皆さん、こんにちは!
皆さんは「怒り」について考えてみたことはありますか?
「いつも気をつけているんだけど、なぜか怒ってしまう」
そんな人って多いと思います。
厄介なのが、「怒り」という感情は
簡単にはコントロールができないことなんですね。
では、どうしたら「怒り」がコントロールできるようになるのでしょうか?
ここから一緒に考えていきましょう!
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1. なぜ「怒る」のか?
「怒り」をコントロールする方法を考える前に、
そもそも、なぜ人は「怒る」のかを考えてみましょう。
人はどういったシーンで怒るでしょうか?
例えば、上司が部下に怒るのは部下が失敗したからとか
親が子供を怒るのは子供が親の言いつけを守らなかったからとか
色々あるでしょう。
面白いことに、これらすべての事例にはある共通点が存在します。
それは、人が誰か他人を「怒る」とき、そこには、
「こうするべき」「こうしなければならない」という
個々人の価値観、信念が隠れていることです。
自分ルールを持っているということですね。
そして、人はその自分ルールから外れたときに怒るのです。
上司が部下に対して、
「部下は上司の思いを察するべき」とか
「言われなくても自主的に動くべき」とか
様々な「こうあるべき」といった思考を持っていなければ
怒ることはありません。
部下に対して何も期待していないからです。
親が子供を怒るときも同様でしょう。
親が子供に対して「言われなくてもこれくらいやるべき」なんて
思っていなければ、怒ることもなくなります。
実際に、「これくらい普通できるでしょ」とか
「当たり前でしょ」なんていう親はこの社会に非常に多いと思います。
それは、常識だから言っているなんてことではなく、
単に自分ルールから外れているから怒っているだけのことです。
そう考えると、人が「怒る」目的というのが
はっきり分かってくるのではないでしょうか?
では、今度はそうした「怒り」によって人はどういう目的を
達成しようとしているのかをより細かく考えていきましょう。
2. 「怒り」の目的の4パターン
前章で人が怒るのは自分ルールから外れたときだと申し上げました。
だから、人が怒るのは自分の思い通りにしたいとか
そういった思惑や目的があるはずです。
実際、人が怒ることの目的は心理学的に次の4つに分類されます。
① 支配
親子間や上司と部下、先生と生徒などの関係において
相手を自分の思い通りにしたい
② 主導権争いで優位に経つこと
親子間、夫婦間、社内、友人間などの
中で自分が主導権を持ちたい
③ 権利擁護
自分の権利、地位が脅かされそうになったとき
④ 正義感の発揮
個々人の信念が破られそうになったとき
前章の事例はこれにあてはまりますね
アドラー心理学では、「怒り」というのは
この4つのどれかの目的を達成するために
行われる感情表出表現の事を指しています。
つまり、何か原因があって「怒る」のではなく、
それら「目的」を達成するために「怒る」のだと考えます。
これは中々新鮮なのではないでしょうか?
では、人に怒らないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
次章で考えます。
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3. 人に「怒らない」ようにする方法
人に怒らないようにするというのは、「怒り」という感情を
なくすことなのかということになるのですが、これは違います。
人間は感情の生き物ですから、「怒り」をなくすことなんてできないですし、
なくそうとしてしまうと、どこかで無理が生じてきます。
我慢した結果、最悪、体に症状として現れるなんてことにもなりかねません。
ですから、「怒り」をなくすことではなく、
うまく付き合うという視点で考えましょう。
では、どうしたらいいのか?
重要なのは、感情との距離感を保つという考え方だと思います。
具体的に、どうしたらいいかというと、
「怒り」が湧き上がってきたら、
「今、私は怒っている」と感情を観察するようにしてみましょう。
いわゆる、「瞑想」がそのトレーニングに当たります。
ですので、一日の寝る前に5分でもいいので、「瞑想」をしてみましょう。
まとめ
(1)「怒り」には目的がある
(2)「怒り」の目的は 支配、主導権争いで優位に経つこと、権利擁護、正義感の発揮の4つ
(3) 「怒り」のコントロールには寝る前の5分間の「瞑想」のトレーニングが効果抜群
最後まで読んでくれて、
ありがとうございます!
瞑想の画像しか頭に残ってない人は
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