「コミックマーケット」と聞いて、あなたは何を想像しますか?
コスプレ、同人誌、アニメグッズ、とんでもない人混み――。まず思い浮かぶのは、メディアで報道されている「オタクの祭典」的なイメージでしょうか。
毎年夏と冬の2回、それぞれ3日間の日程で開催される「コミケ」こと、コミックマーケット。屋内で開催されるイベントとしては世界最大規模を誇り、来場者数はのべ50万人以上に達します(※2017年夏)。
この数は「国内のどのロックフェスよりも多く、1日に数十万人が訪れる花火大会よりは少ない」といった感じ。そんな人数が東京ビッグサイトに集うわけですから……なかなかにすごい規模間であることがわかるかと思います。
そんなコミケですが、手に入るのはアニメグッズやえっちな本ばかりではありません。サークル参加している人のなかには、アニメやマンガとはまったく関係のないジャンルで出展し、己のほとばしる熱いパトスを作品に注ぎこんでいる人も少なくないのです。
オリジナル小説を書いたり、大好きな趣味の情報をまとめたり、撮りためた風景の写真集を出したり。言うなれば、「ニッチすぎて商業出版は難しいけれど、少なからず好きな人はいそう」な趣味嗜好。それがが見つかるのもまた、コミケのひとつの側面のだと言えるでしょう。
ここではそういった観点から、「コミケって、アニメやマンガに興味がない人でも楽しめるの?」という疑問にお答えできれば!
そのうえでコミケの楽しみ方として、主に「評論・情報」ジャンルの同人誌を取り上げつつご紹介。本記事を通して、少しでも同人文化の楽しさと魅力が伝わりましたら幸いです。
本当の愛はここにある!コミックマーケットとは?
冒頭でも書きましたが、「コミックマーケット」は世界最大の同人誌即売会。3日間でのべ50~60万人が参加し、出展サークルは約32,000スペース(※2017年夏)にのぼります。
「同人誌」と聞くと、真っ先にアニメやマンガの二次創作作品(ファンアート)のイメージが思い浮かぶ人も多いかもしれません。その認識は間違いでなく、コミケで買うことのできる同人誌の多くは「オタク」向けの作品だと言えるでしょう*1。
そのような同人誌をつくる個人、あるいは複数人の集まりを指して、「サークル」と呼びます。
これは大学の「サークル」と同様に、「同じ趣味や活動を行う集団」と考えて良いかと。ただし、コミケの場合は“複数人”である必要はなく、個人で出展している人も少なくありません。
加えて、サークルとしてコミケに参加し、同人誌を頒布(販売)している人たちは、「必ずしもイラストや文章を仕事にしているというわけではない」のもポイント。
創作とは無縁の本業に従事している人も多く、サークル活動はあくまで趣味。その作品発表、もしくは仲間やファンとの交流の機会として、コミケに参加しているわけです*2。
もちろん、サークル参加者のなかには、プロの漫画家やイラストレーターもいます。コミケで新人の発掘に勤しんでいる編集者もいると聞きますし、同人活動をきっかけに漫画家デビューしたという人も今や珍しくありません。
素人からプロまで、誰もが横並びに自分の「好き」を表現している空間。それが、コミケに代表される同人誌即売会の魅力だと言えるでしょう。最近は、西川貴教さん、小林幸子さん、叶姉妹さんといった有名人も参加して話題になりましたね。
だからこそ、コミケに参加するのは何歳からでも遅くありませんし、誰が参加したって良いわけです。
アニメやマンガに関心がない人でも楽しめそうな作品も目にしますし、なんだったら、自分で書いたってOK! コミケはオタク限定の閉じられた集まりではなく、広く開かれた「お祭り」だと言えるでしょう*3。
早起きしなくてもOK!初参加で無理なくコミケを堪能するには
しかし一方では、そんなコミケに漠然と興味を持ちつつも、なんとなくハードルの高さを感じている人もいるのではないでしょうか。
「とんでもない行列に並ぶ必要があるんでしょ?」とか、「始発で行かないと買えない本も多いらしい」とか、「大きな目的があるわけでもないのに行くのは申し訳ないような……」とか。たしかに間違ってはいませんが、そこまで構えることもないと思うんですよね。
人気作家さんの本が欲しいとか、限定グッズを買いに企業ブースへ行くというのでしたら、相応の準備と覚悟が必要になるでしょう。ですが、「初参加でほどほどに楽しみたい!」ということでしたら、以下の2点のみを押さえておけば問題ないと思います。
カタログを買って熟読しよう
ぶっちゃけ、最低限やるべきことはこれひとつ。「コミケットカタログ」を書店やネットで購入し、しっかりと読みこむ。それだけです。
コミケのカタログは、一口に言えば「イベントパンフレット」的な存在です。開催概要・守るべきルールとマナー・参加者心得・トラブルへの対処法などが詳細に書かれた、1冊の本。まずは、これを読むところから始めましょう。
ネット上にはコミケ情報をまとめているページも多くありますが(この記事もそうですね)、それよりも読むべきはカタログです。参加するにあたって知っておきたい情報は網羅されていますし、公式に出されている冊子ですので、読めばだいたいの疑問は解決するはず。
加えて、3日間の参加サークルすべてを一覧にして掲載しているため、気になるサークルを探すのに役立つというメリットも。本記事では特定のジャンルについてのみ言及していますが、ほかに惹かれるジャンルがありましたら、カタログでチェックしておくと良いでしょう。
また、カタログには、切り離して使える館内図も付属しています。慣れていない人ほど、館内図は必須アイテム。まわる予定のサークルをメモしておけば、コミケ当日は「宝の地図」として役立つこと間違いなしです。
お昼過ぎに来場しよう
カタログを熟読し、事前の準備も終えたら、ちょっと悩むのが来場時間。これは参加目的によっても変わってきますが、初参加ということでしたら、お昼過ぎに会場入りするのがおすすめです。無駄に並んでも疲れるだけですし、焦らずゆっくり向かいましょう。
公式サイトにも書かれていますが、コミケの開催時間は10:00~16:00(企業ブースは17:00まで)。特に午前中は、館内のあちらこちらが通勤ラッシュ並みの大混雑状態になります。それが落ち着くのがお昼過ぎくらいなので、狙うのはその時間帯ですね。
ちなみに、始発電車で来れば開場とともに入場できますが、待ち時間は5時間ほど。また、開場時間である10:00に到着した場合は、だいたい1時間ほど並んで入ることになります。僕自身、特別な限定商品がなければ9:00〜10:00くらいに並んでいますが、やはり1時間ほど待っているイメージ。
「1時間くらいなら……」と思う人もいるかもしれませんが、8月中旬の夏コミでは炎天下で、12月下旬の冬コミでは寒空の下で並ぶことになります。厚着をすれば何とかなりそうな冬はまだしも、夏は本気で ヤ バ い ので、無理せず来場するようにしてください。
目安としては、13:00~14:00頃でしょうか。お昼を過ぎれば、目的を達成して撤退する人も出てきますので、スムーズにまわることができるかと思います(それでも全体的に人が多いイベントであることに変わりはありませんが)。
もし、少しでも早く入場したいということでしたら、入場規制が解除される12:00を目処に会場入りすると良いでしょう。12:00到着でしたら、公式サイトにも待ち時間「0時間」の表記がありますので、駅からそのままスイーッとビッグサイトに入れるかと思います。
十人十色の個性が光る!評論・情報ジャンルのススメ
さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
先ほど、“同人誌の多くは、いわゆる「オタク」向けの作品”だと書きましたが、それだけではありません。これも冒頭で書いたように、オリジナル小説や趣味本、風景写真集など、多種多彩な同人誌が手に入るのがコミケの魅力です。
公式サイトの「ジャンル」で言えば、「創作」「歴史」「鉄道」「旅行」「メカミリ」などが当てはまりますね。また、必ずしも「同人誌」ではないものを頒布しているジャンルとして、「オリジナル雑貨」「ゲーム(電源不要)」といった分類もあります。
そんななかで今回おすすめしたいのが、「評論・情報」ジャンルです。
文字どおり、何かしらの対象について論じたり情報をまとめたりしている同人誌を、このジャンルでは目にすることができます。特に人類共通の話題である「食(グルメ)」系のサークルは数が多く、このあたりは見てまわるだけでもおもしろいはず。
また、上で挙げた「創作」~「メカミリ」ジャンルもそうですが、これらのスペースはアニメやマンガ的な要素がほかと比べて薄くなっています。なので、それこそ「興味本位でふらっとコミケに来た」人でも楽しめそうなジャンルとして、初参加する人にいつも勧めるようにしています。
では、具体的にはどういった作品があるのか、実際の同人誌をいくつか紹介させていただきます。
(※タイトルでは「評論・情報ジャンル」と書いていますが、厳密には上記の「創作」〜「メカミリ」ジャンルのサークルの作品も引っくるめた、「オリジナルの同人誌」全般から取り上げています。また、以下の同人誌は必ずしもコミケで買ったものとは限らず、別の即売会や委託書点で購入した場合もあります)
セブン-イレブンで呑む/かるこーるぞく
セブン-イレブンで販売されている「おつまみ」を40種類以上も掲載した、コンビニおつまみカタログの決定版。『ファミリーマートで呑む』と『ローソンで呑む』もすでに出ており、コンビニ大手3社は制覇済み。前回の夏コミでは、『桃屋で呑む』を頒布していました。
各商品の値段カロリー・原材料といった基本データはもちろんのこと、酒飲み視点でのおすすめ解説も掲載。また、各チェーン店のポテトサラダを食べ比べた特集などもあり、おもしろく読むことができます。間違いなくお酒好きな人の役に立つ1冊。ぜひ晩酌の参考にどうぞ。
意外と知らない信玄餅のセカイ。/油ハム。
かわいらしいデザインながら万人を魅了する、山梨銘菓「信玄餅」の魅力を紐解いた1冊。おなじみ「桔梗屋」の信玄餅だけでなく、「金精軒」(実は商標的にはこちらが先らしい)の商品も合わせて紹介。全6種類を徹底レビューしています。
意外と人によって違う「信玄餅の食べ方」や、「信玄餅詰め放題の潜入調査」といったコラムも掲載。読んでいると必然的に信玄餅が食べたくなってくるので、その点は要注意。また、前回の夏コミでは本書の第2弾として、信玄餅関連商品を特集していました。
フクロウ読本。/イエローホップ
ここ数年で人気が高まりつつある「フクロウ」の魅力に迫った本。大勢のイラストレーターさんによる美麗イラストがあり、おすすめのフクロウカフェの紹介があり、さらには昨今問題視されているフクロウ業界の事情についての示唆もありと、読みごたえがあります。
ただ「フクロウかわいい!」と勧めるのではなく、業界の厳しい実情や飼育の問題、飼い主さんの悩みもあわせて取り上げているのが特徴。それでもなおフクロウへの熱量が感じられる内容で、絶妙なバランスのうえでつくられた1冊という印象を受けました。
フィリピンではしゃぐ。/はしゃぐ
ハチャメチャ楽しく、ちょっと切ない、フィリピン留学体験記。約170ページのボリュームで描かれるのは、英語力ゼロのイラストレーターである作者さんがバギオで過ごした半年間。留学情報、グルメネタ、異文化体験談と、盛りだくさんのエッセイ漫画。
語学留学に関心がある人なら「等身大の留学体験」として参考になるでしょうし、そうでなくても、「フィリピン文化と日常が垣間見えるエッセイ漫画」として楽しく読めます。登場人物も個性豊かで、「自分もこんな留学生活を送ってみたい!」と思えてくるほどに素敵な1冊。
引きこもり漫画家 一週間自転車旅日記/くみちょうBOX
「思いつきでクロスバイクを購入し、埼玉県所沢市~兵庫県西宮市までの約570kmを一週間で走ってみた」という、実録漫画。失敗も反省も余さず書かれていて、少し前に自転車に乗り始めた自分にとっては参考になる部分も多かったです。
良くも悪くも現実的で、「旅は人生を変える!」的なキラキラ感はなく、「めっちゃキツいけど、まあなんとかなるんじゃね?」くらいのゆるーい語り口は、読んでいて気持ちが良い。劇的な感動はなくても、読者に「自分も走ってみよっかなー」と思わせる説得力がありました。
29歳からはじめる趣味。総集編/世間の片隅
20代中頃に体を壊し、仕事を辞めた作者さん。「どうせなら人生楽しまないとな!」と開き直り、さまざまな趣味に挑戦した当時の経験を元に描いた、「趣味」の紹介本です(※本書あとがきより)。
取り上げているのは、「フィルムカメラ」「ダーツ」「コーヒー」「エレキギター」「ボルダリング」「絵を描く」の6つ。「こんな趣味も楽しいっすよ?」と気軽な雰囲気で、初心者向けの実践法と魅力をまとめています。4コマ漫画風のイラストもゆるかわいい。
konel.mag Issue 5/konel
主にクリエイターへ向けて、「ウェブでポートフォリオを持つこと」を推奨・支援するために企画された同人誌(※本文より)。そもそも「ポートフォリオ」とは何かの説明に始まり、ポートフォリオの制作フロー、ウェブサービス比較、実例などを順に紹介しています。
かくいう自分も本書に影響されてポートフォリオを制作し、ちょいちょい役に立っています。イラストレーターやデザイナーといった業種別にも異なってくるポートフォリオの考え方や、初心者向けのCSS講座なども書かれており、参考になる人も多いのではないかしら。
木緒なちのロゴの作り方/コロリメイジ
『ひだまりスケッチ』『ご注文はうさぎですか?』『グリザイアの果実』などの装丁・ロゴデザインを手がけているデザイナー、木緒なちさんの同人誌。実際のロゴデザインの過程を順を追って見ていくことができるハウツー本であり、デザインに関するコラムなども掲載しています。
普段からデザインの仕事をしている人は言うに及ばず、自分のような門外漢でも興味深く読める内容になっています。「書体のTPO」「サムネ映えするロゴ」といった考え方は、ブログやウェブメディアにも関わってくる視点なので勉強になりました。ちなみに、冬コミでは超初級編が出るそうな!
ブーンで学ぶ世界史 中世西洋史Ⅲ 十字軍編/(有)VIP出版
2ちゃんねるのVIP板に投下されていた、「ブーンで学ぶ世界史」シリーズの同人誌版。こちらは、中世西洋史のなかでも「十字軍」にスポットを当てた内容。中世ヨーロッパの基礎知識として、封建制度と荘園制の解説から始める親切設計です。
AAキャラを織り交ぜた解説のわかりやすさは、安定と信頼のVIPクオリティ。解説もしっかりとしており、しれっと文化史までカバーしている優しさ。息の長いシリーズなので全巻を集めるのは難しいかもしれませんが、気になる部分だけでも手に取ってみてください。
みんなのかなづかひ 創刊號/はなごよみ
「歴史的仮名遣い」をテーマにしたシリーズの創刊号。本文もほぼ前編が歴史的仮名遣いで書かれていますが、思いのほか普通に読むことができてびっくり。歴史的仮名遣いの解説に始まり、あえて現代でそれを使用することのメリットなどをまとめています。
単なる「歴史的仮名遣いのファンブック」では終わらず、国語・言語全般に至るまで、その意義や考え方を問い掛けている1冊。これまでとは違う視点で「日本語」について考えることができ、興味深く読むことができました。
まとめ:コミケ以外の即売会にも行ってみよう!
以上、簡単な紹介で恐れ入りますが、同人誌を10冊ほど取り上げさせていただきました。
もちろん、これらは全体のほんの一部に過ぎません。グルメ系では醤油・塩・ジャガイモ・クラフトビールなどに特化した本もありますし、自転車や旅行系のサークルさんも数多く存在していおり、多彩な切り口から同人誌を制作されています。
さらには、ある街の伝承をまとめた民話本、黒魔術のハウツー本、カクテルを擬人化したイラスト集、廃墟の写真集、古式泳法のマニュアル書、センター試験の対策本――といった本も、過去のコミケ会場では見ることができました。なかには、下手な専門書よりも詳しい本もあるとか……。
要するに、本当に「なんでもある」のが同人誌の特徴であり、それが一堂に会する空間として「コミックマーケット」の魅力があるわけです。
だからこそ、たとえアニメやマンガに興味がなくても、コミケに行けばきっと楽しむことができるはず。普段から書店に行くのが好きな人などは、特にハマりやすそうな気がします。
その一方で、コミケ以外の場所で同人誌を探してみるという選択もあります。規模が大きく、多くの本と出会えるのがコミケの魅力ですが、それ以外の同人誌即売会に行くのもひとつの手。
たとえば、創作(オリジナル)ジャンル限定の「コミティア」や、文学限定の「文学フリマ」など。あるいは比較的新しいイベントとして、情報系同人誌を専門とする「おもしろ同人バザール」や、グルメ系のサークルが集まり、飲み食いもできる「グルコミ」などもあります。
また、これら多くの同人誌を委託販売している書店、「COMIC ZIN」さんを覗くのもおすすめ。同人誌を取り扱う専門ショップはいくつかありますが、こちらでは評論・情報ジャンルの本を特に多く取り扱っています。新宿・秋葉原の2店舗がありますので、機会がありましたらぜひ。
そんなこんなでやたらと長くなりましたが、「評論・情報ジャンルはいいぞ!」という話でした。
この流れだと、記事の最後に「冬コミでサークル参加するから来てね☆」的な告知でもあればまとまりが良いのでしょうが……残念ながら、そんな予定はなかったぜ! ゆくゆくは自分でもサークル参加してみたいのですが、まだ先の話になりそう。
ともあれ、コミケに参加するハードルはまったく高くありませんので、ぜひ一度、実際に足を運んでみてください。
自分の琴線に触れる本を探して館内を歩くのはまるで「宝探し」のようで、きっと楽しむことができるはず。そうして手に入れた本を読んだら、次の即売会では作者さんに感想を直接伝えることだってできます。それもまた、同人イベントの醍醐味と言えるのではないでしょうか。
2017年末、冬のコミックマーケットは、12月29日〜31日に開催されます。今回ご紹介したジャンルのサークルの多くは3日目の配置となっていますので、興味のある方はチェックしてみてください。
――大晦日は、有明に行こうぜ!
※参考:コミックマーケット93のご案内
*1:「オタク」というと特定ジャンルに限らない「愛好者」を指す場合が多いですが、本記事では便宜上「アニメやマンガといったポップカルチャーが好きな人」の意味で使っています。
*2:ちなみに、同人活動を「副業」と捉える場合もありますが、年間20万円以上の黒字を出しているサークルは1割に過ぎず、6割は赤字だという話。このことからも、サークル活動は採算度外視の「趣味」の活動だと言えます(参考:同人誌は稼げるのか?赤字、黒字の割合は コミケ準備会を直撃 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. )。
*3:「同人誌即売会」=「コミケ」という誤解がありますが、コミケも多種多彩な即売会のひとつに過ぎません。なかにはオリジナルの同人誌に特化したイベントもありますし、細分化すれば「ある作品に登場する特定のキャラクター限定の即売会」などもあります。