先日、裏メニューでヴィノワズリーの美味しいロシアカフェをご紹介しました。
フランスの朝は、クロワッサンにカフェオレ♪で決まりですよね。朝マックメニューにもございます。
農業大国フランス、バターの質が違うんですね。
それを見事に体現しているのがクロワッサン。kotorioも1年前まで16区のブーランジェリー(日本にもお店のあるメゾンkです)でバイトをしていましたが、クロワッサンを試せば、そのお店の品位も歴史も全てがわかってしまうといいます。
まさに、ヴィノワズリーのプレジデント、と言えましょう。
フランスでも今は珍しくなってしまったという、昔ながらの「薪窯」を使って、ひとつひとつ丁寧に焼き上げるブーランジェリーがあります。
その名も「Le Moulin de La Vierge」(村の風車)、パリ2区と15区にお店があります。
1356年からの伝統製法で全てのパンが作られているそう。店内の装飾も、シャンデリアも、開店当時とほぼ変わらないとのこと。長い歴史を感じさせますね。
こちらがウワサの薪窯でございます。
まだ暗い早朝の薪焚きから、パン屋さんの1日が始まります。窯の扱いは今も昔も非常に難しく、まさに職人技。
フィガロスコープやパリジャン紙などで取り上げられて今再び注目されるようになりましたが、ひとつには、2区のお店にバー・カフェが併設され、深夜まで利用可能なこと、また、本格窯焼きとあって、ビオや有機(サワー種)興味のある人たちから、ここでの製法のパンが人気を得ていることです。("pains au levain"と呼ばれる種類のパンです)。
でもやっぱりクロワッサン♪ 1€10です。
薪窯ゆえ、ひとつひとつの焼きムラがありますが、それもまた個性。
同じものは二つとしてありません。外の香ばしさに対して、中はふんわりと柔らかく、甘みが感じられます。
Le Moulin de La Vierge
10 Place des Petits Pères, 75002 Paris
166 Avenue de Suffren, 75015 Paris