こんばんは、ちょぶ(@chobu0415)です。
日本シリーズも終わり、少しは盛り上がりも落ち着いてきた野球界ですが、気になるニュースが舞い込んできました。
なんとメジャーリーグでは既に導入されている「チャレンジ制度」が日本プロ野球でも導入されるとのこと!
この制度導入によってどのような影響があるのか、「チャレンジ制度」のメリット・デメリットについて解説していきます。
今後、新情報等があれば随時追記していきます。
※追記:スポニチによる記事リンクを追記しました。
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チャレンジ制度とは?
元はMLB(メジャーリーグベースボール)にて、判定検証のためにビデオ検証の導入から始まったものです。
当初は本塁打やファウル際の判定検証がメインとなっていましたが、2014年から正式にチャレンジ制度として制度化されました。
内容としては以下の通りです。
- 監督は試合開始から7回までに1度、8回から試合終了までに2度ビデオ判定を要求できる
- ボール、ストライクの判定は対象外
- チャレンジの要請はタイムをかけてから30秒以内に行う必要がある
- チャレンジを実行してから2分以内に判定が決まらなかった場合は当初の判定通りとする
MLBでは正式に制度化されていますが、現在の日本プロ野球(NPB)では制度化されていません。
まずは、現在のNPBにおける取り扱いがどのようになっているか確認してみます。
日本プロ野球(NPB)ではどうなっている?
現在NPBで導入されているビデオ検証を行うタイミングは以下の2点のみとされています。
- 本塁打判定のビデオ検証
- 本塁クロスプレー時のビデオ検証
2017年のソフトバンク VS DeNAの日本シリーズ、今宮選手の本塁生還の判定を巡ってのビデオ検証は記憶に新しいと思います。
即座にソフトバンクの工藤監督がベンチから飛び出し、ビデオ検証を要求していましたね。
野球中継含む観戦をしたことがある方なら、一度は見たことのある光景ではないでしょうか。
さて、ここからはチャレンジ制度導入によるメリット・デメリットについてまとめていきます。
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メリット
誤審を減らすことが出来る
やはりこれが一番大きいでしょう!
少々古い情報ではありますが、MLBでは約89%の誤審がカバーできるとの話もありました。
明らかにセーフであるにも関わらず、アウトという判定をされ、抗議しても結果が覆らずに悔しい思いをしたことのあるファンは多くいらっしゃるかと思います。
勿論その逆の判定も然りですが、公平さを求めるのであれば、やはり正しい判定を下すことが一番であると思います。
審判の人権を守ることが出来る
個人的にはこれも重要と考えています。
人間が判断を下す以上、100%の正しいジャッジは難しいと思います。
誤審をした審判が後にSNS等で批判されるのは仕方のない側面もありますが、必要以上の批判や悪口を言われているケースがあります。
人としての尊厳、審判としてのプライド、いずれも酷く傷付けられてしまう現状から守るためにも、ビデオ検証は必要ではないか?と考える次第です。
デメリット
カメラ、検証施設等の導入費用が必要
導入費用は諸々で10億円以上とも言われています。
各球団のホーム、そして地方球場に高性能なカメラを何台も設置することが費用面で現実的なのか、数字が大きすぎて全く想像がつきませんが、来季までに実現が可能なのか、難しいところだと思います。
試合が中断され、試合時間が延びる
MLBでの実績値によると平均約2分間試合が中断されるようです。
実はこの2分は、チャレンジ制度導入に賛成派でも「長い」とのコメントが多くあり、2分も中断されるとプレイに影響があるとの声が大きいです。
この点については全くその通りかと・・・。
ただでさえ長時間のゲームについて言及されることの多い野球ですから、見ている側、そしてプレイしている側にとって更にゲームが長引くようなことは無い方が望ましいと思います。
如何にしてこの点をクリアするのか、重要な課題と思われます。
その他意見
- 人間的要素が排除される
- 審判の技術向上(低下?)につながる
メリット・デメリットどのように解釈すべきか微妙ですが、上記のような意見もあると思います。
誤審含めた人間的な要素もあっての野球、より高い精度のジャッジが求められるようになるので審判団の技術も向上していく、捉え方は様々です。
人によっては解釈が異なる点も多くあると思いますが、個人的には良い方向へと影響するのではないかと考えています。
最後に
個人的にはチャレンジ制度導入に大賛成です。
勿論、導入するためのコストは必要となってきますが、長い目で見ると野球界にとってはメリットが大きいのではないかと思います。
コリジョンルール適用時にも様々な議論がありましたが、結果として導入して良かったのではと個人的に思っています。
それと同列と考えることが出来るかは微妙な点もありますが、是非とも良い制度を取り入れていけるように野球界全体で盛り上がって欲しいと思います。
今後、新情報等があれば随時追記していきます。