アサシンクリードが大好きなわんらぶ(@wanlovegamer)です!
前作『アサシンクリードシンジケート』が発売されてからもう2年。
その2年という期間を経てリリースされたのが、シリーズ最新作『アサシンクリードオリジンズ』。アサクリ好きの人は待ち望んだことでしょう。
その最新作『オリジンズ』ですが、シリーズで一番といって良いほどの出来のゲーム。
今回は、そんな『アサシンクリードオリジンズ』の評価・レビューを書いていきますよ!
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ストーリー
舞台は古代エジプト。
主人公はエジプトの守護者である「メジャイ」のバエク。
バエクは数年前、まだ幼かった息子を目の前で殺されてしまった。
殺したのは、エジプトの支配をもくろむ「ある結社」のメンバーたち。
バエクはエジプトを守る守護者のメジャイとして、そして子を殺された親として、結社のメンバーたちを倒す戦いに出る。
そして、その戦いは「アサシン教団」の創設にもつながっていた・・・
良かったところ
まずはこのゲームの良いところから。
シリーズをいい意味で一新してくれたため、良いところはたくさんあります。
ストーリーにボリュームがある
『オリジンズ』は、とにかくストーリーが長い。クリアするのに30時間以上はかかります。
ストーリーのボリューム・長さで言ったら、シリーズ最高でしょう。
そして、ストーリーの内容も良い。
結社のボスを一人ずつ倒していくという従来のアサシンクリードらしいシステムになっていますが、「味方がボスだった!」というような意外性もあるので飽きにくい。
特に、「息子の復讐」というメインテーマがぶれていないのは、良かった点の一つ。
今までのシリーズ作よりも分かりやすいテーマなので、プレイする我々もストーリーに引き込まれやすくなっています。
ボスを倒すと次のボスが出てくるという流れなので、続きも気になってついやってしまう。そんなゲームになっています。
ボリュームもあり、なおかつ内容も良い『オリジンズ』のストーリーはとても良かったですね。
戦闘が面白い!海戦もある
『オリジンズ』で大きく変わったことの一つが、戦闘システム。
今までのアサシンクリードでは、基本的にカウンターをしていれば無双できていました。レベルが高い相手も、大して強くはなかったですしね。
でも、今作ではカウンターが廃止されています。
「強攻撃・弱攻撃・回避・ロックオン」を駆使して戦うという、アクションゲームらしさが出る戦闘システムになりました。
この変更はとても良い。
これまでのアサシンクリードにあったカウンターも、もちろん良かったです。簡単かつ爽快でしたからね。
ただ、カウンターを使った戦闘は、逆に簡単すぎて途中からはマンネリ化が起きやすい原因の一つでした。
一方『オリジンズ』の戦闘は、カウンターが無いため少し難易度は上がっています。レベルの高い敵の攻撃は、当たると一撃で死んでしまうという理不尽さもある。
でも、それだからこそ得られる緊張感・スリルを味わえるようになりました。
このゲームでは戦闘のシーンが数えきれないほどありますが、カウンターのような便利機能が無いため、マンネリ化が起きず最後まで楽しんでプレイできます。
また、カウンターが無くなったことで、自分よりレベルの高い敵を相手にごり押しプレイが出来なくなったことも良かったところ。
自分よりレベルの高い敵が2人以上出てきたら、おそらくゲームオーバー。それぐらい強いのが今作の敵。
そのため、高レベルの敵がいる場所では「ステルスプレイ」が重要。気づかれずに近づけば、アサシンクリードらしく暗殺できますからね。
カウンターの廃止によってステルスプレイの重要度が上がったのは、今作の良いところです。
シリーズを通してプレイしてきた人にとっては、カウンターの廃止は否定的に思えるかもしれません。
ただ、「マンネリ化の防止・緊張感が上がったこと・ステルスプレイの重要度が上がったこと」を考えると、良い変更点でしたね。
装備・武器集めが楽しい
今作では戦闘システムが変わったため、装備のシステムも変更。
剣・弓・斧など様々な武器が登場します。そして、その武器はすべてアップグレードすることができる。
「ずっと同じ武器をアップグレードして使う!」「どんどん新しい武器を買う!」というように、武器に関する自由度が上がっているのが『オリジンズ』の魅力の一つ。
また、敵を倒すとランダムで武器を落とします。
落とす武器は、弱いものもあれば強いものもある。特に、強い武器「レジェンドアイテム」を落としたときは、ゲームの出来事とはいえとても嬉しくなる!
このランダムで落とす武器を集めていく、という要素は今までのアサシンクリードには無かった要素なので、新鮮味があり良かったですね。
相変わらず綺麗なグラフィック
アサシンクリードの魅力といったら、グラフィックの綺麗さでしょう。これはPS3の時代から変わっていませんからね。
もちろん『オリジンズ』のグラフィックも素晴らしい!前作『シンジケート』も綺麗でしたが、今作はもっと綺麗。
特に素晴らしいのは自然の描写。
古代エジプトが舞台ということもあり、マップは自然豊か。水や草、土などがありますが、それらはますます実写に似てきている。
砂漠の荒涼とした雰囲気も上手く描かれています。
アサシンクリードの魅力であるグラフィックの綺麗さは、『オリジンズ』にもいい意味で引き継がれていますね。
鷹の目が変わった
アサシンクリードといったら「鷹の目」。
この能力を使えば壁越しの敵もマーキングでき、敵地に潜入するときに重宝する機能。
ただ、これまでの鷹の目は超人的すぎて、緊張感が損なわれていました。
潜入するといっても、壁越しの敵が丸見えなら攻略も楽勝ですからね。
でも、『オリジンズ』ではこの機能が大きく一新。
相棒の鷹「セヌ」をドローンのように操り、空から敵をマーキングするようになりました。
これでも今までと同じように超人的ではありますが、空からだとマーキングできない敵もいるため、必ずしも敵全員をマーキングできているとは限らない。
そのため、いきなり敵に遭遇することもあり、これまでのシリーズ作よりも潜入するときの緊張感が高くなっています。
まさに潜入している気分を味わえるようになっていて、潜入の面白さがアップしていますね。
音楽が良い
個人的に気に入ったのは、ゲーム内の音楽。
2016年に実写映画化された『アサシンクリード』のような音楽で、映画を観た人なら興奮すること間違いなし。
これまでのシリーズ作よりもカッコよさ・壮大さが増していて、よりアサシンクリードの世界に引き込まれる音楽になっていますね。
悪いところ
『オリジンズ』は確かに良いゲーム。ただ、悪い点もいくつかあります。
カバーアクションが変わった
最初の頃に不便だと感じたのは、カバーアクションが変わったという点。
前作では、物陰に隠れると自動でカバーアクションをしてくれました。そして、そこから口笛で敵を呼び寄せ暗殺するというのが一つのパターン。
ただ、今作ではカバーアクションが少し変わった。
コツを掴めば前作のように口笛で呼び寄せて、物陰から出て暗殺することもできます。
でも、最初のうちはそれがちょっと難しく、隠れているのがバレてしまい戦闘状態になることがしばしば。
カバーアクションが変わったことはちょっと不便ですし、残念なポイントの一つですね。
ストレスを生むパルクールアクション
アサシンクリードといったら、建物をよじ登ったり、屋根から屋根へと飛び移るパルクールアクション。
このパルクール、登ってほしくない壁を登ったり、操作ミスで高いところから飛び降りて死亡するなど、ストレスが溜まってしまう要素の一つでした。
『オリジンズ』でも、そこはあまり変わっていない。
特に、高いところから間違って飛び降りてしまいダメージを負うことが多いです。パルクールは、このゲームで一番ストレスが溜まりやすい部分でしょう。
とはいえ、シリーズの中では一番ストレスはたまりにくいパルクールになっています。やはり最新作ということもあって、完成度は高いです。
なので、今作のパルクールアクションは、シリーズ経験者ならそこまで大きなストレスが溜まる要素ではないでしょう。
バグがある
アサシンクリードシリーズは、必ずと言って良いほどバグがある。僕も『オリジンズ』でいくつかのバグに遭遇。
一番致命的だったのは、ゲームがフリーズするバグ。全く動かなくなるので、再起動するしかありませんでした。
なぜアサシンクリードは新作をリリースするたびに、他のゲーム以上にバグの報告が多いのかは分かりませんが、このシリーズのバグは仕方のないことだと思うしかないでしょう。
最新のアップデートをすれば、バグはほとんどなくなります。
とはいえ、『オリジンズ』にもバグがあるのは残念なポイントですね。
クリア後の感想
僕は半月ほどでクリアしましたが、すごく面白い作品。
特に良かったのは、シリーズを様々な点で一新したところ。
カウンターを無くした戦闘システム、武器のアップグレードなど、『オリジンズ』にはいろんな新しい試みが詰まっています。
それらはどれもバランスがとれていて、シリーズ作にあったマンネリ化を払拭してくれている。
最近のアサシンクリードシリーズに飽きていた人にはぜひプレイしてもらいたいゲームになっています。
また、アクション要素も強くなり、前作までとはストーリーのつながりもないので、初めてアサシンクリードをプレイする人のもおすすめできるゲーム。
シリーズの中でステルス・アクションなどのバランスが一番いい作品ですからね。
ただ、アサシンクリードをずっとプレイしてきた人の中には、違和感を覚える人もいるであろう作品。
今までのシリーズにあった完全ステルスのミッションはありませんし、全体的にステルス要素が薄れているのがその一因だと感じます。
良くも悪くも一般受けしやすいゲームになってしまったとも言えますね。
でも、完成度はとても高く、ゲームとして考えるとシリーズ最高の出来でしょう。
ぜひ多くの人にプレイしてもらいたいゲームです。
ではでは、バイなら!!