週末は子供関連のイベントがあったのと、NHK杯に夢中で更新しませんでした。
NHK杯、宮原さんの復帰戦でしたし、羽生選手の欠場は残念でしたが見どころはたくさんありました。
色々と書きたいことはあるのですが、書き出すと長文になってしまうので、心の中に留めておきますw
今回は大半が心配したであろう羽生結弦選手の欠場と視聴率の記事についてのお話です。
羽生選手の欠場のニュースを聞いて、私は賢明な判断だと感じました。
この判断が功を奏して、早く快復して全日本・そして五輪に万全の態勢で出られることを願っています。
でも本人はとても悔しかったでしょうし、かなり高い競争率の中、羽生くん見たさにチケットを取った人にとっては、生で羽生くんの演技を見られなくて残念だったでしょうね。
Pチャンや村上選手など他選手の欠場も目立ち、NHK杯の男子シングル視聴率も昨年とくらべて9%以上落ちてしまったようです。席も空席が目立ちました。
スター選手がいるということ
自分の好きな競技にスター選手がいるのって、一ファンとしてとしては有難いことだと私は思っています。
人気が無くて視聴率が悪ければテレビはLIVEでなんか放送してくれないし、人気スポーツはスポンサーがつきやすいから選手達の金銭面での助けになるし。
私自身真央ちゃんフィーバーからフィギュアスケートを見始めたひとりですし、スター選手から競技に興味を持つ人ってどのスポーツでも多いかと思います。
フィギュアスケートはルールが分からない人でも演劇とかダンスを見る感覚で楽しく見られるスポーツだし、今のエッジが~などの玄人語りも出来る競技でもありますし、ライトファン・スケオタ・特定選手オタ等の「色んな人気」に支えられていると感じています。
なので、羽生選手欠場によって空席が目立ってしまうのも、視聴率が下がってしまうのも、仕方ないとは思います。いろんな「好き」がありますから。
ただ、フィギュアスケートは採点競技であるからか、特定の人しか応援しない熱烈ファンが増えると、その中の一部ファンの人が観戦マナーを守らなかったり、特定選手の誹謗中傷をするという弊害があるのも事実です。
これは羽生選手のファンがそうだという話ではありませんし、以前から特定選手のファンがライバルに対して誹謗中傷をするような事例はありました。
フィギュアスケートだけではなく、スター選手にアイドルの追っかけみたいな見境ないファンがついてしまうのはどのスポーツにもあり得る話です。
光があれば影もあるし、良い部分もあれば悪い部分もありますよね。
でもそういったいろんな「好き」があってこその人気競技で、後はファン同士注意しあうとか、マナーを守っていくしかないのかなーとも思っています。
怪我と大技とルールと。
男子シングルは約8年前のバンクーバーの時に4回転論争が起こり、回転不足のルールやジャンプの得点が改善され、大技をしやすくなりました。
もちろんそれは怪我とのリスクと隣り合わせ。
選手やコーチはリスクと挑戦を天秤にかけ、構成を決めていかなければならないわけです。
女子もバンクーバーの時よりもジャンプの難易度はかなり上がっています。
ただ男子と違い、4回転や3Aのような超大技がクリーンに出来る人がほぼいないため、現在は3回転をクリーンに降り、技一つ一つの完成度を高めて加点を貰う方向で定着しつつあります。
逆を返せば「完成度」がないと点数がガタ落ちするのも女子の特徴です。
そのためか今季は悲しいニュースが多いです。
リプニツカヤ選手のように才能のある選手が減量と拒食症のため引退しましたし、ゴールド選手も摂食障害で休養中。
けが人も多く、ソチで金メダルのソトニコワ選手も怪我で今季は欠場です。
宮原選手も昨季は疲労骨折で、四大陸や世界選手権を欠場しました。
男子でも羽生選手の他、私が個人的に平昌の3枠目に食い込んでくるんじゃとずっと思っていた山本草太選手もずっと怪我に泣かされ、今季ようやく競技に戻ってきましたが、まだ万全とは程遠い状態です。
このまま選手の怪我等が多くなるようだったら平昌後の大幅なルール改正はあるかもしれませんが、少なくとも今シーズンは現ルールに則って、それぞれがみな最高のパフォーマンスをと考えています。
選手はお客さんのためにフィギュアスケートを滑っているわけじゃないですし、どんなスケートを滑るのか決めるのは選手です。
ファンはただただ「これ以上どの選手にも怪我がないように」と祈るだけです。
今回の羽生選手を含め、多くの選手が五輪で自分の実力を出せることを願ってやみません。