日本の株式には上場先が変更される事を利用して
儲ける投資方法があるようです。
2017年に東証二部から東証一部に昇格した銘柄たちの時価総額と
私の気づいたことを書いていきます。
マザーズからの東証一部へ昇格した銘柄については
そのうち書くかもしれません。
2017年に東証二部から東証一部に昇格した銘柄一覧(1/2)
(7/14から12/1まで)
2017年に東証二部から東証一部に昇格した銘柄一覧(2/2)
(2/6から6/30まで)
時価総額の単位:億円
参照元はこちらです。
33銘柄ありますが仮にこの銘柄を1月に買ったとしたら。。。
3倍以上 ⇒ 1銘柄(ペッパーフードサービスで約12倍)
約2~3倍 ⇒ 9銘柄
それ以下 ⇒ 23銘柄(竹本容器が微妙な所ですが。)
元本割れ ⇒ 0銘柄
どれを買っても含み益になっていることでしょう。
日経平均やTOPIXで+20%なのでそれを上回るものが大半。
2017年に東証一部に昇格した銘柄で世間一般で
知られているのはペッパーフードサービス(3053)ぐらいでしょうか。
「いきなり!ステーキ」の運営会社です。
仮にペッパーフードサービス(3053)にNISA枠いっぱいの
約120万円を投資していたら、含み益を含んだ時価は約1,440万円になります。
竹本容器がプラスマイナスゼロ(=元本割れに近い)のは
大株主の売り出しに加えて増資をしたからでしょう。
東証一部への昇格はある程度予想できますし、昇格基準も決まっております。
予想方法や昇格基準やなぜ儲かるかの解説は
あちこちのブログで書かれているのあえて書きません。
昇格基準を満たしたからと言って直ちに昇格するわけではありませんし、
予想が外れて大暴落なんてことも。
一応参考に。。。
【1】立会外分売の実施
【2】株主優待の新設
あたりはチェックするポイントでしょうね。
最近の傾向を見てると時価総額100億円も必要かも。
昇格にはいろいろなパターンがありそれぞれ基準が異なります。
東証二部⇒東証一部、マザーズ⇒東証一部、ジャスダック⇒東証一部とか。
ジャスダックのうちに気がついて投資できれば、ほぼ負けないと思う。
1社ごとに調べたわけじゃないけど何となく。
このパターンに該当するのはプロシップ(3763)。
東証一部の昇格後も保有したからと言って儲かるとは限りません。
昇格と同時に大株主の売り出しや増資されてしまい、
市場に流通する株式が増えたり、薄められてしまう事もあります。
私が保有しているラクトジャパン(3139)は
9月以降それほど値段が動いていません。
これだと昇格ゴールと言われてしまうかもしれませんね。
上場ゴールよりはまだ良いのですが。。。
昇格ゴールの例
さらに東証一部に昇格した後に、IR活動が手抜きになったり、
優待が改悪される噂もちらほらと。。。
土木管理(6171)は東証一部昇格後に優待の5割カットが発表されました。
一律カットではなく一部は改善されています。
スターマイカ(3230)のように昇格後に優待が改善された企業もあります。
買うかどうかは別ですが。。。
https://www.starmica.co.jp/wp/wp-content/uploads/2017/08/170821kabushikibunnkatsu.pdf
インデックス投信積立や米国大型株への投資をやっていると
日本の小型株には目がいかないみたい。
私もこれに気が付いたのは去年あたりだし。