全国1億3千万人のクラシカロイダーの皆様、こんにちは!
クラシカロイド第2シリーズ(2期)6話の感想と7話予想を書きました。
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♪06 ハハはカニ カバはサイ
バッハがらみの描写でワーグナーとドボちゃんの境遇がよく分からなくなったものの、それ以外はほのぼの楽しい日常回でした。ワーグナーとドボちゃんにうざがらみしたり、大人げないイタズラを計画したり、カニに夢中になったりと、音羽ロイドたちのとりとめもない日常が愛おしい。
お母さんは天然キャラですが、あまり嫌な感じはせず好感が持てました。夫婦仲、親子仲も悪くないみたいで安心。
ワグドボの境遇については、はっきりしなくて頭が混乱しました。どうせこのアニメのことだからそんなに深刻ではないのだろうけれども、あまりシリアス方面に引きずられないことを願っています。以下でもちょっと考察しています。
以下、個別の場面の感想です。
超天然なお母さん、登場!
- ドボちゃんに絡むモツ
いやあ、うざいなあ(褒め言葉)。ワーグナーの辛辣な言葉がきわめて的を射ていて爽快。 - ギョーザーでワーグナーの胃袋を掴む
すごい勢いで何かを誤解している気がするけど、前回までのように火花を散らしているよりもずっといい感じです。「フーン」って鼻高々になってるのがちょっとかわいい。
ワーグナーもなんだかんだおいしそうに食べていてほのぼの。 - ギョーザーの仕込みを手伝うシューベルト
清々しいまでに腰巾着に後戻りしましたね~。1期のノーマル・シューベルトの時もここまでじゃなかった気が。若干腰巾着ぶりが典型的すぎて違和感ある。 いじめてなんかないよ!
ベトワグモツ3人で並んでる絵がお兄さんと年の離れた弟みたいな感じで好き。ダメな大人相手の生ぬるい遊びくらい、なんとも思わないよ
なんてけなげなの!
おーおー、ワーグナーも歌苗も随分言うねえ。実にすっきりする。理不尽! なんという理不尽!
自分の意図を歌苗に誤解されて不満げなベートーヴェン。言い方がいちいち面白いんだよな。
ここから始まる音羽ロイドたちの大人げない様子、最高です。いい年してガキンチョ相手に全力でイタズラw積もり積もった屈辱、晴らさでおくべきか!
憎い相手が不幸に見舞われることを期待しているときのシューベルトの声色が私は大好きです。もちろん、その思いが絶対に報われないのもセットで。- 罠に引っかからない日芽歌さんと、自ら仕掛けた罠にはまる音羽ロイドたち
爆笑しました。そりゃあやっぱりそうなるよねww と思いました。もし帰ってきたのがワーグナーだったら、案外素直に引っかかってくれてたでしょうけど。 - 蜂蜜をたずねて三千里
普通に通販で買って!? あるいはせめて何か一言付け加えてから出て行って! 娘を数か月だか数年だか置き去りにして「探しに出かけたのね」じゃないよもうw
歌苗ちゃんのお母さん、とんでもない天然キャラで来たぞ。アニメだから面白いけどリアルにいたらだいぶアレなタイプ。響吾さんにしてこの妻ありといった感じだ。でも母娘のやり取りは微笑ましいです。 いよいよだ。頼んだよ、クロちゃん!
ぷぎー!
ドボちゃんの着せ替えかわいい。ぷぎぷぎ言ってるのがとてもかわいい。クロサイになってもかわいい。どうしてクロサイなのでしょうね? 生息域が被ってるから?(参考:クロサイ - Wikipedia、コビトカバ - Wikipedia)
で、ワーグナーはなぜサングラスだけで変装が成り立つと思ってるのw
ワーグナー、プロデューサーになる
- 変装したまま街中を歩く2人
カバ、じゃなかった、サイが歩いていることにみんなもっと疑問を持ってくれ~! - ドアボーイと荷物持ち
突如として謎の場面が投入されました。何、どういうこと? 研究所から逃げ出して生活のために働いてたってこと?
いやいや、マジレスすると児童労働ってアウトでしょ。あとサイでもカバでもいいけどなんで普通に馴染んでるの、ちょっと高級な感じのホテルにw ボク、ボクだよ!
ワーグナーは「音羽日芽歌」を名前だけ知っているそぶりを見せる一方、日芽歌さんの方では覚えがなさそうでした。訳が分からない。
まさか本当に親子というわけではないだろうだから、ワーグナーに身の上話をされた日芽歌さんが同情し、弟と偽って音羽館に送りこんだということでしょうか。- 賭け事でスーツケースいっぱいのお金を稼ぐお母さん
た、頼もしい。でももうこの先どうなるかは目に見えてますが。 ボクが他の八音よりも劣っているとでも言うのか!
ワーグナーの過去が次々とフラッシュバックし、最後に一瞬出てきたのは響吾さん。な、なんだってー!?つまりワーグナーとドボちゃんは他の八音と同じようにアルケー社で生み出されたということ? そして響吾さんがベトとモツを連れて逃げた後、ムジークを発動できないからという理由で後任の丸メガネに出来損ない認定され、つらくてアルケー社を脱出してヨーロッパあたりを放浪していたって感じ?
バッハはいつだったか「私の選んだ八音」と言っていました。私はそれを聞いた時、バッハが生まれた時点ではまだ他の7人を誰にするか決まっていなくて、バッハが選んで響吾さんにつくってもらったのかもしれないと思ったものでした。
しかし、ワーグナーの回想を見ると別の解釈が頭をもたげてくる。すなわち、バッハはあらかじめつくられていた10人のクラシカロイドから8人を選んだのではないかと。ワーグナーとドボちゃんはバッハに選ばれなかった2人なのではないかと。
まあ選んだと言っても、「宇宙人を歓待するならこの8人でいいだろう。あの2人はまだ若すぎる」的なノリかもしれませんが。それがワーグナーのプライドを傷つけていることは確かです。
なんにせよ、もしワーグナーとドボちゃんがアルケー社の培養槽にいたのだとしたら、一番先に生まれたバッハは2人のことを認識していたでしょうから、バッハは何か知っているとみて間違いないです。ボクは出来損ないじゃない!
「ワーグナー」と名乗れないのはムジークが発動できないことから来る劣等感ゆえか。
せっかく出かかったのに、何がせき止めてるんだろう。めっちゃかっこいいじゃないですかワーグナーの「ワルキューレの騎行」! タクトは剣かな、羽根かな? 楽しみですね~。- カニ料理を堪能する音羽館の住人たち
幸せそうで何よりです。 それで、この中でだれが本命なの?
え~!? そういうこと本人たちの前で大声で聞く、普通!? ほらシューベルトがしかめ面してるし奏助が呆れてるよ、もう! せっかく楽しそうだったのがすごくビミョーな空気になっちゃったよ。音羽ロイドが慣れない気を遣っているよ。
高校1年生が年頃っていつの時代だ。やっぱお母さんがこんなだから次回があんななのか……。
ちなみに「ちゃんとしたお相手を」っておっしゃいますが、全然ちゃんとしてませんよ、あなたの目の前にいる男性陣は。- 振り込め詐欺に遭う日芽歌さん
こうなると思ったよ。そしてなぜ自分とリストは店の手伝いをしないで外でくつろいでいるの。でも「常識がなさすぎる」ってベトにだけは言われたくないわ。 - 新しいプロデューサー・ワタル様
ワーグナーがクラクラのプロデューサー!? あ、ありえねー! だからオープニングでクラクラに割って入って得意げにしてたのか、あんの腹黒ショタめ~!(何度も言いますが私はチャイバダ過激派です)
一方プールにご満悦なドボちゃんはとてもかわいい。これから徐々に前世の親友・チャイコとも仲良くなれるんでしょうか。楽しみ楽しみ。 - サイのツノをつける場所
みんな仲良し。男子高校生感があっていい。まあ成人男性だしここはEテレですけどね。 - 新規ムジークがない……だと……!?
残念だが仕方ない。1期6話も新規ムジークはありませんでしたねそういえば。
7話「歌苗、お婿さん募集中」予想
公式サイトに載っているあらすじと予告映像から次回の展開を好き勝手に予想するコーナーです。5話の記事にも載せていますが、予告映像を受けて加筆し、だいぶ長くなってしまいました。興味のない方は後書きまで飛んでください。公式の告知
- 公式サイトのあらすじ
音羽館に帰ってきた日芽歌には悩みがあった。まったく男っ気が無い歌苗の将来を心配していたのだ。相談相手のリストとともに、勝手に歌苗のお婿さん探しで盛り上がってしまう。音羽館のクラシカロイドたちと奏助を候補に、その中から選ぼうとするが、なかなか選びきれない日芽歌とリスト。試行錯誤の末、候補者同士で歌苗を奪い合わせることに!果たして歌苗のお婿さんには、誰が選ばれるのか!?
―公式サイトあらすじ紹介:♪07 歌苗、お婿さん募集中個人的には高校1年生で結婚について言及されるのはすご~く違和感がありますが、まあ日芽歌さんが気になるのならいいんじゃないですか。歌苗ちゃんが受け入れるかどうかは別問題。
- BN Pictures「クラシカロイド」公式Twitter
ドボちゃんは参加しないのか……。そもそもカバだから期待してた私の方がおかしいんですけど。ワーグナーと一緒にアルケー社でプロデューサー活動をしてるのでこの話自体にあまり関わってこなそうな感じ。 - 予告映像
- 女性ものの麦わら帽子を被っているシューベルトと彼を問い詰めるリスト
- 戦隊ものの仮装?をしているベートーヴェン
- 新プロデューサーとしてクラクラと向き合うワーグナー
- 薔薇の花束を差し出されて「ぽっ」となってる歌苗ちゃん
- 尾行してる日芽歌さんとリスト
- やたらキラキラしてるショパン
- 昼休みの屋上への呼び出し……この筆跡は日芽歌さん!?
- 深刻な表情の奏助
- 女性ものの麦わら帽子を被っているシューベルトと彼を問い詰めるリスト
展開予想
カニパーティーの日から、日芽歌は音羽館の住人の中から歌苗のお婿さんを選ぶ気満々。しかしいざお茶飲み仲間のリストと一緒に住人たちを尾行してみると、ギョーザー狂い、エロガッパ、引きこもり、腰巾着、自称ミュージシャン(笑)とろくなやつがおらず、リストには「あの中から選ぶのは諦めた方がいいわよ」とまで言われてしまう。
だが、性格が多少アレでも愛さえあれば、と脳内お花畑なことを考えた日芽歌は、突然歌苗のお婿さんを決める「歌苗争奪戦」を開催することにした。
その内容は、歌苗の心をときめかせ、彼女に「あなたと結婚したい」と言わせた者の勝利、というもの。
ベトは音羽館を堂々と自分の館と言いたいから。モツはなんか面白そうだから。ショパンはリストに言われて仕方なく。シューベルトは家主になってちゃんとした部屋が欲しいから。奏助は日芽歌の暴走を止めるため。それぞれの思いを胸にバトルに臨むのだが。
- ベト
戦隊もののヒーローの格好でピンチ(ベランダに干しておいた洗濯物が風に飛ばされた!)に陥った歌苗を助けるが、「仮装してる暇があったら家事を手伝ってよ」と一蹴される。
- モツ
薔薇の花束をプレゼントしてちょっといい雰囲気になるが、直後にEテレで言ってはいけない下ネタを連発しグーで殴られる。
- シューベルト
なぜか女装してピクニックに誘おうとするが、リストにダメ出しされて落ち込む。
- 奏助
昼休みに屋上へ呼び出して告白しようとするが、恥ずかしくて一言も喋れないまま昼休みが終わってしまい、歌苗に「お弁当食べられなかったんだけど」とキレられる。
- ショパン
何もしない。
と、散々な結果に終わる。それでも諦めきれないダメ男候補者たちの歌苗争奪戦は終わらない。音羽館では候補者が顔を合わせるたび言い争いや喧嘩が絶えないようになり、歌苗と、蚊帳の外のワーグナー、ドボちゃんを呆れさせる。
一方、クラクラは新プロデューサーのワーグナーと引き合わされた。
どう見ても自分たちより年下、しかも「偉大な作曲家であるボクがキミたちのような一過性のアイドルを盛り立ててやるんだ、ありがたいと思え」みたいなことを面と向かって言われ、チャイコとバダは激怒。バッハにワーグナーの横暴を訴えようとするもなぜか会ってもらえず、アルケー社を飛び出して音羽館に遊びに来る。
久しぶりに訪問した音羽館、よく知らない女の人がいるしどうも雰囲気が悪い。リストに話を聞けば、今は歌苗争奪戦の最中とのこと。リストから争奪戦における各候補者の振る舞いを聞かされたチャイコとバダは、「そんなんじゃ歌苗に振り向かれないのも当たり前」と憤慨。自分たちも候補者として名乗りを上げる。
チャイコとバダはさすが女性の気持ちを分かっている(?)ためか、それぞれ一気に歌苗の心を掴み、歌苗はついに2人のどちらを選ぼうかと迷い始める。それを目の当たりにしたベトは己の心の奥底に渦巻く謎の熱情(歌苗への想いからくる嫉妬)に突き動かされ、なんとか阻止しようとムジーク「無敵のソナタ」を発動する。彼に同調してモツ、シューベルト、対抗してチャイコとバダもムジークを発動。歌苗そっちのけでムジークバトルを始める。
バトルの最中、誰かのムジークが歌苗に当たりそうになる。思わず目をつぶったが痛みはない。目を開けると、そこにはぐったりした様子のショパンがうずくまっていた。彼は歌苗(の後ろに置いてあった通販の荷物)を守ろうと身を挺したのだ。
ショパンは歌苗に抱き起こされると「(荷物を)守らなきゃ……」と呟き、ムジーク「雨だれと憂事」を発動して歌苗と自分(と荷物)を守るバリアを張る。傷を負ってもなお自分を守ろうとしている(ようにみえる)ショパンに歌苗は感激する。
その一部始終を見守っていたリストは、「心ない争いの中で芽生える誰かを守りたいという気持ち。それが愛なのよ!」と叫び、ムジーク「愛の鐘」を発動。その場を神社に、候補者と日芽歌を参列者に、自身を神主に変えて歌苗とショパンの結婚式(神式)を挙げる。
見つめ合う歌苗とショパン、いつになく険しい顔のベト、負けたのが悔しくておならをしまくるモツ、雰囲気に呑まれて全力で2人を祝福するシューベルトと奏助、納得した面持ちのチャイコとバダ、そして歌苗の白無垢姿にうっとりしている日芽歌。彼らを眺め、満足した様子でリストは「愛の鐘」を終える。
元に戻った歌苗はショパンに改めて言いたいことがあると宣言する。固唾を呑む一同。
しかしショパンは「え、何? ちょっと待ってて」と制止し、歌苗の足元の荷物を開封して「よかったー、無事だったー!」と歓声を上げる。歌苗は一瞬にして真実を理解し、鬼のような形相になる。
歌苗の怒声がハママツ中に轟く。ショパンはじめ、争奪戦に参加した面々は館の外に追い出され夕飯抜きになった。
ドボちゃんと一緒に仕事から帰ってきたワーグナーは、中庭でどんよりしているチャイコとバダを見つけ、「チャイコフスキーとバダジェフスカもここまで堕ちたか」とほくそ笑む。そのまま館の中に入り、歌苗、日芽歌、リストとともに楽しい夕食の時間を過ごす。
何はともあれ、こうして歌苗のお婿さん探しは無事振り出しに戻ったのだった。
所感
前回も言いましたが百合が観たいんだ私は。本当はリストさんを婚約者に仕立て上げたかったけど、MUSIK Collectionの順番的にショパンとリストさんが同時に来そうだったのでこんな感じにしました。
ちなみに結婚式を神式にしたのは、ショパンが意外と日本の文化に造詣が深いのではないかと考えたからです。
てかすっごく真面目な話をすると、歌苗ちゃんはクラシカロイドとか全然関係ない人と結婚するのが一番幸せだと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました! 7話も楽しみにしています。
なお、残念ながら諸事情あって7話からしばらくは放映直後に感想を書けるか分からないです。
他の第2・第1シリーズの感想は「関連記事一覧」からご覧いただけます。
『マドモアゼル・モーツァルト』紹介記事:
リストとチャイコフスキーの女体化に衝撃を受けた皆様には、こちらの漫画もオススメです。
『おそ松さん』2期感想記事:
藤田監督の超人気アニメ、2期が始まりましたね! 感想を書いてみました。
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- NHKアニメワールド クラシカロイド
- ClassicaLoid presents ORIGINAL CLASSICAL MUSIC(V.A.) スペシャルサイト|Warner Music Japan
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第1シリーズ: Amazonビデオ / Hulu / dTV / dアニメストア / VideoMarket / バンダイチャンネル / ビデオパス
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※この文章は、i14wander(Twitter ID i14wander、はてなブログID i14wander)により執筆され、i14wanderの所有するブログ「星を匿す雲」(http://cqs4live.hateblo.jp/)(http://cqs4live.hateblo.jp/archive)に掲載されているものです。著作権法32条で定められた要件を満たさず行われる転載は、著作権法21条に違反します。
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