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ずっと欲しかったManfrotto(マンフロット)のミニ三脚PIXI EVOをようやく購入しました。
前モデルのPIXIを持っていたし、安いのでいつでも買えるという安心感からついつい先延ばしにしていました。
しかしPIXIよりも、さらに進化(EVOrution)したManfrotto(マンフロット) PIXI EVO。ここ最近やっぱり必要だなぁという事が増えてきたので購入しました。
卓上での物撮りはもちろん、屋外での撮影でも気軽に使えるミニ三脚のPIXI EVO。やはり買って正解でした。今回は前モデルのPIXIと比較しながら紹介してみます。
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Manfrotto(マンフロット) PIXI EVO
今回購入したのはPIXI EVOのブラックです。
ブラックの他にもユニセックスで使えそうな「ホワイト」や、グレーと赤のコンビネーションがかっこいい「レッド」もあります。
さすがイタリアデザインのManfrotto。カラーによって格好良くも可愛くも見えます。
ミニ三脚はなんといっても小ささ・軽さが最大の特徴です。バッグの中に常に入れていても邪魔にならないサイズで、荷物を減らしたい時や三脚を立てるスペースが無い時もサッとだしてパッと使える頼もしい三脚です。
1つは持っていたいミニ三脚ですが、中でもデザインや見た目に拘りたい方にはManfrottoのPIXI・PIXI EVOはかなりおすすめです。
これでManfrottoの三脚は4本目。少し大きめの190と持ち運びしやすいbefree。あとミニ三脚の前モデルのPIXI。
見た目も大好きなManfrottoはやはりテンションが上がります。
PIXI EVOの進化した所
マンフロットの人気ミニ三脚PIXIの進化版として販売されているPIXI EVO。どこがどう進化したのか細かく見て行きたいと思います。
外観
まずはPIXIとPIXI EVOの見た目から。
下の写真で左がPIXIで、右が今回購入したPIXI EVOになります。
大きさは一回り大きくなっています。
脚を閉じた状態で比較するとこんな感じ。
PIXIはズボンのポケットに入れていても違和感無く持ち運べましたが、大きくなったPIXI EVOはポケットだと少しかさ張る感じがしますね。
ここからはPIXI EVOに新しく採用された機能を見て行きます。
耐荷重が2.5kgにアップ
PIXI EVOでは最大耐荷重が2.5kgに増えました。前モデルのPIXIでは最大耐荷重1kgだったので倍以上です。
私はミラーレス一眼での使用なので2.5kgもあれば問題なくつかえます。一眼レフでも極端に重いボディやレンズでなければ使えそうですね。
前モデルのPIXIで、私が持っているレンズで一番重いマクロレンズのSEL90M28Gを使うと、角度によっては不安定になり倒れてしまう事がありました。
コンパクトなPIXIでマクロ撮影は便利だったんですが、倒れてしまっては意味がありません。
この耐荷重がアップしたのも購入した理由ですね。
開脚角度と脚の長さが変えれる様になった
PIXI EVOでは、二段階の開脚角度と5段階の脚の長さの調節が出来る様になり、より柔軟なセッティングが出来る様になりました。
前モデルのPIXIは開脚角度も足の長さも調節出来ません。出来るのはボール雲台で出来る範囲でのセッティングだけ。
被写体によって調節し、安定した撮影が出来るのが三脚の目的。やはり高さ等を調節出来ないのは不満でした。
PIXI EVOの開脚は55°と80°の二段階。よりローアングルからの撮影も出来る様になりました。この開脚は本当嬉しい!!
開脚角度の調節も簡単。左右に動くスライドスイッチでサッと調節出来ます。
そして5段階で調節可能な脚の長さ。この小ささで可変出来る脚を着けてくる辺りは流石マンフロットといった感じです。
脚部分にあるボタンを押しながら長さを調節します。伸ばす際はボタンを押さなくても伸ばす事は出来ます。
この開脚角度と脚の長さの調節により10.5cmから20cmの範囲で調節出来ます。
カメラに取り付けやすくなった
PIXI EVOはカメラに取り付ける際もより簡単にスマートな方法でセット出来る様になりました。
雲台部分にあるギアのような丸いパーツを回せば、三脚ネジが回りカメラボディにしっかりとセットする事が出来ます。
前モデルのPIXIのネジは固定されていたので、カメラかPIXI本体を回して取り付けないといけませんでした。
このちょっとした違いもしっかりと改良・進化しています。
雲台の固定/解除方法も変わった
前モデルのPIXIでのボール雲台の固定/解除方法は、ボタンを押して操作するタイプでした。
進化したPIXI EVOは、ノブを回して固定する方法に変わりました。これに変わった事でより強くしっかりと雲台を固定できる感じがします。
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縦位置での撮影も可能になった
雲台部分に下記写真の様に切り込みがあり、ここを使えば縦位置でも撮影が出来る様になりました。
また同時に真上や真下に向けてのセットも出来ます。高さ的に真下を向ける事は少ないかも知れませんが、上を向く稼働域が増えた事で、空や星の撮影でも自由に構図を取る事が出来ます。
ただ、縦位置を頻繁に使い、より自由に安定した縦位置撮影がしたい方は、後で紹介する商品と合わせ、「L字クイックリリースプレート」を使う事をお勧めします。
L字クイックリリースプレートを使えば、縦位置にセットしても重心が三脚の中心に来る様にセット出来るため安定感が増します。
気になる所
Manfrottoが大好きな私としては、ただManfrottoというだけでテンションが上がってしまい、どうしてもひいき目になりがちですが、正直良い所ばかりではありません。
ここからはPIXI EVOのちょっと気になる所を書いてみたいと思います。
縦位置は少し不安
小型なミニ三脚のPIXI EVO。今回の進化で前モデルのPIXIでは出来なかった「縦位置撮影」が出来る様になりました。
しかし、この縦位置はどうしても重心が中心からずれてしまう為、安定感が損なわれます。
前述した縦位置の所でも書きましたが、重めの機材を使っている方は「L字クイックリリースプレート」を使った方が良さそうです。
ミニ三脚という事もあり、普通の三脚の様に高さが出せないため、地面ではなく高さのある所で使ったりする事も多いと思います。その様な場合はより注意が必要になりそうです。
各パーツの強度が不安
カメラを雲台につける際に使用するギアや、ボール雲台を締めるネジ等の素材の強度に少し不安があります。
素材がプラスチックという事もあり、強く締め付けたりすると壊れてしまいそうです。
特にカメラ固定部分に関しては、amazonのレビューでも壊れたとの報告がありました。
使用頻度の高い場所なので不安が残ります。私の物は今の所壊れてはいませんが、あまり強く締めたりするのは避けた方が良さそうです。
PIXI EVOと合わせて買ったもの
普通に使う分にはPIXI EVO単体でも充分に使えますが、他の商品を組み合わせる事でより便利になります。
ここからはPIXI EVOと合わせて買った物を紹介します。
SUNWAYFOTO クイックリリースクランプ DDC-26
三脚とカメラのセットが素早く簡単に出来るアルカスイス規格に対応したクランプです。
私はカメラストラップに「Peak Design」のストラップを使っていますが、Peak Designの製品はアルカスイス規格のプレートが付いていて、それがクイックシューの変わりになります。
そしてこのクランプと組み合わせて使えばカメラのセットが簡単になります。私は持っている三脚全てにクランプを着けていますが本当に便利です。
そして上記リンクの商品はPIXI EVOにもpeak designのプレートにもピッタリのサイズです。
縦位置撮影の頻度が高い方は、この商品と「L字クイックリリースプレート」を同時に使うと安定した縦位置撮影が可能になります。
たとえばこれとか。
上記商品は汎用で多メーカーに対応していますが、機種専用のものもサードパティーから沢山販売されていますので気になる方はチェックしてみてください。
スマホ用固定クリップ
先日iPhone Xを購入したので、iphoneでもPIXI EVOを使った撮影が出来る様に購入しました。
といっても買ったのは100均で購入。取りあえず使ってみて良い感じならちゃんとしたやつを買おうかなと思ってます。
でも、ちょっと見た目がアレすぎてなんとなく使う気になれませんw 折角のイタリアデザインを台無しにしてる感がハンパないですw
同じもので色違いの物がネット上にもありました。100均には白しかなかったんですが黒タイプがありました。どうせなら黒が良かった。。。
安く押さえるなら上で紹介した物もいいですが、見た目に拘りたいなら、同じマンフロットからも販売されているのでこちらもオススメです。
さいごに|PIXI EVOを買って
今回新たに買い足したミニ三脚のPIXI EVO。これで2つのミニ三脚を持つ事になったんですが、2つあるからこそ便利な使い方も出来るんです。
私は自作の撮影ブースでの物撮りでこんな感じで使ってます。
古いPIXIはビデオライトを付けて。新しいPIXI EVOにカメラを載せて。なんて使い方をしてます。
これまではわざわざ大きい三脚をだして撮影してたんですが、PIXI EVOのおかげでより簡単に撮影出来そうです。
こんな感じで便利に使えるミニ三脚。1個持ってるだけでも役に立つし本当にオススメです。そしてデザインも機能も良い感じのManfrotto PIXI EVO、かなりいい感じです。
前モデルと比べると一回り大きくなりましたが、持運びには不便しないコンパクトさです。カメラバッグに入れておけば、常に大きな三脚を持ち歩いていなくても撮影の強い味方になってくれそうです!!