昔、Twitterでとある女性たちと口論になった事があった。彼女たちの共通点はみな、親が貧乏だという事。
彼女たちは、親が貧乏だったから大学に行けなかったとか、貧乏だから不要な努力をしなければいけないとか、いわゆる「貧乏」である事に対しての不満を募らせていた。
僕の考えは昔からずっと同じなのだが、結局それを言い続けて一体何になるのか?と言う事だ。
親が貧乏だ貧乏だと言い続けたら、親が金持ちになるのだろうか?いや、きっと、親が金持ちになる事はなく、ずっと貧乏なのは変わらない。なら、努力してそれを変えるしか他に道はないのである。
実際に、貧乏ながらに奨学金を借りたり、新聞配達をしたりして、大学に行ってる人だっているし、親が貧乏でも成功してる人だってたくさんいる。
それに、親がお金持ちだからと言って、その人達がみな努力していないわけではない。確かにスタートラインはいい位置にあるかも知れないけれど、親がお金もちでも落ちぶれる人だっているし、結果、貧乏人になる人だっている。
結局は本人の努力次第なのである。
しかし、彼女たちは言う。スタートラインが違うのがそもそもおかしいと。なぜ私たちはしなくても良い努力をしなければいけないのかと。なぜ借りなくても良い奨学金を借りなければならないのかと。
僕はこれ以上、話をしても無駄だと思い、そっとブラウザを閉じたが、はっきり言って、努力をしたくないなら大学になんて行かなければいい。奨学金を借りてまで勉強したい思いが無いなら大学に行かなければいい。
そういう人たちは大学に行ったって努力なんてしない。
大学を遊ぶ場所か何かと勘違いしているのではないだろうか。まあ、実際、大学を4年間遊ぶ場所だと思っている人が多いのも事実であるが。
その後、彼女たちの一人が100万PVブロガーの彼女になった事を知った。
その100万PVブロガーは今、会社を辞めて人生を謳歌している。
僕は思うのだ。彼女の言う、不平等は今そこにあるのではないだろうかと。
この前、沖縄に遊びに行っているとツイートを見かけたが、それだって誰のおかげなのか?お金持ちの彼氏のおかげだろう。お金持ちの彼氏がいるから、働く心配もせず、旅行にだって行け、モノだってなんだって買える。
僕は、親がお金もちでいいですねと、彼女たちの一人に言われた。
じゃあ、「彼氏がお金もちでいいですね」、と言われたら彼女は何と答えるのだろうか。
そして、子供が産まれたらきっと羨ましがられるだろう。なぜなら会社員とは違う生き方で収入を得ているのだから、旅行だって行きやすい。それに対して、僕のお父さんはずっと働き詰めで旅行なんて全然いけない。ずるいと言われたら、何と答えるのだろう。
「親が金持ちで塾に行けるのがずるい」というのなら、それもずるいのうちに入るだろう。
誤解して欲しくないのが、僕は彼女たちも100万PVブロガーも嫌いじゃない。ただ、単純に不平等だ。不平等だ。と言い続けた人が、言われる側になった時になんと答えるのかが単純に気になるただそれだけだ。
100万PVブロガーはこう言っていた。「自分が苦労したのだからお前も苦労しろというのはおかしい」と
しかし彼女たちはいう「私たちが苦労してるのだからあなたも苦労しないのはおかしい」と
はっきり言おう。世の中は不平等だ。
世の中そんなものだ。
ブログで100万PVあるのだって、世の中が不平等だから成り立っているのである。誰かが1位になり、誰かが2位になり、順位が付けられ、順位が高いからこそ高いPVをたたき出す事ができ、そして高い収益を上げる事が出来るのだ。
ブロガー100万人が100万PVなんて無理なのである。
人は人生において、限られたカードの中で、どの選択が一番自分にとって幸せなのかを考えながら生きなければいけないのだ。
そして僕は常に思う。
上を見てもきりがないのだから、手の届く範囲で幸せを探すべきだと。