Twitter社が本紙総裁の投稿を無断削除しアカウントをロック=幸福の科学の圧力か
藤倉総裁のTwitterのログイン画面 |
Twitter社は10月12日、幸福の科学教団職員らによる取材妨害の様子を写した写真を含む、やや日刊カルト新聞社・藤倉善郎総裁の投稿2件を無断で削除。同時にアカウントをロックしたため、藤倉総裁はTwitterの投稿も閲覧もできない状態となっています。幸福の科学からの抗議を受けての措置と思われ、藤倉総裁は「Twitter社はカルトの手先」などと語っています。
※本記事は、Googleのブログサービスbloggerを利用した『やや日刊カルト新聞』に同タイトルで掲載されましたが、Googleによって無断で削除されました(元記事)。そのため、ここに同内容のまま転載します。
アカウントのロックはすでに4日目に入っており、やや日刊カルト新聞社では現在、藤倉総裁に代わって同社広報局(@daily_cult_PR)のアカウントがTwitter上での告知等を行っています。
なお同日、幸福の科学は内容証明郵便で藤倉総裁宛に抗議書を送付。Twitterに投稿した写真の削除を要求しました。藤倉総裁宛の自宅宛に幸福の科学から内容証明郵便が届くのは、今年9月1日以来、41日ぶり3度目。
■いわれなき削除とロック
ロックを通知するTwitter社からのメール |
10月12日未明、Twitter社g藤倉総裁のアカウントをロックし、メールでその旨を通知してきました。ほかのユーザーから藤倉総裁の投稿等を閲覧することはできますが、藤倉総裁自身はTwitterの閲覧、投稿、DMなど、あらゆる機能が使用不能となっています。
藤倉総裁が確認したところ、下記の2つの投稿が削除されていました。
この投稿は10月8日に藤倉総裁が東京・港区白金にある幸福の科学大悟館(教祖殿)の外観写真を公道から撮影しようとした際に、教団職員から妨害や尾行をされたことを報告するもの。写真には撮影を妨害した職員たちの姿も写っています。
このとき、最大6人ほどで取り囲んで威圧しながら撮影を妨害する教団職員たちに、藤倉総裁は「記事のための資料写真の撮影」と告げ、こう警告しました。
「そこをどいてくれないと写真に写っちゃいますよ」
「教祖殿の全景の資料写真を撮りたいのに、これじゃあなた方が入っちゃいますよ」
これに対して、教団本部の広報局職員が、こう言い放ちました。
「それはそれでしょうがないですね。そういう資料写真にしたらいいんじゃないですか」
「(取材を)阻止している資料写真です」
イカれた宗教の資料写真。奥にあるのはイカれた宗教の教祖・大川隆法総裁の住居である大悟館。写っている人物はイカれた宗教の一部として写真に写り込むことを承諾した職員たち。いちばん右はイカれた宗教の本部広報局職員。 |
現場での取材対応を取り仕切る立場にある教団本部の広報局職員からの、この場の職員を代表してのお言葉ですから、この場の職員は全員、公開されることが前提である写真に写り込むことを承諾したということ。念のため藤倉総裁は、「これじゃイカれた宗教の資料写真になっちゃうじゃないですか」と教えてあげましたが、それでも職員らは妨害を続け、「イカれた宗教」として写真に写り込むことすら事実上、承諾していました。
Twitterに投稿された写真は全て公道から撮影されたもの。藤倉総裁が大悟館前を離れ、道を2本挟んで100mほどの距離から大悟館を撮影しようとした際にも、職員はなおもカメラの前に手をかざして妨害を続けました。
藤倉総裁がTwitterに投稿した写真は、教団職員らが写り込むことを承諾したものである上、幸福の科学の反社会的な実態を世に知らしめる公益性を伴ったものでもあります。写真と同時に投稿された文章も、ただ現場で起こった事実を述べただけの内容であり、攻撃的な要素どころか批判すらしていません。
Twitter社から投稿を削除されたり、アカウントをロックされるいわれは全くありません。
■Twitter社は理由の明示も事実確認もなし
Twitter社からは、投稿を削除した旨の通告はありません。アカウントをロックした後で、右の画像のような文面のメールが来ただけ。事前の通告も事情の問い合わせもありませんでした。
藤倉総裁のどの投稿にどのような問題があったのかという具体的な情報もなく、Twitterのどのような「ルール」に抵触したのかすら示されません。
藤倉総裁がロックを解除するための手続きを行おうとして初めて、右の画像のような画面が現れました。ここでようやく、ロックの原因とされているのが幸福の科学についての投稿であることを知らされます。
指定されている投稿を削除すればロックが解除されるということなのでしょうか。対象となる投稿は、すでにTwitter社が無断で削除済みなのに。
藤倉総裁は削除には同意せず、10月12日のうちに上記で記したような事情をTwitter社に伝え、処分についての異議申し立てを行いました。
■すでにロック中なのに、その上ロック?
ところが10月14日、Twitter社は藤倉総裁の異議申し立てに回答することなく、右の画像のような通知を送りつけてきました。この時の驚きを、藤倉総裁はこう振り返ります。
「さすがのオレも、すでにロックされているのに、さらにロックされるのかと思ってビビったね。ロックにも限度ってものがあるぜロケンロール!」
藤倉総裁は、Twitter社に対し、以下の点について回答を要求しました(要約)。
(1) 異議申し立てに対する回答
(2) 「攻撃的な行為に関するルール違反」とは、具体的にどの投稿についてのことなのか
(3) すでにロックされているのに、さらにロックされるとはどういうことなのか
ロックを解除する方法は示されておらず、藤倉総裁がTwitterにログインしても、前述のような投稿の削除を求める画面しか表示されません。依然、閲覧や投稿はおろかDMすらできない状態です。
公道で取材者を威圧し妨害された被害者がその実情をTwitterに投稿すると、その行為が「攻撃的」とされアカウントをロックされてしまう。こんなことでは、Twitter社はカルトの手先どころか、あらゆる「批判されてしかるべき者」の手先になってしまいます。
■幸福の科学は藤倉総裁に内容証明で抗議
41日ぶり3度目の内容証明 |
アカウントがロックされたのと同じ日、藤倉総裁のもとに幸福の科学の代理人弁護士から内容証明郵便が届きました。幸福の科学が藤倉総裁に内容証明郵便で抗議するのは、41日ぶり3度目。
【参考記事】新木優子霊言スクープで幸福の科学が抗議=“霊言泥棒”と罵る
今回の抗議は、要約すると以下のような趣旨です。
・10月8日に立ち入り禁止の参道(私有地)に侵入した。不法侵入であり礼拝所不敬罪である。こうした行為を行わないよう強く警告する。
・職員の顔写真をTwitterに投稿し、肖像権とプライバシー権を侵害している。速やかに削除せよ。
大悟館周辺はほぼ全てが公道です。「参道」との表示があったのは、大悟館前の警備員用ボックス周辺のごく僅かなエリア。藤倉総裁はここには立ち入ってはいません。また、取材の開始から終了まで、藤倉総裁につきまとっていた職員らが「ここは立入禁止の私有地である」胸を主張した場面は一切ありませんでした。
Twitterに投稿された写真は全て、公道から撮影されたものです。以下のまとめで、現場の地図とともに検証されています。
【togetter】やや日刊カルト新聞総裁藤倉善郎氏が、幸福の科学大悟館へ謝罪に行った際のツイートに幸福の科学から虚偽の抗議を受け、ツイッターをロックされる。
幸福の科学の抗議文にある主張は全くの虚偽。実際には藤倉総裁は「立ち入り禁止の参道(私有地)」には立ち入っていません。前述の通り、職員らは取材のための写真に写り込むことを承諾した上で撮影を妨害しており、「肖像権とプライバシー権を侵害」との主張も完全な虚偽です。
仮にTwitterに「通報」し写真の削除を求めたのが幸福の科学なのだとすると、その主張には正当性がないばかりか完全な「虚偽通報」。また今回の措置でTwitter社が不当にユーザーの表現活動を妨害していることも明らかです。
■予言されていた「表現の自由」の危機
9月19日、『日本会議の研究』(扶桑社新書)で知られる菅野完氏のTwitterアカウントが「永久凍結」されました。藤倉総裁の「ロック」と違い、Twitter社からはどの投稿が問題なのかといった具体的な情報が一切開示されず、原因を類推することすらできないものでした。現在も菅野氏のアカウントは凍結されたままです。
菅野氏の凍結は他のユーザーが「通報」した結果である可能性が高いことから、藤倉総裁はTwitterで、こう指摘していました。
今回、表現の自由に関する藤倉総裁の危惧が現実のものになった形です。
藤倉総裁のコメントです。
「大川隆法さんの予言はなかなか当たらないのに、ぼくの予言が真っ先に当たっちゃって悪いねえ。ぼくの予言を成就させちゃった幸福の科学の職員たちがエル・カンターレから叱られないか心配です。こんなカルト集団の手先になっているTwitter社は、恥を知るべき」
同社広報局のTwitterアカウントは現在、藤倉総裁のアカウントのロックが続いた場合の対応についてTwitterユーザーの意見を募集しています。
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