工藤会トップを元警官銃撃の容疑で再逮捕 5度目の逮捕 福岡県警
sankei 2015.7.6 11:43更新
http://www.sankei.com/west/news/150706/wst1507060037-n1.html
北九州市小倉南区で平成24年4月、福岡県警の元警部(64)が銃撃された事件で、県警は6日、組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)と銃刀法違反の疑いで、特定危険指定暴力団工藤会(同市)トップ野村悟容疑者(68)=殺人罪などで起訴=を再逮捕した。
他に工藤会ナンバー2田上不美夫容疑者(59)=同=ら15人を再逮捕し、6日までに新たに2人を逮捕した。野村容疑者の逮捕は5度目。
18人の逮捕容疑は24年4月19日午前7時5分ごろ、勤務先の病院に歩いて通勤中の元警部を銃撃し、工藤会の活動として組織的に殺害しようとした疑い。元警部は重傷を負った。
元警部は23年春の退職まで30年以上、工藤会を中心に暴力団捜査を担当。退職後は北九州市内の病院に嘱託職員として勤務している。県警は、工藤会側から反感を買ったことが事件につながったとみて、事件の全容解明を進める。
一方、福岡地検は6日、上納金などによる収入を隠したとして所得税法違反罪で野村容疑者と工藤会幹部山中政吉容疑者(64)を起訴した。
起訴状によると、野村被告は25年までの4年間に得た約6億2900万円の収入を隠し、所得税約2億4800万円を免れたとしている。捜査関係者によると、山中被告は上納金などを管理する立場だった。