こんにちは。絶賛タイ一人旅中の、かんどーです。
アユタヤに来ました。えーっと、タイのバンコクから電車で2時間。乗り合いバスだと1時間半くらいで着きます。日帰り可能な観光地。
アユタヤに行きたくなかった理由
実はわたし、アユタヤに来たくなかったんですよ。理由は、一人旅だとどうしても苦しくなる場所だと思っていたから。
観光地、しかも公共交通機関がほぼ無い場所って、移動の手段が「タクシーをチャーター」とか「トゥクトゥクをチャーター」とかになります。で、多くの場合「大人数で割るとお得」な感じで、一人客には多少風当たりが強い。ドライバーさんとの相性でいろいろ決まってしまうのも、ちょっと嫌。ここでごはん食べろとか言われるの、嫌なんですよね。。そういうの自分で決めたいので。
でも、泊まっているゲストハウスのレックさんによると、
「さおりさんはバイクを借りて走り回ったらいいわよ」
との事。
これまで旅先でのレンタルバイクは避けていました。理由はやっぱり危険だから。
結論から言ってしまうと、バイクサイコー! バイク以外でのアユタヤ観光なんて考えられない!
です。
自転車でも回れる距離なんだけど、体力的にきつい。運動になるから良いとは思ったけどw
バイクを借りる
自転車もバイクも、レンタルショップで借りられます。ほとんどのお店が、両方貸し出しをしています。船着き場近くにもショップはあるけど、アユタヤ市内の中心部に近いところまで歩いていった方が、帰りの足がつかまりやすいです。
※アユタヤの帰りは、60バーツ(180円くらい)でロットゥーという相乗りバスに乗ってしまった方が早いです。バスはBTSとMRT両方乗れる「モーチット」という場所で降ろしてもらえます。
わたしは船着き場から20分ほど歩いて、市内のにぎやかなところにあるお店で借りました。
T.W.Tというお店です。手続きスムーズ、外国人対応めっちゃ慣れてる。借りるときはパスポートを預けるのが基本なので、必ず持っていきましょう。両替でもパスポートの提示は必要なので、海外ではパスポート持ち歩かないといろいろダメですね。かさばるものでもないので、常に携帯するのがおすすめ。
写真を撮ってもらう際、お店の看板が見えるアングルであることと、なぜかポーズまで指定されましたw とても良いお兄さんだったので、おとなしく言うことを聞いたのである←
ポーズを指定してきたお兄さん。名前はチャーン。日本語に訳すと「象」ですねw ポーズ間違えてるしw
暑いけど、バイクに乗るときは長袖を羽織ります。なんかあったとき怖いからね。あと短パンとかもやめてる。昔転倒して痛い思いしてるので()
バイクはFinoというヤマハのバイク。日本では「Vino」って名前で売られてる。あれのタイ版。
見た通り、パワフル! コンディションもGood! ブレーキの効きが悪くないかとか、エンジンのかかりかたとか、いろいろ確かめてから出発した方がいいです。ほかにもバイクはあったのですが、駐車場に停めたとき、絶対見つけられないのでピンクにしました()
いよいよスタート!
地図が読めない
いや、今さらなんですが、わたし地図が読めないんです。。何度か行った場所は覚えるので大丈夫なのですが、初めての場所は、慣れるまで迷う。
そして、徒歩ならばスマホの地図アプリでたどり着けるのですが、バイクに乗った状態でスマホを見るのは絶対危ない。しかもわたしSIM入れてるのiPadだし。見ながら走るとかできません。
仕方ないので、地図を見ながらルートの通りに観光することをあきらめました。適当に走って、遺跡があったら見る! という強気のスタイル。
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強気の遺跡観光
最初に着いたのはただの公園でした。写真省略。
次に着いたのが運よく一番ポピュラーな寺院、ワット・マハタート。
ここはいろんな跡が残っていますが、、やっぱり一番の見どころは、これでしょう。樹木の根っこに仏像の顔。これは戦争の際、仏像の首を切り落としてしまった悲しい歴史が産んだ奇跡です。
アユタヤと言えばこれ、というイメージも強いはず。
もう少し寄ってみましょう。切り落とされた仏像の首だけが、木の根に守られて隠れおおせ、現世にその歴史を残しています。歴史が特別に好きでなくとも見ておいて損は無いと思います。
あとでゲストハウスに帰って、タイ人のスタッフさんに「あの顔を見てどう感じたか?」と聞かれたので「怖かった」と答えると、「怖くないでしょ、笑ってるでしょw」と言われましたが、いや、素直に怖かったです。
逆に怖くなかったのは、大きな仏像系。
肩にハトがばさばさと二羽舞い降りてきて、仏像様の方にとまった瞬間、世界中の時間が止まったような気持ちがしました。とてもしずかな時間が、アユタヤに流れていました。(アユタヤはとても広いので、メジャーでない遺跡にバイクを停めればいつでも静かな場所が得られます)
もう一つ、大きな仏像を見ました。
人がいないので大きさがわかりづらいですが、足の裏だけでわたしの背より高いです。巨大仏像。
これは自分を入れて撮ってもらったほうが良かったなー。
複雑な象乗り
あとは象乗りもしてみました。裸の象に乗るのではなくて、籠みたいなのがちゃんとついた象に乗るのですが、それでも結構高くて怖かったです。また、象を見世物にする場所では象に対する虐待が行われているというニュースを目にした後でしたので、少々複雑な気持ちで乗りました。
行ってみると、乗り場近くに「えさやり一回20バーツ」「象と写真一枚50バーツ」「象使いへのチップはいりません」という内容の英語が書かれていて、暗澹たる気持ちになりました。。(それなのに象乗りが終わったら象使いの人は、チップ! チップ! と言ってくるんですよ…もうわけわかんない。それなら「Give us tip」って書いておいてくれたほうが全然ましです)
象使いの人、一人一人は全然悪くないと思うんですよ。象に乗ったまま昼寝してる象使いの人とか見たけど、上手に操っていたし、そうするように言われて、言われた通りのコースを歩いてるだけですからね。でもなんか全体の雰囲気がとげとげしい。
観光地化された場所が楽しくない理由の一つがこれです。すべての人が作為的に動いていること。
本当にローカルな場所って、よそから来た人を一瞬「知らない人だ」って見るけれど、きちんとあいさつすると自然な笑顔で話してくれるんですよ。そういう方がわたしは好き。まあ総じてアユタヤは楽しかったけど。象乗りは正直微妙でした。
あ、ここで体験した象乗りは別です。これは一生忘れません。
アユタヤでだらだらする
……という感じで、象に乗ったあとは小さな小川でワニっぽいオオトカゲを見て癒されたり、適当な場所にバイクを停めて寝転んだり、アユタヤらしくない楽しみ方をしていました。天気も曇りでちょうど良かったんですよ。
相変わらず道がわかんないので、適当に走っては遺跡を見つけて停めるスタイル。 ただ、アユタヤってそんなに広くないので、4時間くらい走り回った頃には「こっちに行くとガソリンスタンドだよな」とかわかるようになりました。
まあ、わかるころにはバイク返して帰るころだったんですけど。
帰路
陽が落ちる前にバイクにガソリンを満たして返却。レンタルバイクの方(最初に写真を載せた「チャーン」という青年)が2ケツしてくれて、ミニバス乗り場まで連れてってくれました。
このバイク屋さんはほんと親切だから、アユタヤに行ったらぜひ使ってみてくださいね。T.W.Tっていうお店。(アユタヤ、T.W.Tで検索するとアユタヤ観光の記事がわんさか出てくるので、多分お店の方の親切は着実に集客につながってると思います、これは素晴らしい! 日本語のHPは無いので、現地で見つけた人が気に入って紹介してるんだろうな)
ミニバスは、ちょうどわたしが最後の一席を埋めたみたいで、乗ったらすぐ発車しました。アユタヤからバンコクまで、往路は電車で、復路はミニバスで帰ることになりました。
結論から言うと、渋滞がなければミニバスの方が早いです。バンコクの北バスターミナル(BTSのモーチット駅)に着くので、帰りもBTSですぐでした。往路は電車で風情を味わって、復路は合理的にミニバス…というのは良いルートでした。
この日は疲れたので、ターミナル21のフードコートでグリーンカレーを食べて、ゲストハウスに帰ってからは少しロビーでパソコン使ってすぐ寝ちゃいました。
わたしのアユタヤ紀行は以上となります。
何度も言いますが、アユタヤ行くならバイク一択です! ただし運転が苦手な方はやめておいた方が良いです。バイクが好きなら絶対借りた方が楽しめると思います! バンコクと違って渋滞するような場所ではないので、一般的な運転ができれば問題ないかと思います。スピードは出し過ぎるのも危ないですが、周りの方々の邪魔になるほど遅く走るのも逆に危ないと思います。そのへんは日本と同じかと…
右折はちょっと怖いので(右折信号がないので、独特の「間」で右折するんですよね。。)、左折だけでアユタヤ観光をするのがおすすめです! たぶん無理ですがw
それじゃあ、また明日!