今年一番驚いた私です。
最近はヤッホーブルーイングの話題が多めになってしまって、そろそろ違う話題でも……と思ったところに、こんなニュースが飛び込んできました。
いやあ、驚きました。リリースが送られてきて、軽く「えっ!」って言っちゃいましたからね。
ヤッホーブルーイングのリリースを見ても、必要最小限のことしか書いてありません。譲渡契約を締結した理由として書かれているのはこういうこと。
両社の持つ強みの相乗効果により、クラフトビール市場のより一層の活性化を目指してまいります。
ま、しかし、こういった譲渡の場合、相手方からもリリースが発表されるわけで、銀河高原ビールの親会社である、日本ハウスホールディングスのウェブサイトを見てみました。
出てましたね。
こちらには譲渡に至った理由をもう少し書いてあります。引用しましょう。
当社グループは、個人向けの住宅請負建築を中心とした住宅事業を中核事業としております。また、平成30年秋に栃木県那須で新たなリゾートホテルの開業を予定するなど、首都圏を中心にホテル事業を強化する方針です。
こうした状況のもと、当社の保有する銀河高原ビールの全株式を、ヤッホーブルーイングに譲渡し、住宅事業とホテル事業に経営資源を集中的に投入することが、総合的な企業価値の向上に資すると判断しました。
本来の事業に集中するということ。
で、こちらには財政状況も記載されています。上記のお知らせを見ていただければわかりますが、よくはないですよね。
銀河高原ビールについては、昨年こんなニュースもありました。
このニュースを見れば、「あ、経営が厳しいんだな……」というのはよくわかります。が、その1年半後にこうなるとは、ヤッホーブルーイングに譲渡するとは、夢にも思いませんでした。
ヤッホーブルーイングは2020年までにビール市場のシェア1%を得ることを目指しているそうで、シェアという意味では大きく1%に近づいた感じですね。この2社の正確な販売量は把握していませんが。
今日のところはこの一報だけでそれ以上の情報はないんですが、今後どうなるのか気になるところ。
私からは以上です。本日はありがとうございました。