うつっぽい、不安、心配、怒り、パラノイア、またはその他の負の感情になったとき、おそらくあなたは「こんなこと感じるのって私だけ?」と少なくとも1回は自問したことがあるだろう。
なんと。克服しなくてはいけない負の感情と闘っているのは、確実に、絶対にあなたひとりだけではない。
そんな人たちの孤独感をやわらげるために、セラピーの場で何度も話に出てくる感情や心配にはどんなものがあるか、セラピストに尋ねてみた。これは、クライアントがどんなにその人特有の問題に取り組んでいる場合でも当てはまるものだ。結局のところ、どんな問題を抱えている人でも、おそらく自分が思うより多くの人に共感してもらえるのだ。他の人たちも経験していると知ることで、いくらか慰めになるかもしれない。
この投稿のためにご協力してくださった、メンタルヘルスの専門家の方々に深く感謝します: 臨床心理士 Ryan Howes (博士)。臨床心理士 Andrea Bonior (博士)。元臨床心理士、作家
Alice Boyes (博士)。Beth Rue (社会サービス学修士)、 認定ソーシャルワーカー、Summit Behavioral Health主任セラピスト。カナダ・バンクーバーに拠点を置く臨床カウンセラー
Joanna Boyd (臨床心理学修士)。心理士、Delphi Behavioral Health医療サービスディレクター Marc Romano (心理学博士)。臨床心理士 Amanda Zayde (心理学博士)。Simon Rego (心理学博士)、 Montefiore Medical Center/Albert Einstein College of Medicine主任心理士。臨床心理士 Jennifer L. Taitz (心理学博士)。臨床ソーシャルワーカー Gabriela Parra (認定臨床ソーシャルワーカー)。Barbara Nosal (博士)、Newport Academy最高臨床責任者。ほか、匿名希望のセラピストの方々数名。
1. 馬鹿げているとわかっていても、些細なことを悶々と考えてしまう。
2. まだ本当の大人になった感じがしない。
3. 自分を魅力的だと思ってくれる人は誰もいないと思っている。
4. 自分がする決断を常に監視されている、または判断されているように感じている。
5. 自分は変わり者ではないかと心配する。
6. 真の自分がみんなに知られたら嫌われてしまうと考える。
7. 予期せずに暴力的な、突拍子もない、または不気味な考えをして、自分でもびびることがある。
8. 人とのつながりや有意義な関係を築くにはどうすればよいのか、途方に暮れている。
9. 他の人たちの方が自分よりも絶対に幸福だと思う。
10. 完全なインポスター症候群である。
11. 怒り、悲しみ、妬みなど負の感情を取り除くのは自分の責任であると思っている。
そのような負の感情は羞恥心や罪悪感をもたらし、セラピーに来る人の多くはそうした感情を抱くのをやめなくてはと思っている。しかし、そんなことはなく、そうした感情を認め、克服するほうがはるかに健康的なことなので、自分に余計なプレッシャーをかけないこと。
12. 家族の誰かについて、期待されるほど思いやらないので、自分はひどい人なのではと心配する。
もしかしたらあなたは両親と疎遠になり、この3年間口をきいていないことを気にしているかもしれない。または、あなたが親であり、親としての本能が芽生えるのではと思っていたのに…まだ芽生えていない。どんな形であれ、”伝統的な家族像”に当てはまる気持ちを持たないのはまったく一般的なことである。
13. 自殺に関する思いがよぎったことがある。
信じられないことだが、自殺をしたい、またはその方法を計画するような考えと比べると、自殺を気楽に考えることは一般的なことであり、あなたに実際に自殺願望があるという意味ではない。かといって自殺の考えを無視したり、過小評価しては決していけない。ただ、死ぬのはどんなだろうかと時たま考える人の多さは驚くべき数だとセラピストたちは報告している。
14. 仲間たちが自分を仲間はずれにしてつるんでいると考える。
15. 自分が体験していることを誰もわかってくれないと思う。
自分が何か辛い体験をしていると、すぐに他人から切り離されているように感じるのは、ごくごく自然なことだ。なぜなら、君の立場がどんなものか、他人には知るすべがないからだ。そして、誰も「正確に」理解できないというのは本当かもしれないが、他人には理解できないと思って自分を孤立させることで、普通はさらに孤独を感じるようになってしまう。
16. 誰も気にかけてくれないと思うので、自分の考えや感情を表に出さない。
多くの人にとって、自分自身に価値があると認めることは、本当に難しい。その結果、自分について語ることを負担に思うのだ。しかし、聞いてほしい。人々は、あなたが思っているよりも、おそらくあなたのことを気にかけている。自分の考えを話すのを避ける必要はないのだ。
17. 自分が、とにかく本当にとんでもなく孤独だと感じる。
孤独を感じる時、そう感じるのは自分だけだと多くの人は考える。しかし、恥ずかしいこと、人と違うこと、困っていることはほとんどの人にあるし、これらが孤立感や孤独感につながることは、良くあることだ。孤独感は、人間が経験することのなかで最も辛いことの一つだ。だが、ほとんどの人が人生のある時期に孤独感と闘っている。そう、少なくともその点では、我々は一人ではないのだ。
最後に覚えておいてほしいのが、こうした問題が「よくあること」だからといって、我慢すべきというわけではない、ということだ。たくさんの人が助けを求めた上でこうした感情に対処しているし、そうして構わないのだ。全く恥ずかしいことではない。
この記事は英語から編集・翻訳しました。