おはようございます。
ウェルスナビやTHEOといったロボアドバイザーがどんどん増えてきていますね。
私自身は利用していないのですが、「銘柄選択すら面倒くさい!」「投資はできるだけ自動化したい!」という人にはニーズがあるのではないでしょうか。
利用者数が増えるにつれ、システム的にも安定してきているようですので、今後も注目だと思います。
Wealth NaviやTHEOなどのロボアドバイザーが普及してきています
先日、クラウド家計管理サービスの「マネーフォワード」に関する記事を紹介しましたが、最近急速に普及してきているのが投資のロボアドバイザーですね。
フィンテックの一つとして様々な会社が次々とリリースしています。
代表的なものは、ウェルスナビ、THEO、マネラップ、楽ラップなどです。
アドバイスだけしてもらってそれに従って自分で投資するサービスと、売買を含めて全て任せっきりにできるサービスの2種類に大別されます。
手数料は会社によって差がありますが、大体1%前後のようですね。
運用額が増えると手数料が割安になるものもあります。
「この超低金利時代に銀行に預金を眠らせておくのは忍びない」
「でも投資自体に興味はなく、銘柄選択を含めてできるだけ自動化したい」
「全部自動でやってくれるなら少々の手数料(1%弱)は許容する」
という人にはぴったりなシステムですね。
ロボアドバイザーの利用法は投資手法を学ぶことにあり
私自身は今のところ投資のロボアドバイザーは利用していません。
しかし、興味はあります。
利用するならば、リスク資産の全てをロボに任せっきりにするのではなく、少額で試してみて、ロボがどのような銘柄選択・売買をするのか勉強してみたい気がします。
さすがに自分の資産の大半をロボに委ねるほど勇気がありません(笑)
ロボと自分の投資手法を比較検討して、ロボの良いところは今後の自分の投資方針にも活かすといった感じでしょうか。
ただし、大前提として、日本だけでなく世界市場に広く分散投資するものを選ぶ必要がありますね。
この前提が崩れると、せっかくの優れたサービスが台無しなると思います。
2017年はロボアドバイザーに頼らずとも誰でも儲けられる簡単相場
今は順張り相場ですので、ほとんどの人が買って放っておくだけで資産が増えている状況かと思います。
特に2017年は、「ダウ平均が史上最高値を更新!」「日経平均が20年ぶりの高値圏!」といった景気の良いニュースが連日流れています。
余計な売買さえ繰り返さなければ、程度の差こそあれほぼ何を買っても儲かる相場です。
極論すれば、ロボアドバイザーの力に頼らずとも誰でも儲けられるということです。
2017年に損を出している人は、これ以上自力に頼らずに黙ってロボのお世話になった方がよいと思います。
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ロボアドバイザーが真価を発揮するのは暴落時
ロボアドバイザーが真価を発揮するのは暴落時でしょう。
株価は上昇するのはゆっくりですが、真の暴落時はあっという間に下がります。
暴落時に、自分の今まで積み上げてきた金融資産が溶けて無くなっていくのに恐怖を感じてパニック売りをしてしまうのが最大の敗因です。
確かに、個別株の場合は、運が悪いと投資先の企業自体が倒産・消滅する可能性がありますので、損切りのタイミングは十分に検討する必要があります。
一方で、VT(全世界株)やVTI(全米株)などのインデックス投資の場合には、大暴落が来ても数年程度で株価が元通りの水準まで回復する可能性が高いです。
インデックスの毎月積立をやっている人の場合、それを暴落時に売ってしまっては、ドルコスト平均法の真価を発揮する場面がなくなってしまいます。
また、自分で銘柄選択をしたり、売り買いのタイミングを慎重に吟味している人ほど、「あの時の自分の投資判断は間違っていたのか!」という心境になりやすいです。
しかし、ロボアドバイザーに丸投げしてしまえば、暴落時も「なるようになる」と考えるしかありません。
最大の敗因である「パニック売り」を予防するという点を重視すれば、1%弱の手数料は必ずしも高くないとも考えられます。
逆に、自分なりの銘柄選択方法や売買のタイミングなど投資手法を確立している人や、すでに暴落の経験がある人はロボに頼るまでもないかもしれませんね。
暴落時にロボアドバイザーがどのようなスイッチングをするのか要注目
一番の注目は、暴落時にロボアドバイザーが資産配分をどのようにスイッチングしてくるかでしょう。
・ロボアドバイザーが株高局面と暴落局面で、どのように構成銘柄をかえてくるのか?
・キャッシュポジションや金(GLD)などコモディティはどの程度キープするのか?
このあたりは個人的に非常に興味があります。
私自身は、国内で現物不動産投資をしていることもあり、不動産への投資はiDeCoの枠内で海外REITのファンドに少しだけという状況です。
一方で、ウェルスナビでは平常時から金(GLD)や不動産(IYR)にもある程度投資をするようです。
株式に関しては、VTI(全米株)、VEA(日欧株)、VWO(新興国株)が主力のようですので、VT(全世界株)をメインで積み上げている私とたいして変わりませんね。
私自身は、金利安の局面では債券投資はあまり行わないのですが、ロボアドバイザーが債券やコモディティ、REITなど株式以外のアセットクラスをどのように組み込むかが大変勉強になります。
まとめ
2017年の相場で損が出ている人は何かが間違っている可能性が高いので、黙ってロボに任せっきりにするのもありかもしれません。
しばらくロボの運用法を見て勉強した後に、再度自力で投資にチャレンジするのもよいですね。
個人的には、暴落時にロボアドバイザーがどのような手法をとるのか注目です。
ウェルスナビを少額から試してみようか、もう少し考えてみます。
こんな記事も書いています。
「マネーフォワード」の利便性は特筆すべきものがあります。毎月の総資産額チェックではマネーフォワード無しでは考えられません。大幅な時短になるのでおすすめです。
金融商品はシンプル・イズ・ベストです。ウォーレン・バフェットクラスの偉人ならば別ですが、余計な人の手が加わると手数料ばかりが高くなる割にリターンは上がりません。人の手に委ねるくらいならばロボもありかもしれませんね。