Sペン対応の最上級スマホ「Galaxy Note8」をベンチマーク!

日本では10月26日に発売されたSペンに対応した6.3インチ大画面スマートフォン(スマホ)「Galaxy Note8」(サムスン電子製)。久しぶりの「Galaxy Note」シリーズは防水・防塵に対応し、先進的な縦長画面による“ほぼ全画面ディスプレイ”デザインとなり、日本における販売も初動は好調なようです。

Sペン対応のGalaxy Noteシリーズが日本では3年ぶりに発売されたということで、なんといってもペン入力に注目が集まる中、Galaxy Noteシリーズといえばペンをあまり使っていない人にとっても大画面かつ高性能なモデルとしても人気で、Galaxy Note8もそういったニーズも含めて好評となっています。

そこで今回はそんな高性能スマホのGalaxy Note8の性能をベンチマークで確認しておきたいと思います。

【まずは基本仕様を確認】

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まずはGalaxy Note8の基本仕様を確認しておくと、今回、ベンチマークに用いた機種はNTTドコモ向け「Galaxy Note8 SC-01K」ですが、日本で販売されているもう1機種のau向け「Galaxy Note8 SCV37」も同じです。

画面は約6.3インチQHD+(1440×2860ドット)Supre AMOLED(有機EL)ディスプレイ(約521ppi)、チップセット(SoC)はQualcomm製「Snapdragon 835(MSM8998)」、内蔵メモリー(RAM)は6GB LPDDR4xとなっています。

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各種情報を確認できるアプリ「CPU-Z」で確認すると画面は6.36インチとなっていますが、解像度が1080×2220ドットとなっています。これは初期設定で解像度がFHD+相当に落として表示するようになっているためです。そのため、6.36インチ1080×2220ドットの場合には約388dpiとなります。

なお、この設定でも目を凝らしてもそれほどドットの粗さなどは気にならないと思いますが、より綺麗に写真や映像とかを見たいときには「設定」→「」からフル解像度である「」にすれば、ハードウェアの仕様どおりの1440×2860ドットとなります。

RAMは5236MBで、空きが2559MBと何もしていない状態でも48%しかないのは気になりますが、全体の容量が大きいのでマルチウィンドウで使ったりしても今のところ特にメモリー不足が気になるようなことはないです。

日本向けのGalaxy Note8のSoCは「Galaxy S8」や「Galaxy S8+」と同じSnapdragon 835で、CPUはQualcomm独自コアの「Kryo 280」の最大2.36GHz×4コア、最大1.9GHz×4コアのオクタコアで、GPUは「Adreno 540」で最大710MHzとなっており、CPUとGPUともに10nmプロセスで製造されています。

ざっくりと言えば、Galaxy S8やGalaxy S8+と基本構成は同じながらSペンに対応していることで常駐システムも多くなっており、その分、RAMを増やしてあるといったところでしょうか。なお、Galaxy S8およびGalaxy S8+のベンチマークについては「最新フラッグシップスマホ「Galaxy S8」と「Galaxy S8+」の実力をベンチマークと動画でチェック!特にグラフィックス性能が高く、操作もサクサクで快適に【レポート】 - S-MAX」を参照してみてください。

【各種ベンチマークを実施】

続いて、実際にベンチマークを試していきます。今回、試したベンチマークアプリは「AnTuTu Benchmark」および「Geeksbench 4」、「3DMark」の3つ。3DMarkはSling Shot ExtremeとIce Storm Extremeの2つを実施しています。

・AnTuTu Benchmark

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・Geekbench 4

09 10


・3DMark

07 08


【ベンチマーク結果まとめ】

アプリ1回目2回目3回目平均
AnTuTu176473175668176090176077
Geeksbench 4シングルコア1886186818591871
マルチコア6504647064466473
コンピューティング7866771377307770
3DMarkSSE3725366236433677
ISU41005406074026240625

結果としてはCPUではさすがに同じSoCだけあってGalaxy S8・S8+とほぼ変わらず、総合的なAnTuTu Benchmarkでは若干上回っているといった感じに。

そもそもGalaxy S8・S8+もかなり快適でサクサク操作できているだけにその点はGalaxy Note8になっても変わらず、昨年モデルのGalaxy S7シリーズ世代と比べても明らかに快適性はかなり向上しています。

またSペンへの対応の影響もあまり見られず、この当たりは大容量RAMの恩恵が高そうです。ペンだけでなく、大画面な高性能スマホとしても注目されているだけにその高いパフォーマンスは十分といった印象です。

またGalaxy S8・S8+にない機能としてデュアルレンズカメラによる光学2倍ズーム相当も便利に使えるので、サイズ感と価格さえ問題なければ非常にオススメできる機種だと思われます。是非、一度、店頭などでサイズ感や操作性を確かめてみてください。





記事執筆:memn0ck


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