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お願い サンタ! for Google Home

by toru

ある日、小学生の娘が泣いて帰って来た。

聞くと、クラスの男の子とサンタクロースがいるかどうかで言い合いになったという。
娘は、サンタはいる、と主張したが、男の子はどうしてもいないという。

「あれはお母さんが内緒に買ったプレゼントだよ。お前が寝た時にそっと置いてるだけだよ。サンタなんていないんだよ。いつまで信じてんだよ。バカじゃねーの!」と男の子が言い、そうだそうだ、と周りの男子が賛同した。

娘は耐えきれなくなって飛び出して帰って来たらしい。

そんな娘に妻が優しく言った。

「かわいそうにね。その男の子はもうサンタさんを信じていないんだね。サンタさんは信じている子のところにしか来ないから、もうその子のところには来ないんだね。だからその子のお母さんが、かわいそうに思って、サンタさんの代わりにプレゼントを置いているんだね。」

「そうなんだ…。あの子、かわいそうだねぇ。」

「○○ちゃんはサンタさんをまだ信じてるんだね?」

「信じてる!」

「ああ、よかった。それならお母さんがプレゼントを買わなくてもいいね。サンタさんが来てくれるもんね。楽しみだねぇ。」

「うん、楽しみ!」

目を輝かせた娘に妻が聞いた。「今年はサンタさんに、何をもらうの?」

娘はすかさず、

「教えない!サンタさんにそっとお願いするんだ。誰かに聞かれたら願いが叶わなくなるんだよ。サンタさんなら、あたしのほしいものきっと分かってるはずだから。」

妻はやや微妙な微笑みを浮かべながら娘をみつめていた。


お願いサンタ!は「お子さんの欲しいものをリサーチできるアプリ」です

もうすぐクリスマス。お子さんがサンタさんに何をお願いしているか、あなたはご存知ですか?

お願いサンタ!」は、こっそりとお子さんのリクエストをリサーチできる Google Home 用のアプリです。お子さんがサンタさんにリクエストしたものを、お父さん、お母さんが後でそっと確認できます。名前ごと複数のリクエストにも対応していますので、兄弟がいても、大家族でも大丈夫です。


1. [お子さんモード]でサンタさんにプレゼントをリクエスト

まず、お子さんに、次のホットワードで起動するように教えてあげてください。

「ねぇGoogle。お願い、サンタにつないで!」
「ねぇGoogle。お願い、サンタと話したい!」

すると鈴の音とともに、秘密の「サンタクロースのプレゼント予約センター」につながります。あとはサン…いえ受付のおじいさんに質問されるままに「名前」と「欲しいもの」を伝えましょう。

注意)プレゼントをリクエストしても、実際には届きません。


 2. [秘密のお父さんモード]でリクエストを確認&リセット

お子さんが寝静まったら、いよいよお父さんの出番です。まず1のホットワードでアプリを起動します。最初に名前を聞かれたタイミングで、次の合言葉を言ってください。

「雨は〜に」(by 山下達郎 クリスマス・イブの冒頭)

分かりますか?お父さん世代ならわかりますよね。そう、合言葉はあの定番クリスマスソングの一節です。うまく認識されると「秘密のお父さんモード」に入り、お子さんのリクエストを確認できます。データのリセットもできますので、最初からやり直すこともできます(お子さん次第ですが)。

リクエストを確認したら、あとはお父さんの責務をしっかりと果たしましょう。


娘のその後

ちなみに冒頭の娘ですが、今年で中学2年生になりました。

なんと、いまだにサンタクロースを信じているようです。さっきも「サンタさんに貰いたいもの、たくさんあるんだー」と嬉しそうに話していました。

あの頃と違うのは、何故かサンタさんへのリクエストを詳細に教えてくれるようになったことです。娘が欲しがっているアイドルの特典付きCDが、どのショップで最安値か、なぜか父は知っています。

だけど、娘はサンタさんを信じているわけです。両親の前で、欲しいものを詳細にリクエストしながら、「サンタさん、来てくれるかなぁ」と目をキラキラさせるわけです。

夢を見せているつもりが、いつの間にか、夢を見せてもらっていることに、やっと気づきました。

サンタは、今年も我が家にやってきます。



toru
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