ティーダがスピラにきて初めて出会う人が、後にユウナのガードにもなるリュック。
ティーダにとっては、戦闘中に助けられ食事にもありつけたので、恩人と呼べる人です。それと同時に、お互いユウナのガードということで、いわば同僚のようなもの。
どちらも明るい性格で、気が合う2人でしたよね。ティーダもリュックのことは「良い子」と言っており、好感情を持っていることは間違いなかったです。
FF10、FF10-2を通して、ティーダはユウナと相思相愛だったと見受けられますが、リュックはティーダのことが好きだったのでしょうか?
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リュックの出自
《出典:ファイナルファンタジーⅩ》
リュックはアルベド族です。
アルベド族はアルベド語で会話しているため一般人には喋っている内容が分からず、傍から見ていると何を考えているのか分からない存在だと思います。
その上、エボンで禁止されている機械を使用していたり、召喚士の誘拐を行うなどしているので、スピラに住む多くの住人にとっては犯罪者集団のような認識でしょう。
実際はアルベド族の人たちは考えがあって行動しているのであり、決して悪い人たちでなければ、むしろスピラの世界の本質を突いている人たちだと言えます。
それでもリュックを始めとしてアルベド族は迫害を受ける立場でした。アルベド族以外の人と親しくなることは珍しいくらいのものだったことでしょう。
ティーダとの関係
《出典:ファイナルファンタジーⅩ》
ティーダは1000年前のザナルカンドからやってきた人間であるため、エボンの教えなどスピラの常識を全く知りません。(厳密には1000年前を模倣した夢の世界からきました)
スピラの常識を知っている者にとっては相容れないアルベド族も、ティーダは普通に理解し合うことができました。
機械を使った戦争のせいでシンが現れた、というエボンの教えを知った後も、特に機械が悪いとは思わなかったようですしね。
ティーダは「アルベド族=悪」という先入観がなく、リュックたちアルベド族にお世話になっていたため、純粋にリュックたちと向き合うことができました。だからティーダはリュックに対して悪感情を抱いていません。
性格的に合うということもあり、2人は旅の途中でも仲が良かったです。リンもリュックに対して、「良いお友達を持ちましたな」と発言していました。
お互いに恋心があったかはともかく、友情を持っていたことは間違いないと思います。
リュックに恋愛感情はあった?
リュックも15歳の女の子ですし、恋愛をしてもおかしくありません。
ストーリーを追っているだけでは今一ティーダへの感情は分からないものの、グアドサラムでのイベントにヒントがあります。
ユウナがシーモアの屋敷に向かったとき、ルールーよりもリュックの好感度(内部データ)が高い場合は、リュックと恋愛について会話するイベントが発生します。
《出典:ファイナルファンタジーⅩ》
ユウナが結婚しないようだという話になり、リュックは「キミにもチャンスできたね」とからかってきます。回答を選択肢で選べますが、「オレ、リュックがいいな」を選ぶとリュックの思わぬ反応を見られます。
照れてティーダを叩いた後に、アルベド語で「うれしいよ!」と言って逃げ出していきます。ほぼ告白に近い台詞に対し、良い反応をしていますよね。
またその後にも話しかけることで会話が続き、リュックが結婚をよく考えたりしているという話を聞けます。このことからも、恋愛に対する意識は高いと思われます。
シンがいるためにいつ死ぬか分からないから子孫を残したい、という思いでもあるようなので、恋愛ばかりというわけではないでしょう。でも相手を見つけたいという気持ちも持っていたはずです。
恋愛感情に発展した可能性は十分ありそう
リュックにとってティーダは、ただ気が合うだけってわけでもないんですよね。
差別されやすいアルベド族の味方になってくれる存在のため、リュックにとって支えになっていたはず。ワッカにアルベド族だと知られて嫌悪されたときも、ティーダはリュックのフォローをしてくれましたしね。
召喚士を死なせたくないというアルベド族の気持ちに賛同し、かつ誘拐という一時しのぎの策じゃなくもっと前向きに行動を起こしていきました。そして実際にユウナを死なせず、復活させることもなくシンを倒すことに成功しています。
リュックにとってはヒーローに近い存在だったとも言えるのではないでしょうか? 友達という関係以上の気持ちを持っても全く不思議ではなかったですね。
ユウナがいたから身を引いていたのかも
ティーダがユウナの方をより大事にしていたことは、周囲から見ても分かるでしょうし、リュックもそれで身を引いていたのかもしれませんね。
リュックとユウナはいとこ同士で、リュックはユウナのことも大好きでしたから。
ティーダとリュックの2人もとてもお似合いだったと思うので、その組み合わせも見てみたかったですけどね。