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駐日ドイツ連邦共和国大使が講演 特設授業 「EUがあなたの学校にやってくる」
2017/11/10 金曜日
「EUがあなたの学校にやってくる」と題した特別授業は、120記念館の大講義室で開かれ、金光学園の高校生や中学生など、およそ120人が参加しました。
この授業は、EUや加盟国が持つ多様性に満ちた歴史や文化に関する知識を深めてもらおうと、駐日欧州連合代表部と在日EU加盟国大使館が全国の高校で実施しているもので、
この日金光学園には、駐日ドイツ連邦共和国大使のハンス・カール・フォン・ヴェアテルンさんが訪れました。
授業では、現在EUには28か国が加盟し、24もの公用語があること、加盟国内では国境の廃止や欧州単一通貨ユーロを導入していることなどをスライドで詳しく説明しました。
EUと日本の関係については、今年7月にベルギーで開かれた日・EU定期首脳協議で、経済連携協定と戦略的パートナーシップの2つを政治的に合意したことを紹介しました。
またドイツと日本は、芸術や文化のほか、スポーツ少年の同時交流や学術協会など、様々な交流をしていることを紹介し、大使は「積極的に世界に出て、それぞれの国によって違う様々なことを学び、独自の道を進んで下さい」と話し、生徒は熱心に耳を傾けていました。
高校生は、「EUは、24の公用語があるのに、その言語の違いを乗り越えて、平和に向けて皆頑張っていると聞いて、日本もアジアも見習うべきかも知れないと思いました」「EUに対してもっと関心が深まったし、自分も将来、自分の国のことだけじゃなくて、世界的にも知ったり、色々と考えなければならないと思いました」と話していました。
講演のあとには、大使を囲む会が開かれ、生徒がドイツの教育や歴史、ドイツから見た日本についてなど、様々な質問をして交流を図っていました。
畑地真行