中の無職だった。  面接に向かう途中、トラック事故に巻き込まれ、あえなく死亡。  そして、女神から常人よりも400倍//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全208部分)
  • 19442 user
  • 最終掲載日:2017/11/10 22:39
マギクラフト・マイスター

 世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1708部分)
  • 19820 user
  • 最終掲載日:2017/11/14 12:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 24708 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 書籍化決定しました。GAノベル様から三巻まで発売中!  魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望では//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全202部分)
  • 20770 user
  • 最終掲載日:2017/11/11 23:22
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全529部分)
  • 22115 user
  • 最終掲載日:2017/10/13 23:33
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 25514 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全180部分)
  • 25352 user
  • 最終掲載日:2017/11/12 00:00
LV999の村人

 この世界には、レベルという概念が存在する。  モンスター討伐を生業としている者達以外、そのほとんどがLV1から5の間程度でしかない。  また、誰もがモンス//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全339部分)
  • 19336 user
  • 最終掲載日:2017/11/11 21:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全389部分)
  • 27134 user
  • 最終掲載日:2017/11/08 00:23
人狼への転生、魔王の副官

人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。 元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全415部分)
  • 19233 user
  • 最終掲載日:2017/06/30 09:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

◆カドカワBOOKSより、書籍版11巻、コミカライズ版5巻発売中! アニメ放送は2018年1月予定です。 ※書籍版とWEB版は順番や内容が異なる箇所があります。//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全553部分)
  • 28778 user
  • 最終掲載日:2017/11/12 18:00
レジェンド

東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1550部分)
  • 25724 user
  • 最終掲載日:2017/11/14 18:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全176部分)
  • 23936 user
  • 最終掲載日:2017/11/01 01:14
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全287部分)
  • 30698 user
  • 最終掲載日:2017/11/11 18:00
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた

 ◆書籍⑧巻まで好評発売中です◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、泊り//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全189部分)
  • 19541 user
  • 最終掲載日:2017/10/11 21:00
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。 あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全819部分)
  • 23400 user
  • 最終掲載日:2017/11/10 00:00